マヨラー

以前某氏と話をしていたときに「調味料の重要度は?」というお題になったことがある。
 
「しょうゆ、塩、……マヨネーズ?」
 
「え?そこでもうマヨネーズですかい?他にもありそうなものでしょう?コショウとか砂糖とか……」
 
「料理を作るとなるとそうかもしれないけど、食卓に置く調味料となるとコショウよりもマヨネーズの方が使用頻度が高いかなぁ?ワサビはそりゃ刺身のときは使うけれどもマヨネーズよりも重要じゃない気がする」
 
と言われてふと考え込んでしまった。
 
確かに調理に使うなら砂糖やみりんや料理酒の頻度の方が圧倒的に高いし、ぶっちゃけマヨネーズを大量投入して作る料理なんてマカロニサラダかポテサラぐらいしか思いつかないような気もする。
しかし食卓で使う調味料となると、汎用度の高さからの重要性という観点で考えても、マヨネーズはかなりの上位に食い込んでくるような気がしてきたではないか!
 
ソース、ポン酢、七味唐辛子、コショウ、ワサビ、カラシ、各種ドレッシングなど、食卓で使う調味料は数多くあるが、
むうう……自分の中でもマヨネーズはかなりの重要度であったことを知った。
 
もしも無人島に持って行ける調味料が3つだけだったら?
僕もマヨネーズを入れるのかもしれないなぁ……
 
そんなことを思ったのが10年ぐらい前だっただろうか。
それまでは全く自覚のなかったマヨラーだったが、今はライトミドル級程度のマヨラーの自覚があるかもしれない。
 
今回はマヨネーズについて無駄に考察してみたい(笑)。
 

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マヨネーズの製法は案外シンプルである。
 
卵と酢と油を混ぜるだけといったら大雑把すぎるが、それに塩などの調味料を数種類のみ加えただけの食品である。
 
卵と酢と油がどういった比率で作られているのかは知らないが、殺菌力の高い酢と元々腐りにくい油で卵成分が覆われて守られているのでバクテリアの繁殖が起こることもなく常温保存でも腐らない。
 
現在市販されているマヨネーズはJIS規格で定められた成分での製法しか認められていないため、保存料や着色料といった添加物は一切使われていない。
そういった意味ではドレッシングなどよりも素性の知れた食品であると言えるだろう。
 
食べ物にやたら厳しいマンガ「美味しんぼ」でマヨネーズが高評価を得ているのも、マヨラーとしてはなんだか頼もしい(笑)。
 
なお「ノンオイルドレッシング」という一見ヘルシーそうに思える商品が数多く出回っているが、油の代用として果糖ブドウ糖液糖といういかにも太りそうな「糖」の字が3つもつく成分が使われているのは見逃せない。
 
また「カロリーハーフ」と呼ばれているマヨネーズも「マヨネーズ風ドレッシング」となりマヨネーズとは異なる食品に分類される。
前述のJIS規格の規定外となってしまい、カロリーが半分であるにも関わらず糖分や塩分はマヨネーズよりも多くなるというなんとも矛盾した食品なのだが、案外知られていない。
 
もっともマヨネーズにしても油にトランス脂肪酸が含まれているという指摘もあったりするので完全に手放しで喜べる食品というわけでもないらしい。
 
僕個人的には程度の問題こそあれ許容範囲内だろうと思っているのだが、興味のある方はさらに調べられてみるといいだろう。
 

次にマヨネーズがもっとも誤解されている「コレステロールの摂りすぎになりそう」というイメージだ。
これなどもコレステロールというものを詳しく調べてみると意外なことがわかってくる。
 
まずコレステロールというものは人間が生きていく上で必要なもので、食品からの摂取がなければ生合成、つまり体が自らコレステロールを作り出して一定量を保つように働く。
口から入ってくれば合成量を減らして調節をする。
つまり「コレステロール値が気になるから…」とガマンしたところで足りない分は体が作るのだから同じことなのである。
 
また「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」という呼び方が広く知られているが、これにしてもコレステロール自体は同じものであってイイモンと悪いモンの2種類がいるわけではない。
 
体にとって良い作用と悪い作用という意味合いで区別されているだけのことで、例えるなら「抗生物質は悪い細菌を死滅させるが腸の中の有益な菌も死んでしまう」とか「エアコンは熱中症を防げるが自律神経失調につながる」とか「お酒を飲むと気持ちよくなるが飲みすぎると気持ち悪くなる」といった話だと思えばいい。
 
なお、1日の摂取量上限にしてもよほどのマヨラーでご飯から焼き魚からカレーライスから味噌汁にまでドボドボマヨネーズを入れるウルトラヘビー級でもない限り、そこまで意識する量でもなさそうだ。
 
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また、こういった摂取オーバー値などの多くは某肥満大国の小山のようにお太りの方(失礼)の特殊な異常値であったり、あるいはラットが死ぬまでの過剰投与を続けて「ほら死んだ!有害だ」といった極端な実験結果から導き出された結論などが含まれていたりすることも結構多いそうなのだ。
 
単純に我々日本人でそこまでの無茶をしている人はほぼいないようにも思うので、こういった学術的根拠というのも参考程度ぐらいに思っておくのがよさそうである。
 
参考資料ページ
 

難しい話はここまで、以下は柔らかい話題となる(笑)。
 
マヨネーズの汎用性の広さはとにかく素晴らしい!
 
苦手な人にとっては「なぜだろう?なぜかしら?(-“-)」と悩みそうなバリエーションの豊富さと言っていい。
 
僕はライトミドル級程度のにわかマヨラーではあるのだが、たいていの食品に合ってしまうと思っている。
ほうれん草や小松菜のおひたしにもマヨネーズというヘビー級まではいかないが、魚とマヨネーズの一見気味の悪い相性の良さが好きだったりする。
 
アタリメにマヨネーズと唐辛子は定番の食べ方だが、自動的に干物系に限らず魚とマヨネーズは合う。
シシャモや小魚系はもちろん、アジの干物や塩サバであってもなぜかマヨネーズは合ってしまう。
 
「美味しんぼ」のエピソードで美食家の海原雄山を「!!!」と驚かせたのは確かカツオのたたきにマヨネーズというシロモノであったと思うのだが、たいていのサシミにもマヨネーズ(+しょうゆ)は合ってしまうらしい。
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(衝撃を受ける海原雄山氏)
 
「しょうゆ+マヨネーズ」という組み合わせはもはや食卓の定番になりつつあるのかもしれない。
ツナ缶、ワカメ、しいたけ、お餅、納豆、白身魚のフライ、おでん、野菜天、海苔、ハンバーガー、、、自分ではやったことのない例も多いが…ってか、
 
えええ?おでん?海苔ぃ?(^^;
 
マヨラーとしてはまだまだ半人前であることを知る(笑)
 
VAMPSの打ち上げ時では結構お高そうな割烹料理店などで出される「出し巻き卵」であっても「あのぉ…」とマヨネーズをリクエストしてしまう邪道な食べ方が好まれており、やや背徳感ありきで食べていたのだが(笑)、世の中にはまだまだツワモノのマヨラーが闊歩しているらしい。
 
みなさんの珍マヨネーズ例も教えてくださいな(^^)