イモータン・JIN

ハロウィンパーティー全公演終了!
毎年過剰に進化し続けるVAMPSの仮装だが、そろそろ頂点なのではあるまいか?(^^;
ここ数年は仮装の着脱に数時間とかかかる本気度で臨んでいるが…

そろそろ「仮装」本来のレベルに立ち返ってもよいのでは?と弱気になる瞬間がある。
たいていは薬品を使って根気よく少しずつメイクを剥がしていたりする最中だ。
つける時のワクワク感とはあまりにも対照的な、地味でつらい時間なんである。

しかしつらかったという「思い」はすぐに「思い出」に変化する。
「つらかった思い出」は「あんときは大変だったよなぁ…」といった武勇伝的な感情に変わる。
当然つらさが持続することもない。

喉元過ぎればなんとやら。

自分にしてもらったメイクの写真を改めて見返す。
たちまち苦労が報われてしまうようだ。

といったメカニズムで本気の仮装は今後も続くのでありましょう(笑)


今日は特に手の込んだ特殊メイクである「大怪我をした腕」と最終日の「イモータン・JIN」の特殊メイクについて紹介してみたい。

MVコスチュームをするのは今回で3回目になるのであろうか?
今年は演出上ハーネスを装着する関係もあって幾分軽装備となった。
現在のVAMPSライヴの僕のコスチュームの原型ともいえるフルバージョンは2014年のハロウィンが今のところもっとも完成度が高いだろう。
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バージョン1。この時からすでに「痛そうな手」をしているのだが、さらにバージョン2ではパワーアップをしてこうなった。

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ほとんど「ヘルレイザー」に登場する「地獄の修道士」である(笑)

そして今年はなぜか両腕を「大怪我」するという設定になったらしい。
なぜそんな目に?
それは僕にもわからない(笑)

特殊メイクチームはノリノリで大量の「傷」を用意して笑顔で待ち構えていた。
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写真中央のI倉氏は「学校の怪談」など普段は映画界で多忙を極めている専門家

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メイクルームの隅にひょいと生首があったりするから怖い。
(これは多分お蔵入りになったタイプ?)

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大きな傷はあらかじめカタが作ってあり、細かい傷は特殊な素材を直接「描く」

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エアブラシや血糊で丁寧に仕上げていく

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どんどんリアルな傷口になってきた

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完成!

全身写真はファンクラブ会報に載ることを期待しよう!

イモータン・ジョーに関してはさらに前段階の工程があった。
ワールドツアーが終了して束の間のタイミングで行われたリハーサル終了後に僕の顔のカタをまず取るという流れから始まった。

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特殊な素材で頭部の型取り。
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鼻の穴以外すべて塗り固められる。結構な恐怖感がある(笑)
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視力と聴覚を奪われること15分、素材が固まるのを待つ
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型取り終了。
この型に石膏を流し込んで固めれば石膏像ができあがり、石膏像に各パーツをジャストフィットさせることで理想のかつらやマスクを作ることができるわけだ。

そ、そこまでしていたの!?
と驚かれている方も多いとは思うが、僕にしたってまさかここまでするとは思っていませんでしたよ!(笑)


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ジャストフィットかつらをかぶり一旦スキンヘッドになってから、ハゲ部分に植毛をしていく。見よ!この生え際のクオリティー!

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この時点でサングラスをするとまんまシェケナベイベーな感じ(笑)

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なにやらアヤシゲなパーツを全身に装着して、メイクもバッチリして…

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割愛っぷりが雑な感じもするけど(忙しくてこの間の写真が撮れなかった)
イモータン・JINの完成!
このあとさらに赤のカラーコンタクトをいれてさらに迫力マシマシになった。

同じく全身写真はファンクラブ会報に載ることを期待しよう!


ハロウィンパーティーは出演者もお客さんも本気で仮装をしてくるビッグイベントだ。
その他の別イベントのお客さんがVAMPSファンのクオリティーに追いつくにはまだまだ数年かかるだろうし、その頃みなさんはさらに先を独走していることだろう(笑)

当然出演者サイドも負けてはいられない!と年々闘志を燃やすスタッフ陣。
本気のスタイリングを仕込んでくるスタイリストのT見氏、どんな無茶振りも可能にしてしまうヘアメイクのA木さん、そして今回フィーチャーした特殊メイクのI倉氏などの神がかり的なスタッフワークに改めて敬意を表したい。

ありがとうございます!

ところで余談ではあるが、イモータン・JINは幕張最終日に2回のやっちマンハッタンをやらかした(笑)

一つめは指示されたタイミングでオルガンの音をだすという段取りで音が出なかった。
これが厄介なことに自分の耳の中ではちゃんとオルガンの音が聞こえていたのだが、自分以外のメンバー含む2万人全員に聞こえていなかったようだ。
どこかのタイミングでデジタルミキサーの設定がセーフティーモードに切り替わってしまったと推察されるが詳細は不明である。ぐやぢい。

二つめは「せっかくだから前に来て」と言われて珍しくフロントに行くことになったのだが、僕とアーリーのつけているイヤーモニターシステムはワイヤレスではなく有線タイプのもの。
ケーブルをはずすと無音になる上に、イヤモニは耳栓のような構造をしているので外の音がほぼ聞こえなくなる。
加えてイモータン・JINのかつらの髪の毛が耳の中に入ってきてしまう関係上本番中はイヤモニが外せないという事情があるのにも関わらず、なんの考えもなしに前に出てしまった。
歩きながら「ところでどうやってコミュニケーションとるんだろうか我々は?」と思ったのだが、考えてみれば2万人を前にしてなかなかキッツイ瞬間である(;^_^A
思った通りHYDE氏がなにかしゃべっているのか、ほぼ全くわからない。

奥の手の読心術を試みたのだが、結果的にまったく見当違いだったようである。
できもしない読心術をするのではなく、自分は今なんにも聞こえてませんよということをアピールすべきだったのだが…あとの祭りである。

ま、どちらもウケたから、いっか!と思いたい(^^;

普通のライヴレポートはしないと公言しているにしても、それにしても…という話ばかりで申し訳ありません(´_ゞ`)ちーん 

次回はせっかくなのでイモータン・JINのオリジナルであるイモータン・ジョーの大活躍する「MAD MAX〜怒りのデスロード」の映画レビューです。