STAR WARS その1

なんばハッチ籠城中であると同時に空き時間とオフ日は来週の準備と来月の準備に追われている日々。
なかなかブログの更新ができない!
この生活パターンでは朝にしか書けないことに気がついたので、夕べは酒を抜き早めに寝てしまい、目覚めて頭もスッキリしたところでブログを意地で書く(笑)

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久々の新作公開となるSTAR WARS。
世の中がにわかにスターウォーズブームに染まりつつある。
過去6作品を全く見ていない人でもなんとなくこのムーブメントを感じていることだろう。
公開作によっての波はあるけれども、やはり今回のビッグウェーブは3回目となるのだろう。

僕の世代にしてみれば、このスターウォーズフィーバー(死語)を最初に経験したのは小学5年生の時だ。
その時の日本の浮かれっぷりを思い出す限り、今年のお祭り騒ぎなんて取るに足らないと断言できる(笑)

最初に言っておくが、僕はスターウォーズというシリーズ映画が特別好きなわけではない。
SFXのクオリティーや様々なアイディア、迫力ある新感覚映像の宝庫であるこの作品、SF好きなら間違いなく食いつくはずなのに、なぜだろうか?

思い当たる節があるとすれば、それはやはりあの映画の影響だろう。

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「宇宙からのメッセージ」
1978年5月公開の邦画である。

深作欣二監督、千葉真一、真田広之、志保美悦子出演とそうそうたるメンバーの映画だが、今ではハリウッド俳優の真田広之氏も当時はまだ新人だったのではあるまいか?
「この映画、とても面白そうだから観に行こうよ!」と友達をけしかけたのはやはり自分だったような気がする。
かくして春日部東部座(とっくに潰れていて今はもうない)にみんなで行く。

初めて見るスペースオペラ!
感動的なストーリーと圧巻のスペクタル映像!
そして魂を揺さぶるような音楽!
僕は早速映画パンフレットを買い求めた。

映画を観た後すぐにやってきた誕生日にはこの映画のサウンドトラックのLPレコードを母にねだった。
感動的なメインテーマや迫力あるマーチをレコードが擦り切れるまで毎日毎日聴き込んだ。
それほどまでにこの映画に心酔していたのである。
(さらなる感動をした「銀河鉄道999」を鑑賞することになるのはここから1年以上先の話だ)


アメリカで大ヒットした「スターウォーズ」なる映画が日本でも公開されたのは1978年夏。
僕が大感動した「宇宙からのメッセージ」公開の2ヶ月後の話である。
加えて埼玉の片田舎の映画館にスターウォーズがやってきたのは11月、秋になってからだった。

「宇宙からのメッセージ」で宇宙モノ映画が大好きになってしまった僕はこの「スターウォーズ」なるアメリカの映画にも大いなる興味を示し、またクラスのみんなにプレゼンテーションをかます。

「絶対面白いから観に行こうよ!」
かくしてほぼ同じメンバーで映画鑑賞会が催される。
今度は幸手劇場(とっくに潰れていて今はもうない)まで観に行く。

そしてスターウォーズを観ている最中から鑑賞終了に至るまで我々は混乱し続けていた。

「この映画って、、、、『宇宙からのメッセージ』のパクリじゃん!!」

なんということだ!

あれだけ話題になっていたスターウォーズはただのパクリ作品だったのである。

なんたることだ!


…もちろんちょっと考えればスターウォーズのアメリカ公開は1977年の話なので、順番的には「宇宙からのメッセージ」が「スターウォーズ」をパクったであろうことは間違いない事実だろう。
※製作者は「偶然の一致だ」と苦しいことを言っていたらしい(笑)

しかし自分たちからすれば当然最初に観た「宇宙からのメッセージ」がオリジナルと感じてしまうのも無理からぬ話なのではないだろうか?

しかし、当時インターネットのない時代であっても、子供ながらに薄々と事情がわかってくる。
そしてその後のスターウォーズの続編を見てみれば、特撮技術などを始めとする全ての面が雲泥の差で圧勝であることもわかってくる。

さらなる悲劇が訪れた。

大好きだった「宇宙からのメッセージ」のサントラまでもがパクリであることが発覚してしまったのだ。
父が日曜の午後に聴いていたFMでたまたま流れていたドミートリイ・ショスタコーヴィチにあまりに酷似していた。
現代になって調べてみるとそれだけでなくメインテーマまでもエンニオ・モリコーネのもろパクリであることまでわかってしまう。

すべてがパクリの映画だったのだ!
なんてインチキな映画を愛してしまったんだ!俺は!

完全にスターウォーズが正しかった。

それはわかっている。

わかってはいるのだが、可哀想な斉藤少年はその後「スターウォーズ」を見るたびに「宇宙からのメッセージ」が頭の中にチラついて集中できなくなるというトラウマを背負うことになるのであった。

僕がスターウォーズをイマイチ好きになれない理由にはそんな悲しい過去がある。
驚くなかれ、この呪縛から逃れられるのはエピソード1(1999年公開の4作目)劇場鑑賞まで待たねばならなかったのだ。

多くの女性にとってはまるで興味ないであろうジャンルの映画であることは重々自覚しつつも、その時の感動に続く(笑)

余談にはなるが今回のエントリーの中心であった「宇宙からのメッセージ」は現在「トンデモ映画」としてかなりの高評価を得ている。
不名誉な高評価には違いないだろうが、こうして37年の歳月が経った今でもたくさんヒットするというのは、ある意味凄い映画でもある(笑)