徹底攻略Part2

本番の2〜3時間前。
時差ボケはとっくに解消しているはずなのに、なぜかこのタイミングで一度眠くなる。
普段ならガマンして起きているところなのだが、今回は素直にゴロンと寝転がってみる。
すぐそこにベッドがある利便性、瞬時に仮眠の取れる素敵な環境、やはり寝台バスは魅力的だ!
 
しかも今回のツアーは嬉しいことにホテル宿泊も割と多い。
ホテルの快適性を享受しつつも要所で寝台バスの魅力を再実感できる。
日替わりでそれぞれを楽しめるような感覚だ。
 
そして2年前の北米ツアーとの一番の違い、
それは……
 
バスが全然壊れないこと!
バスがとても清潔なままのこと!
 
外観はだいぶくたびれているし、内装もかなり懐かし目のセンスをしているのだけれども(笑)
キチンと手入れがされ整備がされメンテナンスが隅々まで行き届いているのだ。
※昨日のオフ日もOTTO氏はバスを洗車していた。
 
ふとトータル走行距離をみたらば……驚くなかれもうすぐ100万マイル!
160万キロは地球40周分!
バスドライバーのOTTO氏にはただただ感謝である。
(メチャいい人そうでしょ?(^^)
 

3.後部ロビー
二つあるロビーの後部はコの字形のソファーをしている。膝を寄せ合って座るといった感じで少々狭いのだが、これはこれでなかなか快適で楽しい。
そしてAVアンプにTVモニター、さらにはブルーレイプレイヤーや今となってはレアなPS2(初めて見た赤モデル)などで遊ぶこともできるが、実際に遊んだことはない。
……というかTVモニターは既に連絡板としてしか機能していないようだ(笑)
 
4.キッチン周り
前部ロビーにあるキッチンには電子レンジと電気ケトル、それにKEURIG社のコーヒーメーカーがある。たいていの簡易食品に対応可能だ。特にK-CUPというカートリッジ方式のコーヒーメーカーはこちらではとてもメジャーで、最近はホテルや楽屋でもよく見かける。簡単で美味しい。ちなみに24杯分で1,000円程度、日本と比べるとだいぶ安いなぁ。
そして電子レンジ。アメリカの電子レンジはかっこいいのだけども使い方が難しそうだ。しかし焦る必要はない。テンキーの1から5まではどのメーカーも大抵は「1分〜5分のワンタッチ加熱」となっている。が、それ以外の使い方はよくわからない(笑)
 
5.荷物
この辺りからいよいよマニアックな話になっていくのだが…バスに寝泊まりしつつもホテル宿泊もあるという生活パターンで大変なのが、荷物の出し入れだ。
普段はスーツケースの中に荷物全部を入れておくのだが、油断しているとライブ会場目の前の路上でスーツケースを広げなければならないといったケースも起こり得るので、なるべくなら数日分の生活道具一式をあらかじめバス車内の自分のベッドの中に入れておくのが望ましい。
そこで必要なのが「振り分け」である。
滅多に使わないもの、こちらで買ったオミヤゲ等はスーツケースに入れてしまって基本は荷台に積みっぱなしにしておく。
狭いバス車内で効率良く自分の荷物を把握するために用途別に分けておくと大変便利なのである。
 
そしてバスとホテルへの荷物の移動は小分けされたバッグを、さらに大きなバッグにまとめて入れて運ぶ。
テックのaキラ氏考案のこの方式は実に画期的だ。
IKEAの巨大青エコバッグなどが向いているが、僕はマネK君を倣って巨大なトートバッグを現地調達した。
 
 
「着替え」の中はさらにTシャツ、パンツ、靴下とそれぞれ別の袋に入れてあり、「バスアイテム」には仕事時のクルーTシャツや緊急用の着替え1回分、サーモスマグやタオルや各種充電器やケーブルが入っている。
「薬&洗面類」には痛み止めや湿布、マジックソープ、太田胃散から新ビオフェルミンS(R-1の代用として今回採用)、爪切りやシェーバー、歯ブラシに綿棒なども入っている。
自分の中で恒例となっている「旅に一つ無駄に持参するアイテム」は今回「オオトリ様の指人形」にした。今のところはまだ使わずに済んでいる(笑)
 
 
6.特殊ルール
共同生活をするにあたって様々なルールが暗黙のうちにできあがっていく。
そのごく一部を紹介してみよう。
 
指定席……特に決まりがあるわけじゃないのだけれども、不思議と定位置が決まっていく謎。
 
空ビン空ペットボトル……ただちにゴミ箱に捨てること。各テーブルの転倒防止のドリンクホルダーが少ないため。
 
前後ロビーのドア開放禁止……カップ麺等の匂いをベッドゾーンに漂わすこと不届き千万(笑)
 
立ちション禁止……揺れるバス車内のトイレは座ってすることこれマスト。でも何人か守ってない。
 
といった男所帯でムサいバス生活と思われがちだが、案外規律正しくなんとなくの秩序が保たれながら続いている。
「全行程の3分の1経過!」といった残り日程も毎日欠かさず指折り数えている(笑)
戦争映画や刑務所映画でお馴染みの「除隊や出所までの待望のカウントだが、わかる気がしなくもない(笑)
早く終わって欲しいけどいつまでも終わって欲しくない気もする。
とはいえすぐに日本での日常が恋しくなってくる。
 
もうすぐ半分だ。
長いようで短いようでやっぱり長いよバスツアー、、、
 
 
To Be Continued!