(とどめ)
警察に捕まる
(とどめ)
毎日ぐらいの更新を目指していた今期ワールドツアーであったが……
無理無理!(笑)
メキシコでゆったりオフ日がありニューヨークに到着したその日も移動日でゆったりとした時を過ごし、翌日もホテルをチェックアウトしたのは13時。
そこからが怒涛のスケジュールであった(笑)。
アメリカのライヴハウスは「入り時間」が遅い。
14時にならないと中に入れてくれないので、その時間帯に合わせての一日となる。
機材をコンテナ車から降ろし搬入、そのままステージにセッティングをしてサウンドチェックへの流れなのだが、元々少数精鋭のスタッフではあったが今回さらに減り、我々サポートメンバーには「自分の楽器は自分で組むべし」という業務が課せられる。
しかしビビることはない。
ここ数年ぬくぬくと人に任せっきりであったのだが、本来僕は機材の搬入搬出セッティングの異常な速さで一目置かれたローディー時代を通っている。
まだまだ現役でも通用するに決まっている(・∀・)
……返す返すも甘かった(´_ゞ`)ちーん
ピアノが重い!キーボードスタンドの継ぎ目に手を挟んで痛い!シンセもしっかり重い!ケーブルが絡む!まつる!ケースの蓋が頑丈でなかなか開かなくて腹立つ!ってかどいつもこいつも重い!腰によくない!
ってか誰よりも自分のセッティングが一番信用できない!
搬入搬出時も重いケースはさりげなくスルーし、運び甲斐ない軽いものばかりを目ざとく選んで持つ。←ズルいと思われるかもしれないが長年の機材運搬経験者としては、シロートさんに下手に重いもの持たれてケガされるよりも手間だけは同じだけかかるそういった小物を選んで運んでもらった方が双方にとって益があるのである。
こうした流れを経てようやくサウンドチェックが始まるのだが、今回のFOH(Front Of House)のローガン氏はなかなかにアーティスト肌の男で、自分のペースで音作りをするタイプのようだ。しかもモニターエンジニアを兼任もしているので単純に倍の仕事量だ。
さらにはオープニングアクトに1つもしくは2つのバンドも入っているのに加えて入りは14時となると、これはもうなかなかの激戦を経ての本番となる。
初日は19時ぐらいまでVAMPSの作業が押してしまい、CitizenZeroの持ち時間はほんのわずかとなってしまったが、同じことはVAMPSも去年経験済みだ(笑)。
幸いライヴ自体が始まるのが遅いのでなんとか成立してはいるが、当然終演時間も遅くなり、機材を片付けてコンテナ車に積み込みが完了すると夜中の1時を回っているなんてことになり、さらにはそこからシャワーを浴びて次の会場まで数百キロのバス移動となると…これはなかなかにハードなスケジュールとなるのだ。
と自分で書いていて「すげーな俺ら」と感心してしまったのだが、去年のSIXX:A.Mのツアーを経験しているからなのか、あの時ほどの過酷さを感じないのも事実だった。
仕事量はいろいろと増えているのにも関わらず、
人間、慣れの生き物なのですなぁ。
そしてカナダへの越境は陸路。
自分の経験でもメキシコの苦い思い出をした時ぐらいだと思う。
昨日一昨日あたりにスーパームーンが話題になっていたが、こちらは時差の関係で約半日遅れでやってくるスーパームーンだったのだが……
そんな日々を送っていたのでメンバー全員完全に見逃すの巻。
一日経った「やや惜しかったスーパームーン」を眺めながらバスとホテルの間を往復したぐらいだ。
さらについ先ほど、カナダから再びアメリカに入国する国境近辺で明け方の大きな月をバスの中から見ることができた。
ヒューロン湖とセントクレア湖の間に位置するサーニアという場所の国境。
厳密にはスーパームーンではないのだろうけど、明け方にここまでクッキリと見えるほぼ満月は今まで見たことがない。
そして夜明け。
DAWN OF THE VAMPS
起きていたのは僕だけだったけど(笑)。
バスは国境を越え69号線を西に向かってシカゴへ!
トロントからの総距離は835Km!
……ってか間に合うのか!?
以前「いかにバス泊が快適であるか」をお伝えした。
夢のように快適なベッドの話
僕にとってはとても相性の良いツアーバスのベッドなのだが、その快適性は健在であった。
今朝目覚めた時の爽快感を箇条書きで伝えるならば
◯昨夜の時差ボケがウソのようだよ
◯だって8時間完全爆睡だよ?
◯しかも腰痛まで治っちゃったんだ!
これのどこが箇条書きだ(笑)
仰向けになって寝るだけで腰が痛くなってしまう僕なのだが、バスのベッドではおもいっきり仰向けで寝る。
頭のてっぺんから足の指先まで心地よく伝わるタイヤからの振動。
バスが停まっている時はエンジンの振動や発電機の微振動が絶えず全身をマッサージしてくれているようだ。
人によっては煩わしく感じるらしいのだが、僕にとっては夢のように快適なベッドであることを改めて強調したい。
そして、快適とはいえ狭い車内のロビー。
メンバー間の距離も縮まるように思う。
普段している雑談もより親密に(バカっぽい)、より細かな(くだらない)話題になっていく。
この空気感が好きだ。
しかし今日のロサンゼルス公演が終わると次はメキシコに空路で移動となり、バス泊はしばし中断となる。
Wi-Fiがあまりに低速でパソコンが使えないのでiPhoneでの投稿にトライ。メチャ手間がかかる上に写真の向きもおかしいぞ?後で直しておきます。
チームVAMPS、無事サンフランシスコに到着。
問題なく…と言いたいところだが、我々の見た目は少々不良っぽい。
目立たなないように長袖のシャツ等を着ているとはいえ、どの御仁もモンモンが見え隠れしている。
そんな我々が入国審査通過後に出口近辺でモタモタしていたものだから…
当然目をつけられる。
僕一人だったら絶対にスルーできる自信があるのだが、この集団は少々目立つ(特にドラムの人とベースの人)。
呼び止められいろいろ聞かれ疑われなかなか通してもらえない。
焦燥してようやく空港を出られたのは約1時間後。
なんだよもー。
そして我々を迎えてくれたのは……
バス!
アメリカ横断バスアゲイン!
前回とは微妙にタイプの異なるバスだが基本は同じだ。
バス車内に入って思わず言ってしまった一言は…
「ただいま」
だった(笑)。
ベッドが12にロビーが2つ、トイレは大禁止。そして現時点では冷蔵庫にはビールしか入っていなかった(笑)
今回はメキシコとカナダを挟むアメリカツアーなので全箇所をバスで回るわけではないが、野郎同士のバスツアーが再び始まった!
といった感じで今回のツアーはテンポよく短めの内容でサクサクと更新できたらなぁと思います。
久々のVAMPS海外ツアー!
ここ数年長時間フライトの時は快適性重視で上下ジャージというリラックスしまくった軽装で空港に向かう(笑)。
空港でチェックインしたらすかさず航空会社のラウンジにしけこむ(僕らはエコノミークラスでの移動が基本なのだが、これだけたくさん飛行機に乗っていればそれなりのステータスまでランクアップしてしまう(笑))。
機内食よりよほど美味しい食事やお酒にありつけるのだが、本日のフライトタイミングは微妙だ。ここでガッツリ食べるのもよいのだけどもいかんせんお腹が空いていないのでそそられない。
とりあえずチーズを肴にビールを飲もう。
幸せ(^^)
飛行機の中で何をしようかな?
今回は暇つぶしをあまり用意していない。
飛行機の中で仕事ができるような準備もしてあるけれども、到着してから集中してやった方が間違いがない。
うん、遊ぼう(笑)
何して遊ぼうかな?
なんて考えながら無言で飲むビールが幸せでたまらない。
周囲も静かで居心地がいいので3杯目のビールいってしまおうか。
おかわり〜
普段は長文傾向のブログですが、たまにはSNS以上にリアルタイム感丸出しもいいかな〜?と思いました。
では行ってきます!(^^)