0–01・「短期間で楽に痩せられる」は本当か?

今回から『楽痩せ』第0章の内容抜粋を順次していきます。
尚、Kindle電子書籍版は「縦書き表示」となります。
スマートフォンにせよタブレットにせよ、比較してみるとやはり縦書きの方が圧倒的に読みやすいからです。
しかしこのブログは横書きなので、こうして見ると妙な違和感はありますが内容は同じです。
 縦書きの文章作法としての「段落」とか「一字下げ」などがそのままこの横書きにも適用されているので、普段のブログとはやや雰囲気が異なりますが、あまり気にしないでください。文体も丁寧です(笑)。
 


  
 巷に溢れているダイエット方法。
「飲むだけで痩せる」「短期間で痩せる」「楽々痩せる」「画期的に痩せる」
 魅惑的なあおり文句のダイエット広告を街中やネットのバナー広告、新聞雑誌テレビ等々…
それらを見ない日はほぼないと言ってよいでしょう。
  
 しかし実際の成功者はと言えば、広告の中のビフォーアフターの人ぐらい?、少なくとも私は身近で見たことがありません。
 果たしてそれらの簡単そうなダイエット方法は本当に効果があるのでしょうか?
  
 予想外にも答えはおそらくYes
私はそれらの商品がインチキだと言いたいわけではありません。
 もしも本当に正しい手段で定められた期間きっちりと実行すればそうなるのだと思います。
しかし成功者が極端に少ないので、全体的なイメージとして「効果がない」と思われてしまうのでしょう。
  
  
 さて、どうやら痩せたい人の多くが「楽して」と「短期間で」というワードに敏感なようです。
逆に言えばこの2つのワードのないダイエット方法は敬遠されがちのようにも思えてきますが、果たして短期間で楽して痩せる方法なんてあるのでしょうか?
  
 これも文脈の流れ的には予想外のYes
  
 あります。
  
 ありますが、短期間で楽して落とした体重は同時に短期間で簡単に元に戻ってしまいます。
  
  
 最も身近でわかりやすい「楽して短期間に痩せる」方法を一つ挙げてみると…
1食2食の食事を抜きさえすれば簡単に1~2キロ落ちます。
48時間断食をすれば3~4キロ、人によってはそれ以上落ちます。
が、次に食事をすればたちまち1キロ戻ります。
数回食事をすればすっかり元に戻ります。
 以上、最も簡単な「痩せても戻る」でした。(笑)
  
 つまり、少々手の込んだ何かをしようとも人間の身体は元に戻ろうとする性質を持っています。
ダイエットを意識している時はこの「元に戻ろうとする性質」が嫌なものに感じてしまうものですが、特に意識していない普段の時も、食事して一時的に増えた体重がいつの間にか「元」に向かって減ってくれているわけです。
 悪いところばかりに目を向けるのはフェアではありません。
  
 確かに食事制限は有効な減量手段ではありますが、極端な制限をしてしまうと人間の身体の「元に戻ろうとする性質」にひねりが加わり「元を維持しようとする性質」に変化します。
 今まで多すぎるぐらいに入ってきていたカロリーが急に入ってこなくなると、慌てた身体は蓄えられた脂肪分が減らないように保とうとします。
我慢すればするほど痩せにくい体になっていき、身体はひたすらカロリーを切望します。
 そして少量のカロリーが摂取されると全てを無駄なく身体に染み渡らせようとするわけです。
  
 乾いたスポンジに水を垂らすようなものですね。
  
 こうして痩せにくく太りやすい体を作ってしまうのが「間違った食事制限」の基本形と言えるでしょう。
  
 これこそが多くのみなさんが繰り返している「ダイエットにトライしてガマンしたけれども結局はガマンが続かずに挫折してリバウンドしてさらに一回り太ってしまうメカニズム」の正体なのです。
  
 ダイエットをつらく感じるモヤモヤがこういった身体の「枯渇した欲望」から発生するものだとしたら、ガマンすればするほどに身体はそれに抗い失敗するよう自らをそそのかし続けるのかもしれません。
  
 ではガマンをせずに痩せる方法はあるのでしょうか?
  
 あります。
  
 早速最初の答えを書いてしまうと、短期集中勝負を仕掛けないことです。
  
 5キロ先のゴール地点に全力失踪で駆けていってスピードを落とさずに最後まで完走するのは至難の技ですが、小走り程度だったらかなり楽に、歩いて行くだけならほぼ確実に誰でもゴールすることができるでしょう。
 短期間でゴールしなければいけない理由なんてありませんし、全力疾走することで成功率が低くなるだけならば、小走りだって歩くのだっていいのではないでしょうか?
  
 そしてこの5キロを体重の5キロに置き換えてもほぼ同じことがいえるのです。
ゆっくり確実に誰でも痩せられる手段はあります。
しかしダイエットとなると、なぜかみなさん全力疾走の方法ばかりを模索したがるようです。
  
「一刻も早く痩せたい」「1ヶ月後の夏が来るまでに痩せたい」と自らに無茶ぶりを強いているように思えます。
  
結論:短期間で痩せられる方法はあるが、その方法は楽ではないし成功率は著しく低い。
  
まずはこの高すぎるハードルを取り去りましょう。