シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽

今回は主に自慢話中心の内容となるので、自慢話が嫌いな人は読まないほうがいいです(笑)
 
 
渋谷にあるオーチャードホールにて催された贅沢すぎるコンサートを観に行った。
今から20年前に同施設で開催された「エヴァンゲリオン交響楽」の時、僕はコンサートスタッフとして従事していたのだが、今回の企画では僕の出番もお呼びもかからなかったので(笑)、ゲスト指揮者である和田薫さんにチケット確保のお願いを図々しくさせていただいた。
S席14,000円は金額だけを見ると高いが、コンサートの内容を考えると十分安い。
なにしろ東京フィルハーモニーのオーケストラが100人に、新国立劇場合唱団100人、それに日本を代表するスタジオミュージシャン(山木秀夫さん、高水健司さん、今剛さん、宮城純子さん)でバンド構成もされているのだ。
そんなミュージシャンが束となってゴジラとエヴァの音楽を演奏しまくるのである。
これは観に行くしかない。
 
そうだ!
心の師匠である鷺巣詞郎さんを驚かせよう!
いきなり挨拶したらビックリするだろうか?
でも、もしかして忘れられてしまっているかも?
もう15年近くお会いしていない。
 
なんて葛藤をしていた翌日、まさしく15年ぶりに当の鷺巣さんから連絡が来る。
「おージン、お前まだエヴァ好きか?リハから観においでよ。ついでにステージ上の機材のこと一緒に考えてくれ」
 
ビックリさせるつもりだったのに100倍ビックリさせられるの巻(笑)
 
といったわけで20年の時を経て再び声をかけていただき、急遽またスタッフとなったのである(どどーん)
 
しかしコンサートは純粋にお客さんとして観たかったので、和田さんにキープしていただいたチケットはそのまま購入をしてリハーサルとゲネプロをウロチョロする権利をゲットした。
たまにはこんな役得があってもバチは当たるまい(´∀`)
 
というわけでリハーサル日。ちょっとした体育館ぐらいある某所のオーケストラ用のスタジオに行くと、広いはずのスタジオが狭く見える。
そりゃそうだ。200人近くの構成のオーケストラなのだから。
 
(リハーサルの時からドレスやタキシードを着ているわけではありません(笑))
 
オーケストラのリハーサルは効率の良いタイムテーブルが組まれており、主に金管や木管といったパートに極力負担がかからないような順番で曲順が組まれているらしい。
休憩の合間にはバンドだけのリハーサルといった感じで淀みない進行をしている。
 
しかし今日一日しかないリハーサル、初見演奏だというのにこの完成度の高さはどうしたことか。
初めてその曲の譜面を見ていきなりここまでの表現が出来てしまうものなのか!
クラシックの人って本当に凄いんだなぁと呻いてしまう。
(後から聞いたのだけども、日本人オケの初見演奏能力は世界的にも特に優れているそうだ)
 
大満足のリハーサル見学を終えて和田薫さんと談笑をしていると、女性奏者の方に話しかけられた。
「あのーJINさんですよね、やっぱり?」
……東京フィルハーモニー内にもブラサカさんがいました!(・∀・)
「僕がここにいたことはナイショにしておいてください」とその時は言っておきながら今自分でバラしてどうする(笑)
 
その後近くのイタリアンで軽い打ち上げ。
久しぶりに鷺巣さんとその周辺の懐かしい方々や新しい面々と一緒に飲まさせていただく。
歌手の高橋洋子さんともたくさん会話をすることができた。
 
しばらくすると背の高い人がスッとお店に入ってきた。
白髪交じりの髪の毛に特徴的なメガネ……
 
えええええ!?
庵野監督本人であった!
 
どどど、どうしよう!(゚Д゚ )( ゚д゚) 
 
しかも鷺巣さんに「せっかくだからいろいろ聞いちゃいなよ」と水を向けられ、監督本人に質疑応答する権利をゲットする。
最近イマイチなことばかり続いていたから、たまにはこんな役得があってもバチは当たるまい(´∀`)
 
みなさんなら監督に何を聞きますか?
ゴジラのこと、エヴァのこと、次回作のこと、過去作品の疑問の数々、自分がいかに昔からファンであったかも伝えたい。
それこそ高校生の頃からの30年間の思いが脳内をグルングルン巡る。
 
実のところ、旧劇場版のレコーディングスタッフをやっていた時にも監督と会話をしたことはあるのだが、その時は業務的な内容のやりとりだったので、仕事に徹してファンであることをアピールしなかった。「さすがだプロの俺」と褒めたいところだが、それから何年にわたって後悔し続けたことか!(笑)
 
あの時からの積年の恨み……じゃなかったアツい思いを今こそ炸裂させるのじゃ!
 
ここは自慢話のテンションを一気にヒートアップさせたいところであるが、、、実際のところは満足なやりとりすらできなかったような気がする。
心の準備ができてなさすぎた。
 
それでもいくつかの質問に対して監督本人の口から明確な答えをいただくことができた。幸せである。内容は秘密である(笑)
 
さらに調子付いて「あのー明日にはシン・ゴジラのブルーレイが家に届くと思うんですけど…あのぉそのぉ」
とわかりやすくサインをおねだりしてみる。
「いいですよ、次回の打ち上げがチャンスタイムですね」と言われて舞い上がり、興奮冷めやらぬまま帰途につく。
 
明日はゲネプロだ。
 
(自慢話はまだ)つづく。