バイキンマンと大和田常務

はっ!( ̄□ ̄;)!!
なかなかブログを更新できないでいた。
今日は珍しく時事ネタを取り上げてみたいのだが、例によってかなりひねくれた方面から話は始まる。
 

バイキンマンを知らない人もあまりいないとは思うが、一応説明をしておくと「それいけ!アンパンマン」に出てくる悪役キャラクターである。
 
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悪役とはいっても牧歌的な内容のアニメなので、いうほど悪いことをしているわけではなく、たいていは「食べ物を横取りしようとする」程度の悪さをしようとしてアンパンマンにやっつけられてしまうという感じだ。
心底性格が悪いわけでもなく仲間思いの一面もあったりするので、実のところ主な視聴者である幼児がバイキンマンのことを本気で嫌っているとも思えない。 
 
 
もう一人のキャラクターの大和田常務。
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こちらは2013年の高視聴率ドラマ「半沢直樹」の悪役である。
ドラマの中ではラスボス的存在で最終回で最後の対決をするのだが…
 
主人公の「倍返しだ!」がもっとも有名なセリフでありその年の流行語大賞にもなっているわけだが、もう一つの強烈な印象はやはりこの大和田常務を演じた香川照之氏の怪演っぷりであった。
ぶっちゃけ約3年経った今、覚えている要素はこの二つだけだと言い切って差し支えない(笑)
 

さて、
「バイキンマンと大和田常務の共通点を述べよ」
という設問の答えをピンと思いつく方はいるだろうか?
 
○個性的な悪役
 
という点では一致しているものの、あまりにキャラが違いすぎる。
しかし僕はどうしても彼らが同じカテゴリーに属する悪役に思えてならないのだ。
 
銀行員の不正融資やらの複雑な物語の中での悪役なのだから、当然悪事の目的は「大金を横領すること」となる。 
しかし調べてみると大和田常務はほとんどお金を持っていなかったことが最終回で発覚するのだ。
数億円の不正をしていることは明らかなのになぜ?
 
バイキンマンの悪事とはスケールも方向性も全く異なる。
当然まるで違うキャラでしかなさそうなのに、このエントリーの着地点はどこ?(笑)
 
ここで別の角度からスッと光が差し込む。
 
大和田常務は自分の欲望を満たすために不正をしていたわけではなかったのだ。
見栄っ張りで商才のない奥さんが起業をしては失敗を繰り返しており、その資金を不正融資し続けていたのだ。
自分の能力のなさに気付こうとせずにお金を湯水のように使い続ける奥さんのプライドを保つために、大手銀行常務のポジションを利用して巧妙な手口で着服を重ねていたことがわかってくる。
 

一方のバイキンマンはどうだろうか。
彼は実は結構めんどうくさがりで、悪事を積極的にするタイプではないように見受けられる。
たいていは「おなかがすいたけどめんどくさい」とか「俺様暑くて何もする気がおきない」といった感じで能動的に悪事を思いつくような性格をしていない。
 
では誰がそんなバイキンマンを悪事に走らせているのだろうか?
 
ドキンちゃんである。
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彼女のわがままに「しょうがないなぁドキンちゃんは……」と渋々従って犯行に及ぶという流れがバイキンマンの悪事の源泉だ。
(バイキンマンとドキンちゃん、ジャムおじさんとバタ子さんの関係はいろんな憶測が飛交いつつも永遠に謎のままである)
 
今回のエントリーを書くにあたりアンパンマンをHuluで見直したりWikipediaを読んでみたのだが、驚くほど緻密な世界観が設定されており実に調べごたえがあったというか、かなり熟読してしまった(笑)
 
つまりバイキンマンにせよ大和田常務にせよ、私利私慾にまみれて悪事をしていたわけではない。
愛する人、愛する家族を満足させるための悪事だったのだ!
 
家族を守るためなら犯罪をも厭わない!
 
状況が変わればこれは非常に頼もしいカッコいいセリフにもなりうる。
「ウォーキングデッド」の主人公リックは家族のためになら躊躇なく人殺しだってしてしまうのだが、それを正義だと感じられるのならば「バイキンマンは悪だ!」と言い切ることはできないのではないだろうか?
 
 

ここでようやく時事ネタに移らせていただく。

われらが都民のトップである東京都知事の舛添要一サン問題である。
 
「えええ!そこに着地するの!?」
と思ったあなたはまだまだこのブログの性質を理解していない(笑)。
 
現在次々といろんな不正や横領まがいの事実が発覚し続けている舛添サンのわけだが、一方では「不正のほとんどが家族サービスに使われていた」ということがわかってきている。
無論美術品の購入といった私利私慾の疑いのかかったものもあるにせよ、湯河原の別荘通いや正月早々温泉旅館会議、自宅兼事務所のメンテナンス費用などなど……
すべてが家族ぐるみというか…
「過剰すぎる家族サービスを公金を横領してまでやっていた」というイビツな見方をすることもできるわけだ。
 
もちろん許されるべきことではない。
一納税者である自分としては当然憤慨もしている。
 
だけども世の中の多くの不正のメカニズムというのは、案外こんなものなのかもしれないなぁ……と今回改めて思ってみたりもした。
 
「舛添要一謝罪の瞬間、妻はママ友たちと4650円セレブランチ」
 
この「女性自身」の記事を読んでバイキンマンと大和田常務の顔が浮かび上がった自分の脳みその構造もどうかとは思うが、自分の中では実に整合性が取れているので納得はできている。
 

 
私にエジプトをくださいませ。
 
の一言でカエサルやアントニウスの心を動かし、結果としてエジプトとローマの歴史そのものを大きく動かしてしまった女王クレオパトラのような凄いスケールの女性もいるように、人間の世の中はつまるところ女性に支配されている。
 
バイキンマンと舛添サン、ドキンちゃんとクレオパトラにも共通点があるという強引な結論ではありましたが、ご静聴ありがとうございました(^^) 
 
念のため言っておきますけど……
真剣な反論はしてこないでくださいね(笑)