シャワー

ライブ後の汗を流したり、寝る前にその日一日の疲れを落としたり、あるいは出発前にキレイになってこれからの一日を爽やかに過ごすためなどに日頃から欠かせないお風呂やシャワー。
 
そして、大陸横断バス生活を続けていく上で最も困難を極めるのがお風呂タイムである。
 
ホテル宿泊時であればさしたる問題はない。自分の浴びたい時間に浴びたいだけ浴びられる。
VENUE(ライブハウス)にシャワーがある場合、これにはやや細いルールが加わる。自分たちがメインアクトの時は基本的に本番終了後からVENUEが閉まるまでの間に順番に入ればよい。
しかしサポートアクトの場合はそういうわけにはいかない。当然メインアクトの本番が終わればメインアクトの方々がシャワーを浴びだすからだ。
なのでサポートアクトの時は、自分たちの本番が終了し、機材の搬出をしてバスに積み込んでからメインアクトのライブが終わるまで、のごくわずかな時間で効率よく浴びていくしかない。
次の会場でも浴びられる保証のないシャワーなので浴びられる時はみな必死だ(笑)
 
そして会場にシャワーがなく、移動行程的にホテル宿泊もできない場合ということもまま起こる。
そういった時にとるのが「停泊」というスタイルだ。
バスを停めドライバーさんにホテルで仮眠を取ってもらう間に我々も部屋をいくつか取って交代でシャワーを浴び、さらに時間にゆとりがあれば部屋でまったりとテレビでも見ながらビールを飲んでいると次第に心地よい眠気が……そのまま深く眠りこけ目覚めてみたらばバスは遥か彼方に移動した後であった……となるのも怖いので、決して一人でまったりしてはいけない。
危ないと思ったらバスにいれば間違いない。
 
 
さて、そんな貴重な時間を提供してくれるシャワーではあるのだが、、、トイレに続いてアメリカのシャワーに文句を言いたいことがいくつかある。
 
 
1.なぜ壁から生えている?(-“-)
 
日本のシャワーといえば大部分がシャワーホースの先にシャワーヘッドが付いているという形状をしている。身体中どこでも自在にシャワーをかけることができて大変便利である。
もはや当たり前すぎてその利便さを我々日本人は忘れている。
一方海外のシャワーというのは、多くの場合壁からニョキッと生えていて非常に扱いづらい。
細いことを言えば逃げようのない狭いシャワーブースの中で、最初にシャワーが出る瞬間の冷たい水を回避しなければならない無駄なアクションをするのもイヤだ。
 
2.温度設定と水量調節、え?(-“-)
 
普通シャワーといえば、水圧と水温の調整がそれぞれ別にできるようになっているはずなのだが、海外のシャワーノブはどうしたわけだか水圧と水温が同じ向きでしか調整できない。
水からお湯に水温が上がりながら水圧も同時に上がっていく。
つまり「水圧の低いお湯」や「水圧の高い水」を出すことはできないということになるのではないか?
そもそも水圧がかなりいい加減な感じでノブをひねるとまずジャーと水が出てきて適当に水温が上がっていくという感じで、水圧自体はほとんど変わってないような気がする。
 
しかも日本の水系のノズルは共通右回しなのだが、どうもアメリカはそれすらも曖昧というか、左回しのものがあったりしてこれまた適当だ。
 
文句を言いたいポイントは以上2点のみだが、この二つの不満が毎日毎回場所を変えてもほぼ常につきまとう。
それに加えてお湯になってくれなかったり水圧が悲しいぐらい低かったりシャワーカーテンが存在せずやたら周囲をズブ濡れにせざるをえなかったり鍵が壊れていてドキドキさせられたり……
 
本当に大雑把なんだからもう!ヽ(`Д´)ノ
 
学ぶことの多い国アメリカではあるのだが、学んで欲しいこともまた多いと感じる国なのである。
 
……もっともどんなにこちらのシャワーの不快適さを訴えたところで「???なに?それがどしたの?」と首を傾げられて終わりのような気もする(笑)