虹色ドーム

25th.L’Anniversary LIVEに行ってきた!
 
これまでも度々ラルクのライブは観させてもらってきているが、2015年のラルカジノには行けなかったので、個人的には2014年3月、極寒の国立競技場でのライブ以来3年ぶりとなる。
え?ちょっと待て?極寒だったのは味の素スタジアムだったっけ?どっちも寒かった?うん寒かったよね(笑)
 
ところで今回の度肝を抜いたステージセット。
アレを見て僕は真っ先にアレを思いました。
中国の巨大バス構想です。
(後に詐欺事件に発展したアレ)
 

僕が初めてラルクのライブを観たのは1997年12月23日の「リインカーネイションライブ」だが、さらに僕自身がメンバーに初めて会ったのは、このライブの約半年ほど前となる「虹」のプリプロダクション以前、活動休止中の水面下でのリハーサルスタジオでの音合わせの時だ。
そう、僕の中で今年は20thラニバーサリーでもあるのだ。
 
「ニジューネン」と言葉として発するには1秒に満たないが、「ニジューネン」とは年月に換算すると約20年に匹敵する(笑)
まもなく50歳になろうとしている僕が、信じられないことに当時は20代として生きていたぐらいの歴史がある。
関係者席内でも「いやぁ生で見るのは15年ぶりですわ」といった会話が繰り広げられており、このバンドの歴史、25年やってきたことの重みや凄さが伝わってくるようだ。(久々にプロデューサーの岡野ハジメ氏にお会いしました♪)
 

(「ark」「ray」のN.Y.マスタリングにどういうわけだかなぜか同行させてもらった当時のワタクシ(DEBU) 
 
ハイド氏本人もMCで「25年経った今もこんなに多くのお客さんが観に来てくれることに感謝しています」といったことを話しておられた。
観に来るみなさんも相当凄いが、やはり続けてきたという事実がなによりも貴重なのだと思う。
 
 
僕の人生の中で、これほどまでに小気味のよい快進撃で社会現象を次々と巻き起こし、歴史を塗り替え続けてきたその雄姿を、至近距離かつ目の当たりに見てきたバンドもない。
もはや僕個人の感想や経験を言ってるわけでなく、ラルクのようなバンドは後にも先にもありはせず、つまりラルク以外に存在しようがない。
 
 
「虹」からのお付き合いとなるラルクなのだが、当時僕は彼らのことをよく知らないまま仕事をしていた。
前述のスタジオ作業の後、アルバム「HEART」の制作にも参加することになったのだが、メンバーの印象は「みんなメチャカッコイイし演奏もメチャウマイけど、静かで物腰の柔らかい青年達だなぁ」ぐらいのものだった。
ミリオンヒットのシングルを出しているという予備知識は当然あったが、なんというか…どこか現実感が伴っていなかったように思う。
それほどまでに彼らは寡黙で普通の人にしか見えなかったのだ。
 
合宿レコーディングで某所リゾートスタジオに数週間篭って録音する日々も、東京のスタジオに戻ってからダビングを重ねる日々も、彼らは「キラキラ輝くスター」というよりは「情熱と才能に溢れた若きミュージシャン」としてしか見えていなかったし、それはそれで何ら間違っていない見方だとも思っているが(笑)、
つまり僕の中では、彼らのもう一つの側面を完全に見落としていたままのお付き合いが数ヶ月継続したことになったのだ。
 
映画「ローマの休日」に例えるならば、王女の素性を知らないままうっかり数ヶ月の間一緒に仕事をしていた新聞記者のような、まるで似て非なる筋書きとなるのであろうか(笑)
 
なのでアルバム制作中に当時のマネージャーに「今度の復活ライブは東京ドームに決まったんですよ」と聞いたときも、正直な話「え?東京ドーム?そんな大きな会場でやっちゃって大丈夫なの?」と失礼千万なことを思ってしまったものだ。
コアなみなさんならご存知の通り、リインカーネイションライブは数秒間でチケット瞬殺完売!(チケット争奪戦は今回と同じく20年間何も変わっていない)
 
改めてラルクの人気、期待感が尋常ではなかったことが浮き彫りとなった。
しかし当時の僕はそんな凄い事実を次々と知りつつも、どこかでまだ現実感の伴っていない出来事のように捉えていたのではなかったのだろうか?
当日東京ドームの中に入って、5万人がパンパンに詰め込まれた状況を見てもなお、まだラルクの本当の正体に気がつかないままだったように思う←
 
「しまった!ラルクってば凄い人たちだったのか!」
 
とひっくり返る思いをしたのは、客席が暗転した瞬間の悲鳴にも近い歓声の、その音量だった。
僕の人生の中でかつてこれほどの“歓声のるつぼ”にいたことがなかったのだ。
そして演奏が始まりメンバーの姿が見えたときのさらなる歓声は、誇張表現でなく「演奏音が聴こえなくなるぐらいの」輪をかけた凄まじい声量となった。
 
僕は感動を数十段階飛び越えて、まずは恥ずかしくなった。
「ヤバイ!俺タメ口でこの人たちと普通に接し続けていたぢゃないか!知らなかったじゃ済まされないぞ…」
と青ざめた。(実際は知らなかったで済まされた(笑))
 
というよりなんというのだろうか……
「極上のドッキリカメラを仕掛けられていたような気分」にさせられたのも事実だった。
普通に仲良くなって一緒に接していたトモダチが、実は今をときめくロックスターだったみたいな?
そんな出来過ぎたシナリオをほぼ素のままで過ごしてきたような?
それはそれでなんと貴重な経験をしたのだろう。
 
舞い上がる羽根を見ながら「虹」が胸に、そしてラルクというバンドが自分の人生に刻み込まれていくようだった。
 

そんな体験をした東京ドームから20年。
同じ場所での25th.L’Anniversary LIVEである。
僕がどんな心情で今日のライブを観てきたか、想像つくであろうか?
 
な〜んて思わせぶりなフリをしておきながら……
実はおそらくはみなさんと同じ、曲を聴くごとにその当時がフラッシュバックし、曲を聴いていた時の心情も同時に脳内に現われる。
そして今東京ドームでその曲を聴いているリアルな状況もまた同時に自分の中に刻まれていくことを客観的に見ているような……
 
大好きな音楽、そしてライブ、なんと貴重な機会なのであろうか。
明日からまた頑張れる。頑張ろう。
 
(何人かには気づかれたけど、案外普通に客席の中で観てました(笑))
追記:関係者席は「ボックス席」「音質重視席」「雰囲気重視席」といったいくつかのパターンがあり、今回僕が座らせていただいのは「雰囲気重視席」となります。自分でチケット手配したわけではありませんよ念のため(笑) 
 
 
……しまった!
 
今日のライブレポをしようと書き始めたのに、中国バスのくだりだけであとは全部昔話になってしまった(笑)
しかもじんわりと余韻を味わいつつほろ酔いで書いている。
胸熱で眠れないのだ。
 
「真実と幻想と」のイントロギターで涙腺崩壊しました!
 
唯一のライブレポは一行のみとする(笑)