サルバトス・パンチョス

ロサンゼルスからサンフランシスコに飛行機で1時間。
今回の旅の中でもっとも短いフライト時間であった。
明日の公演で南北米ツアーが終わる。
駆け足の2週間であったが、着地の足並みを揃えるようにこちらのブログもリアルタイム性を意識しなければと思いつつも、話はまだメキシコから離れてない。
しかも今回も主題は脱線話なんである。

メキシコのイメージといえば、勝手なイメージで恐縮なのだが僕の場合はこうだ。

ソンブレロにポンチョ、ガットギターを背負った男の履いているブーツのかかとの後ろには用途は不明だが歯車のようなものがついている。


僕のこよなく愛する映画「THREE AMIGOS!(邦題:サボテンブラザース)」のイメージが我ながら馬鹿馬鹿しいとは思うのだが最も近い。

ロバート・ロドリゲス監督作品の方がより近いイメージになるのだろうが、ここはやはりサボテンブラザースを推したい(笑)

こういったイメージを勝手に抱くのは本人の自由ではあるが、しかしながらメキシコという国からしてみれば甚だ迷惑な話だろう。
「ニンジャとゲイシャを観にトーキョーとキョートに行ってスキヤキテンプラを食べたいデース」と言ってる外人に等しい。

言うまでもなく現代のメキシコはかなり近代的だ。
サボテンの荒野と荒くれ者が集うテキーラしか置いてない酒場のイメージじゃないことぐらいは薄々は知っていた(笑)

だが、どうしても解せないイメージの違いが「案外涼しい」ということだった。
地図をみてもメキシコは赤道に近く常夏というよりは灼熱のイメージが強かったので、メキシコシティーに到着して空港を出た時の肌寒さに違和感を感じずにはいられなかった。
おかしい。なぜこんなに涼しいというよりは寒いのだ?(-"-)

現地コーディネーターに聞いたら単純明快な答えが返ってきた。
「標高が高いからですよ」

メキシコシティーは標高2400メートルに位置する首都だったのだ。
富士山の六合目とほぼ同じ高さだという。
これは完全に盲点であった。

そして冒頭に書いた「メキシコのイメージ」は、やはりアメリカとの国境、前回のエントリーで過去の恥を告白したカリフォルニア州との国境ではなく、テキサス州近辺に限定されたイメージなのだろう。

ところでハイド氏とブエノスアイレスで会話していた時に「そういえばさぁ…サルバトスパンチョス覚えてる?」と聞かれてビックリした。
まさに僕も聞こうとしていたことだったからだ。
というよりもチリからアルゼンチンの飛行機の中で僕の脳内にずっと鳴っていた音楽がこのサルバトス・パンチョス唯一のレパートリーである「草原のマルコ」だった。

ここでサルバトス・パンチョスを知らない方のために説明をしておくと、彼らは5人グループで、日本で過去に2回だけ演奏を披露したことがある謎多きバンドだ。
記録によると2006年の4月1日と7月30日だったらしい。

そして彼らはきっとメキシコ人なのだろう。
草原のマルコ、ブエノスアイレスからメキシコへ移動…
VAMPS南米ツアーの伏線がこんな前から張られていたとは!
ただただ驚きである…
フリーメイソンの謎を解くようで興味深いが、もちろん全てこじつけである。

DSC00951.JPG
(スクープ写真:2006年当時、脱ぎ捨てられていた彼らの衣装)

新生サルバトス・パンチョスを見てみたい気がしないでもない(笑)