凍りつくような…

前回の怪談シリーズがなかなかの好評をいただいたようで嬉しい限りだ。
ホラー映画やゾンビ映画は嫌いでも、怪談にはついつい耳を傾けてしまう人は多いらしい。
都市伝説なども含めいろいろ研究をしたらさぞかし興味深い分野なのだろうなぁと思う。
しかし本腰で取り組んだら、もはや怖い思いは避けられないだろうからあまり深入りする気はない(笑)
幽霊の存在を信じる信じないは別にして、心霊現象そのものが怖いか怖くないかと言えば、僕は断然怖いのだ。
 
今日は凍りつくような怖い話から発展して、氷の話をしてみたい。
尻取りコラムはいつまで続くのか?(笑)
 

 
頂き物のサーモスの保温マグカップを気に入って使っている。
 
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名前入りである♪
 
一般的に保温カップは温かいものが冷めにくくなるという利点があり、実際僕もコーヒーやお茶を入れて飲んでいたのだが、先日晩酌をするときについ面倒くさくなってこのマグカップに氷を入れて「バーボンオンザロック」を飲んでいた。
 
普段心にユトリがあるときは、ハイド氏から誕生日にいただいたバカラのグラスで優雅に飲んだりしているのだが、やはり酒の味は器で変わるのである。
そればかりか酒の飲み方やテレビの内容までも微妙に変わってくる。
ちょっとアダルトな気分でグラスと氷の重なるカラン♪という音を楽しみながら「ナショナルジオグラフィック」を見たりする。
うん、優雅でイカしてるぜ俺とまでは思わないものの、なぜかややドヤ顔だ。
このスタイルで「マツコ有吉の怒り新党」を見たりはしない(笑)
 
そういった意味ではこのサーモスのマグカップで飲む酒というのはイマイチ雰囲気は出ない(;^_^A
ついつい「ホンマでっか?」の録画を見るとかのかなりフランクな空気になってしまうが、まぁ比較的日常の一人テレビ晩酌といえば圧倒的にこちらの過ごし方が多いのもまた事実だ(笑)
要するに自分としては何の問題もない。
 
「サーモスで酒飲んで何が悪い!」
 
と、半ば開き直って飲んでみたのだが……
 
異変に気がついたのは2回目のおかわりをしたとき。
つまり3杯目なのだが、氷があまり減ってないというか、まだまだ原型を留めているのである。
いつものグラスだったらコースター必須の汗かき状態でとっくに氷も追加している状況だ。
 
んん?
 
酔っ払った頭で考えるが、酔っ払っているのであまり早く回転してくれないというかほぼ動いてくれない(;^_^A
 
「うん、まぁいいや」とその日は寝てしまったのだが、翌日の朝起きてシンクにそのまま置かれていたマグカップを見てビックリ。
マグカップの中の氷がまだ溶けずに残っていたのだ!
 
ええええ!
 
少なくとも放置してから6時間は経っていたはずだ。
これは一体どうしたことか!
 

保温機能は温かさはもちろんだが、冷たさもキープしてくれる。
そんなことは知っている。
魔法瓶……今思えばなかなかファンタジーな昭和のネーミングだなぁと思いつつ、夏場の麦茶は保温機能サーバーに入っているのを知っているし、もっといえば自分自身もここ数年はサーモスの水筒に水と氷を入れて持ち歩いてもしていた。
保冷機能を知らなかったわけではない。
 
しかしだ。
魔法瓶に酒を入れるという発想はなかった!!
 
サーモスマグで焼酎やウイスキーのロックを飲む利点を順を追って箇条書きで挙げてみる。
 
・常温の酒が氷と溶けて微妙に薄くはなるが、氷点ギリギリまで下がると氷の溶解も止まる。
・氷はほぼ溶けずに安定している。
・ロックという飲み方は氷が溶けることで少しずつ酒が水っぽくなっていくのだが、あまりというかほとんど薄まらない。
・おかわりを継ぎ足せば当然また氷は少し溶けるが、思ったよりは溶けずにずっと残っている。
・溶けにくい丸氷2個でロック並々3杯楽勝でいける。
・結露をしないのでコースター不要。
 
ちなみに上の写真を撮ったのが22時24分で下の写真が23時23分。
 
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1時間経っても氷の形はあまり変わっていない。
 
この素晴らしいマグカップはそんなわけで朝はコーヒー、昼はほうじ茶、そして夜は焼酎やウイスキーのロックと大忙しの稼働率で使うことになったのだが、お酒用に別の色を新たに購入してもよいのではないか?と思った。←好きにしなさい(笑)
 
追記:わたしはサーモスの回し者ではない(笑) 
 

 
ここで唐突に僕が実践している溶けにくい氷の作り方講座を披露してみたい。
 
一つは、最近の冷蔵庫の製氷機能には「溶けにくい透明氷モード」というものがあって、お酒専用の氷を作れるのだけれども、やたら時間がかかるのが難点。
大体3日かかってようやくコロコロと出てくるような感じなのだ。
 
もう一つは、ニトリや東急ハンズなどで売っている「丸氷製氷機」を利用する方法で、単純に大きい氷は溶けにくい。
 
 
ではこの二つを組み合わせたらどうだろうか?というのが考案のポイントだ。
 
氷は急速に凍らせたものはすぐに溶け、ゆっくり凍らせたものは溶けにくくなる。
また急速に凍らせた氷は白くなり、ゆっくりと凍らせた氷は透明になる。
ゆっくり凍った天然の氷を使ったかき氷だと頭がキーンとならないという特性にもなにかしらの関係があるような気がする。
 
氷の性質で面白いのが0度以下なら氷のままを保っているという点だ。
つまりマイナス1度でもマイナス20度でも氷は氷である。
 
こういった氷のメカニズムを一歩踏み込んで解説すると…
マイナス1〜5度程度の環境で凍った氷は、凍っていく過程で水の中の気泡がすっかり抜けることにより限りなく純度100%の水で作られる透明な氷になるのに対して、マイナス20度環境だと気泡が抜ける前にすぐに凍り始めてしまい、結果空気ごと凍ってしまうので白くなってしまうのだ。
 
つまり凍っていく過程にかかる時間で氷の色、すなわち密度が変わる。
空気がたくさん混じっている氷ほど溶ける速度も早くなるというわけだ。
結論としてもっとも重要なのは「凍っていく過程にかかる時間」となる。
ジワジワと凍らせることができるのならば、それこそが「理想の氷」となるのであろう。
 

そこで利用したいのが、最近のちょっとイイ冷蔵庫にならたいてい搭載されている機能である「弱冷凍」や「微冷凍」といった機能。
 
これはマイナス3〜10度程度の温度を保つという機能で、各メーカーほぼそれ専用の室が用意されている。
ここに丸氷製氷機を入れてジックリ凍らせるのである。
この方法だと丸くて大きくて溶けにくい氷をさらに密度の濃い透明な氷に昇華させて作ることができるのだ。
2〜3日かかるのは冷蔵庫の「溶けにくい透明氷モード」同様なのだが、さらに大きくて溶けにくいスーパー氷になってくれる。
 
尚、現在凍らせ方も研究中である。
上の写真の丸氷はまさに研究途中の氷で「24時間弱冷凍で凍らせた後に普通の冷凍庫に移して24時間凍らせた氷」だ。
いかんせん酒飲みなもので氷の需要は多い(苦笑)
市販のロックアイスと併用しながらも、究極でありながらもっとも短時間で作れる溶けにくい氷を開発する日々なのである。
 
こういうことには労を惜しまないヒマな性格をしている自分なのだが…
 
……それがなにか?(笑)
 
 
※尚、各メーカー各用途で専用室の弱冷凍の温度は異なると思われる。
我が家の三菱電気製の「弱冷凍機能」だと3日目に完成する感じなのだが、実際マイナス何度であるのかはわからない。
実践してみようと思われた方はいろいろ試してみてほしい。
 
最後に0時28分の氷の状況をお伝えしておく。
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丸氷2個で2時間3杯を十分いけることを再確認した。
 
このスーパー氷サーモスマグの組み合わせはまさに鬼に金棒となるだろう。
 
しばらくは病みつきというか、もはやサーモスのロックが今後の人生の定番となりそうな飲み方になる予感をヒシヒシと感じているのだが、唯一の欠点を挙げておくとするならば……
理屈的に氷の溶ける量がかなり少ないということは……
限りなくこれは……
ロックというよりはストレートに近い飲み方となってしまうことだ(笑)
 

酔っ払い注意!