10年ぶりの…

久々のヒットが突然きた。
 
ギックリ腰である。
 
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経験したことのない方は、その言葉のお茶目っぷりにいまひとつリアリティーを感じられないのではないだろうか。
一方の西洋では「魔女の一撃」と言われるほどに悪魔じみた恐ろしい言葉だというのに(笑)。
 
以前も書いたことがあるが、僕は15歳の時からの腰痛歴34年を誇る。ちっとも誇れないけど。
 
「あ、これはダメだ。久々の重症級だ」と朝起きてすぐにわかった。
こうなったら慌てず騒がずとにもかくにも安静である。
 
僕は第3、第5椎間板ヘルニアという厄介な症状を併せ持っており、10年前にはかなり真剣に手術をしようか悩んでいた。
結局決断つかずにウジウジしていたら治ってしまい、それ以来この時ほどのひどい症状にもならずに済んでいた。
 
まさに天災は忘れた頃にやってきた。
 
ちなみに10年前にMRIで腰回りを撮影してもらったことがある。
写真がたまたま出てきたのだが……げ!撮影日は8月1日。
10年前の今日MRIを撮っており、10年後の今日にギックリ腰になったのか…
たまたま偶然だけど、因果なことである。
 
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写真の黒いデッパリがいわゆるヘルニアという症状。このデッパリが神経を圧迫して激痛を引き起こしているらしい。僕の場合はそれが2箇所ある。
 
 
人それぞれによってギックリ腰も感じ方が違うかと思われるが、僕の激痛を言葉で表現してみると……
 
背骨と背骨の間に細い針が10本ぐらい入ってしまい、身体を動かす度にそれらの針が痛感神経に突き刺さって激痛が走るような…とにかくつらい痛みだ。
 
身体の動かし方にもよるけれど、刺さる針の本数や位置が毎回変わり、身体を動かしてなくてもフェイントで強烈な痛みがやってくるような恐怖の時間に突入する。
 
しかしジッとしているわけにもいかない。
同じ姿勢はどうしたってできないし身体も凝り固まってくるので、寝返りを打つように姿勢を変える。
ソロリソロリと横向きから身体を起こし、ソロリソロリと反対側を向こうとするも無情にもビキッ!と電気が走るような激痛に継ぐ激痛が腰周辺を襲う。
この激痛ポイントはとにかくパターンが読めないし変化していくので運頼みでしかないように思う。
 
 
かがむ、振り向くといった行為ができないので顔を洗うのも一苦労だし、尾籠な話ではあるがお尻を拭く姿勢なんてまずもってできない。
ウォシュレットの普及した今はまだ良いものの、つい20年ほど前はギックリ腰安静中にキレの悪いのをしてしまったりしたときは情けなさと惨めさで一人トイレの中で「トホホホホ…」としょんぼりしていたものだ(笑)。
 
背骨の中の針感覚は日数経過で少しずつ本数を減らしていき、順調であれば数日で痛みはなくなる。
しかし運が悪いと一ヶ月経ってもまだ3〜4本残っていることもある。
2005〜2006年の最悪の時は驚くなかれ、最後の1本がなくなるまでに実に1年3ヶ月を要した。
 
ギックリ腰とはかくも恐ろしい症状なのだ。 
 
 

もしもあなたがギックリ腰になってしまったら?
 
慌てず騒がずとにかく安静第一である。
患部を十分に冷やすことがなによりも大切だ。
湿布は初期症状にはほとんど効果がないので冷やすのはとにかく氷が基本となる。
 
アイスノン、保冷剤などをタオルでくるみ、患部にあてて腰ベルトなどで固定をし、時々位置を変えながら患部全体をまんべんなく冷やす。
 
1〜2時間毎に中味を入れ替えながら患部の発熱をとり続ける。
それだけで痛みの大部分を抑止することができる←ちなみに僕はイマココ
 
運が良ければ明後日ぐらいには治ってくれると思う。
 
が、運が悪ければ10年前のように年内はおろか来年の秋までずっと痛みに苦しめられるかもしれない。
 
と、ここまで書いてブログとしてエントリーするのもどうかと思ってきた。
BeastParty前に余計な心配をしてもらうのも心苦しい。
 
なので、このエントリーは完治したらめでたくアップすることにしよう。
 
なお、蛇足ながら現在二日間の禁酒に成功している。
さすがに飲む気にはなれない(^^;
結論として休肝日となっているが、こんな達成感のない休肝日はちっとも偉いことをした気になれないのが残念である。
 
2016年8月2日
 

ようやくこのエントリーを公開できる日がやってきた。
 
つまり完治したんである!(喜)
 
この1ヶ月間、座薬と飲み薬とコルセットと湿布などの多重対策を取り、少なくともライヴ中には痛みを感じずに済むようにしていた。
 
誰もこんな状況だったとは気がつかなかったでしょー?(笑)
 
今回の腰痛は案外しぶとく、丸々1ヶ月の長きに渡って苦しめられた挙句、9月2日に再発、さらに悪化という実に悲惨なダブルパンチを喰らった。
 
観念して先週MRIを撮ってきたところ、第3,4,5椎間板のヘルニアであることが判明した。
なんか10年前より増えてるし!
 
しかし整形外科のセンセーいわく「まぁ49歳という年齢を考えると普通というか、特別なことではありません」と突き放されてしまった(笑)。
 
このセリフは聴力検査や視力検査を受けた時にもほぼ同じことを言われており、早い話が「加齢による身体のポンコツ化」が比較的正常に進行しているだけの話らしい。
 
あきらめなさいということなのだろうか?
 
……
 
納得いかん(笑)
 

といったわけで今回のブログの内容は1ヶ月以上前のギックリ腰なりたての頃のトホホな状況の日記から始まっているのだが、完治した今、当時の痛みを思い出すのが難しい。
 
痛みがひいた今となってはもはや「細い針が10本ぐらい入ってしまい、身体を動かす度にそれらの針が痛感神経に突き刺さって激痛が走るような痛み」がどうにもピンとこないのだ。
 
つい先月地獄の苦しみを味わっていた自分自身の痛みだというのに。
まさに「喉元過ぎれば…」である。
 
自分の味わった痛みですらそんなものなのだ。
他人に痛みを伝えることはさらに難しいということになるのだろう。
 
 
なお、再々発したらさすがに恥ずかしいし間抜けなので、観念して腰周辺のリハビリと再発防止に向けての簡単な筋力トレーニングとストレッチを日常の習慣として組み込むことにした。
残りの人生の日々の数分間、おそらくは合計5分に満たない時間ではあるけれども、腰痛にならない軽微な努力をすることにした。
 
自身の戒めも兼ねて、恥ずかしい内容ではあるが公開に踏み切る。
 
これに懲りたら日々の数分間を怠けずちゃんとケア意識を持つんだぞ!俺!