たとえ話

このブログをマメに読んでくれているみなさんならお気づきかもしれないが、“たとえ話”という手法を好んで使う自分がいる。
 
状況をわかりやすく別の話に例えるだけのことだが、多くの人にとっておそらくは劇的に理解しやすくなると思われるので、積極的に用いるようにしている。
2K〜4K画面の解像度を砂粒の大きさに例えたり、決まりごとの例えに時代劇の定番パターンを当てはめてみたりといった感じだ。
 
さらにまるで関係ないような飛躍したところから話をはじめて最終的に二つの話をくっつけるといった例え方も好きである。
砂の城作りとゾンビ映画といった組み合わせや、銭形平次とデスノートの組み合わせなど、話の導入部分では完全にあさっての方向からはじめていつのまにか着地させる、というやり方だ。
 

ブログの文章はやりやすい。
読者の方も興味のない話ならばスルーすればいい話であるし、興味があれば半信半疑で読み進めてもらえばよい。
書いた文章を読んでもらうという手段は、情報の流れが一方通行となるのでコントロールをしやすい。
 
 
しかし会話の中にまじえる“たとえ話”というのは、結構難しい場合が多い。
二人での会話ならばまだ流れを掴みやすいのだが、例えばZEPP楽屋内でする3〜5人の会話となるとかなり難しくなる。
 
というのも“たとえ話”というのは、考えようによっては一旦話をぶった切るような流れを生む作用があるからだ。
 
ゾンビの話題をしている時に「ところで海水浴に行った時の砂浜での遊び方だけどさ、」と切り込むのは掟破り級の流れの断ち切り方となる(笑)。
飲みの席でのグダグダした中でなら全然アリなのだが、シラフの時となると雑談の中であっても少々やりにくい。
強行したとしても容赦なく却下される場合が多い。
「なに関係ない話始めてるの?そうじゃなくてさ」とせっかちな御人は“たとえ話”を許してくれず、強制的に話を打ち切られてしまうことが、ままある(笑)。
 
 

 “たとえ話”でもう一つ難しいのが「たとえる内容はその場にいる全員が知っているべき置き換えであること」が前提条件となる。
 
例を一つ挙げてみよう。
「プリングルスのキャラクターが村さん」というのはVAMPSファンクラブイベントの1コーナーのリハーサル時に「練習問題」として出題されたのだが、これなどはメンバースタッフ間で爆笑の渦となった。
 
「出されたお題を想像して笑ったら負け」という人気コーナーである。
しかし知らない人にとっては「ナンノコッチャ?」といった話である。
 
 
そういったおいしいネタをリハーサル時に持ってきたスタッフも心憎いが、つまりはそういうことである。
“たとえ話”のレベルは話す人によって変わることを意識しなければならない。
 
※村さん……VAMPSツアーを仕切っているとても偉い人。SMC社長。
 

 
僕がこよなく愛する「うる星やつら2〜ビューティフルドリーマー」という映画の設定はこんな“たとえ話”が設定の根幹となっている。
 
「もしも亀を助けたのが浦島太郎一人ではなく村人全員だったら?村人全員が竜宮城に行き、そして揃って村に帰ってきたら、それでもやっぱり何百年も経っていたことになるのだろうか?誰一人そのことに気がつかなかったとしても」。
 
理解困難な映画前半の状況設定が、この“たとえ話”一つでサッと光が差し込むように見えてくるのが面白い。
ちなみにこの映画の英語字幕版を見ると「Urashima Taro…Japanese Rip van Winkle」と出てくる。
 
リップヴァーンウィンクルといえば我々の世代の憧れだった松田優作主演作品「野獣死すべし」で室田日出男演ずる刑事を追い詰める狂気的名シーンで、やはり“たとえ話”として使われている。
そしてこの話に出てくる「ラム、コアントロー、それに、レモンジュースを少々」という配合で作られるウィンクルが飲んだカクテルの名称が「X・Y・Z」、すなわち「最後に飲む一杯」いう意味を持ったお酒で、映画の中でもこの意味を絡めた緊迫感のあるシーンとなっている。
 
さらにこの「XYZ」は漫画「シティーハンター」に出てくるメッセージで……
話が脱線し続けそうなので今日はここで止めよう(笑)。
 
 

といった感じの当ブログではあるのだが、今日は中間発表。
去年の8月4日(6月65日)に開設をして、今日のエントリーで第100回となりました。
 
いいのか節目の回がこんな内容で?(笑)
 
allegory2
 
今後ともよろしくお願いします(^^)