BACK TO THE FUTURE

大好きな映画である。
ロバート・ゼメキス監督は「私とボブ・ゲイル(脚本家)が死なない限りこの作品がリメイクされることは絶対にない」と言い切っているとか。
それだけ完璧な自信作なのだろう。


普段はゾンビ好きを自称しているが、生涯ベスト3に入る映画である。
1を見たのは高校3年生の時。
あまりの面白さに鑑賞後数日間興奮しっぱなしだった(笑)
PART2と3を見たのがその4年後。
その間も名画座で3回ぐらい見直し、ビデオでも何度も見ていたのでストーリーの細部まで熟知しての鑑賞だった。
おかげでPART2の細かい仕掛けにいちいち反応することができた。
(過去の自分との鉢合わせを回避するための危機感と完璧なカメラアングルはPart1を暗記するぐらい見ていないと全部は理解できないと思われる(笑))

Back-to-the-future-time-circuit-board
ずっと先の話だと思っていた2015年がまさに今なのかぁと思うと不思議に感じる。

Part3の完結編ではこのシリーズの完璧なロジックを改めて念押し、あるいは全否定するようなことを言っているのが興味深い。

「未来は常に変わっていく」ということ。

これはPart2の中でドクが黒板でわかりやすく解説をしてくれている。
改変されてしまった時間の中で何度タイムトリップをしても流れは変えられない。
改変される前の過去に戻って未来を取り戻さなければならない。
BACK TO THE FUTURE、「未来に戻る」という一見矛盾したタイトルがシリーズの中で微妙に意味合いを変えていくのもまた面白い。

非常に複雑な内容なのだが映画はそういった難しさをあまり感じさせることなく、そして微塵の矛盾もなく最後まで完璧に面白く描き切っている。

映画は大団円で終了したが、「今」のすぐ先からは白紙の未来が広がっているというメッセージを強く残してくれた。

昨日公開されたドクのコメントが実に感動的だった。

「なんてことだ 私の計算が正しいなら― 
今は2015年10月21日のはず “未来”がついに来た 
予想とは違うが それでいいんだ 
君の未来にはまだ可能性があるってことだから 
未来は自分で作るものだぞ 毎日を大切にな」」


映画とはだいぶ違う“未来”になったのは、あの1985年から無数にあった分岐点を我々がことごとく別の方向を選んできたから、ということになるのだろうか。


ところで昨日ツイッターでも触れたのだが、ユニバーサルスタジオのタイムサーキット問題について改めて言及しておきたい。

バックトゥザフューチャー・ザ・ライドは「現代」から「未来である2015年」にタイムスリップを冒頭でするのだけども、昨日の午後4時29分以降は「現代」から「過去の2015年」にタイムスリップをするという矛盾が起こるなぁ…と最後に乗った2014年の時に思っていた。
ライドには映画同様のタイムサーキットがフロントに装備されており、現在時刻がちゃんと表示されているのが印象的だったからこそ思ったことだ。

未確認ではあるが、ライドの現在時刻は1991年に変更されたらしい。
苦肉の策ではあろうけれども、2015年が本当に来ることをあまり考えてなかったんだろうなぁ(笑)

公開から30年が過ぎた今も愛されている映画。

Part1を見た当時、高校生だった自分が30年後の今日をどう思い描いていたのだろうか?
まったく覚えていないけれども、その時の空想とは確実に違う未来の今がここにある。