オーチャードホール

昨日からの続きである。
「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽」の現場にまんまと潜入した僕は、大手を振って堂々と会場内を見学しまくる。
大好きすぎるこの二作品の交響楽を、練習から会場内での本番を想定したリハーサル、そして本番までをしっかりと瞼に焼き付けるべく、全神経を集中させるのだ。
 
 
オーチャードホールは3階建て構造のとても天井の高いホールだ。
1階と2階では音楽の聴こえ方が全然違うし、また一般的なロックバンドの音などは想定されていない構造をしているので、サウンドチェック時にドラムやエレキギターの音作りに苦戦をしているようだった。
クラシック専用のホールというのは、もう建物自体が一種の楽器のようなもので、小さな音でも共鳴して大きく響かせるような効果がある。
直接音や反射音、残響音といったものが渾然一体となり、独特な音となる。
僕は普段ZEPP東京のような大音量を前提とした反響の少ないライブハウスの音に慣れているので、残響音のやたら長いこういったホールの音はなんだかとてもゴージャスな気持ちになれるようだ(笑)
 
しかしドラムの音などは巨大な音になってしまい、オーケストラのバランスが取りにくくなるのだ。
音を封じ込めるアクリル板だけでは足りず、結局ドラムの山木さんは透明なテントにドラムセットごと入ってもらうことで解決したようだ。
 
そしてオーケストラの不思議というものも感じる。
例えばグロッケンという楽器を中学校の音楽室で叩いたことのある方も多いかと思われるが、100人のオーケストラの中の1パートとして鳴る鉄琴の音色が、大ホールの中で実に豊かな音色となって曲の中でバランスよく映えわたる。
そんなに大きな出音とも思えない楽器なのに、不思議だ。
 

本番は2階席の後方での鑑賞となったのだが、ゲネプロの時に見ていた1階席よりもむしろ音量が大きく感じた。
これもまたクラシックホールの摩訶不思議の一つなのかもしれない。
 
そして、エヴァやゴジラの映像をスクリーンで見ながら聴く生演奏。
200人編成のオーケストラサウンド!
 
ただただ圧巻!
背筋がゾクゾクするような高揚感。
 
エヴァの初登場シーンや暴走シーンや弐号機のモードビースト、あるいはゴジラ上陸であったり、ゴジラが怒って本気を出す“あのシーン”であったりの、魂を揺さぶられるような名場面と名曲の数々。
まさに失神寸前の神がかり的なコンサートでした!
 
行ってよかった!
 

さて、コンサートの感想という大義名分を果たしたところで、ここからはまた自慢話となるのだが(笑)、まずは何といってもシン・ゴジラの登場人物の中で僕的に一番印象的なキャラクターであった「泉修一政調副会長」である松尾諭さん。
彼が司会進行を林原めぐみさんと一緒にしていたのだが、その松尾さんとお話をする機会に恵まれた!
 
シン・ゴジラの泉修一とは、ふてぶてしいまでに溢れ出る自信に加えて野望みなぎる若きエリート官僚で、巨大不明生物特設災害対策本部のメンバーを自らの人脈を駆使して集めた実力者であり、主人公の良き理解者ともなる重要な役どころなのだが、どこか憎めない「人柄の良さ」が滲み出てもいるキャラクターだ。
 
「まずは君が落ち着け」や「出世は男の本懐だ」などの台詞にしびれた方も多いことだろう。
そんな難しい役をやってのけた松尾諭さんは日に焼けているのか、なぜか黒かった(笑)
「どこからどう見ても実在する官僚にしか見えませんでした」と感想を述べたら「実際はこんなんですみません」と謝られた(笑)
 
しかし…僕はシン・ゴジラを見るずっと以前から彼のことを知っているような気がしていた。
それこそ10年以上前から、とてもよく知っているキャラのような気がしていたのだが……
打ち上げの翌日になって判明した。
 
TVドラマ「電車男」での毒男(どくおとこ)の一人「ザスパ」こそが彼だったのだ!(数十人いるネット住人の一人ではあるのだが、温水洋一サンや塚地武雅サンに勝るとも劣らない印象的なキャラを松尾さんは12年前に好演していた)
 
(「電車男」初登場シーンと思われる第1話)
 
なんてことだ!
DVDボックスを購入し、何度も何度も通し見をしたドラマの印象的な役を演じていたことに気がつかないとは!
なんたる不覚!
しかも松尾さんにそのことを伝えられていない!
 
というわけで誠に勝手ながら自分のブログにこういったアピールをしておくことにする(笑)
 
打ち上げ会場では今回の指揮者である天野正道さん、僕が長年お世話になり続けている和田薫さんといったアカデミックな面々に混じって、「お国柄による世界各国のオーケストラ事情」といった貴重な内容の話をたくさん伺えた。幸せだ。
 

さて、宴もたけなわ。
残すミッションはあと一つ。
 
先ほどからターゲットはロックオンしている。
僕の左後方、距離にして約5メートル、パターン黒、監督を肉眼で確認しまくり。
あとは、いつサインをもらいに勇気を奮って接近するかだ。
 
小心者で気弱な僕はさっきからずっと踏ん切りがつかないでいた。
いつスッと帰られてしまうかもしれない。焦る。
 
…またもや心の師である鷺巣さんに頼ることにする(笑)
 
鷺巣さんが庵野監督に話しかけたタイミングを見計らって背後から一気に急接近!
「鷺巣さん、シン・ゴジラのブルーレイを持ってきました!」
「おぉ!一昨日の約束を果たさないと。ねぇ監督」と言っていただける。
我ながらカンペキな作戦だったぞ!
というか、鷺巣さん素敵すぎる(*´艸`) 
 
そして、、、いただきました!
ええええ!?こんなに手間暇かかるサインしてもらってよろしいのですか?
しかも「製品にサインする第一号ですよ」と言われる(*´艸`) 
ありがとうございます!
 
 
庵野さんと鷺巣さんのダブルサインに加えて、天野さんと和田さんのダブル指揮者サイン、そして松尾さんのサインまでいただけて、僕のシン・ゴジラブルーレイボックスは国宝級の宝物となりました。
 
これは誰にも貸せませんよ(^^
 
というわけで二日に渡って自慢しまくったのですっかり満足です(笑)
昨日から別現場に入っており、コンサートの最終日を観ることができなかったのですが、もちろん最高の演奏だったことでしょう(^^
 
鷺巣さん、天野さん、和田さん、東京フィルのみなさん、新国立劇場合唱団のみなさん、バンドのみなさん、東海大学マーチングバンドのみなさん、林原めぐみさんと松尾諭さん、そして庵野監督をはじめとする関係者各位のみなさん、お疲れ様でした!
そしてありがとうございました!