月別アーカイブ: 2017年7月

ジンくすアゲイン

今回も前回に引き続き、ライブ現場で起こったトラブルのお話である。
正直なところ内容はまったく面白くない。
要するにキーボードブースでの原因不明の怪現象を解決する話を細かく説明しているだけの内容である。
興味のない方はつまんないですよーとあらかじめ“逃げ”を打っておく(笑)
 

ZEPP OSAKA BAYSIDE初日で起こったハプニングが、翌日の二日目でも同じタイミングで再び起こった。
この時点でジンクスとか言ってる場合でなく、明らかな機材トラブルであることが確定する。
再現性があるということは必ずどこかに明確な原因があるはずだ。
 
機材トラブルというのは大きく3つに分類される。
1つめは再現性がなく低い確率で起こる突発的なもの。これが一番厄介だし実際手の打ちようがない場合がほとんどである。
 
2つめは主にヒューマンエラーによる誤作動。
実はきっとこれが一番多いトラブルだと思うのだが、ミスをしている当の本人にミスをしている自覚がないと解決までに長らく時間を要する。
逆にミスに気がつきはしたけれども恥ずかしくて言えない、あるいは言うと多分怒られる等の理由ですっとぼけるというパターンだと「謎の現象」が突如起こらなくなることになるのだろう(笑)
 
そして3つめが今回のような「状況を新しくしたことによってこれまでは想定されなかったトラブル」である。
ヒューマンエラーであるのか仕様の違いによる新たな認識をしなければならないのかも不明である。
こういったトラブルは最低2回同じことが起こってくれないと原因の特定が難しい。
ランダムに起こるようでは原因の究明をするのがとにかく困難となる。
 
今回の僕のセットで起こったトラブルは「アンコール開けの曲が始まると突然シンセの音が鳴りっぱなしになる」であったのだが、初日と二日目で違う曲目であったにも関わらず同じ現象が起きたということは、おそらくトラブルが起きた曲に原因はない。
すでにトラブルはその手前の時点で起こっており、アンコール開けで発覚したという流れになるはずだ。
となると本編最終曲あたりが非常にアヤシイ。
 
しかし本編最終曲はVAMPSライブでこれまで何百回となく演奏してきた曲である。
今更この曲データに原因があるとは思えないし、僕自身もパーカッションを引っ叩くのみで、新たに導入したキーボードは使っていない。
さらにその1曲前に着目してみると、新曲だし新型キーボードも使っているし、曲の最後まで鍵盤を弾いている。
かなり怪しい。
がしかしデータを検証してみても誤動作を起こすような痕跡は認められない。
念のためにさらにデータを遡ってみるが、やはり原因らしきものが見えてこないし前日に何度も検証したことでもある。
 
どこかにヒントはないものか?(-“-)
二日連続となると笑いごとでは済まされない。
 
個々の曲データを検証してみてもなにも見えてこないので、ライブのシチュエーションを再考してみる。
やはり最終曲手前の新曲に原因があるように思える。
そこでこの曲の最後の方からシーケンスデータを流しながら自分もライブと同じように手弾きをし、同じようにボリュームペダルを下げながらホールドペダルを踏み込む。
データを最後まで再生したところでシーケンサーを一旦停止して次曲を読み込む。
やはり問題はない。
念のため同じことをもう一度やってみようかとボリュームペダルを戻してみたらば……シンセの音がホールドしたまま鳴りっぱなしになっているではないか!
え?ホールドペダルは離しているのに……
 
でも見つけた!
今回の原因の再現に成功した!
 
ホールドペダルという音を伸ばすペダルを離す情報がなぜか欠けてしまうことが判明した。
だけども、もしペダル情報が欠けてしまったとしても普通は音色を切り替えたりシーケンスを切り替えたりした時にこのような暴走をしないように一般的なシンセサイザーは音がパスッと途切れるはずなのに……
 
あ……そうか!そういうことかリリン!(渚カヲル風)
 
 
KORG KRONOSというシンセサイザーはライブ使用時の演奏を考慮したある凄い機能がある。
それは例えばストリングスといった音色をホールドペダルで伸ばした状態で別の音色に切り替えても、伸ばしているストリングスの音は途切れないまま、次に弾いた音から新しい音色になるといった「セルフクロスフェード」のようなことができる。
リバーブやディレイといったエフェクト音の減衰などもパスッと切れずに次の音が読み込まれるので非常に美しい切り替えができるのだ。
しかし裏を返せば音色を切り替えるプログラムチェンジデータを受信して本来ならば途切れるはずの音も、そのままホールドし続けてしまうことにもなる。
 
通常はとても便利で親切な機能が、こういった裏目のことが起こりうるということなのか!
今まで回避ができていたのは曲間をまたぐ音色に関してはたまたま外部鍵盤からの入力をさせていなかったからだったのか!
 
そういった意味ではやはり新型キーボードからのデータを拒否するということなので、僕のジンクスは健在ということになるまいか?…と一応言ってはみる(笑)
 
 
原因が判明したところで同じ現象が起こらないように多重防御の解決策をまとめる。
1.ボリュームをゼロにする手前で確実にホールドペダルから足を離して発音していないことを確認する
2.念のためにホールドペダルを複数回カチカチと踏み込んでペダル情報が欠けるのを防ぐ
3.アンコール登場という自分のいない状況となるので、スタッフとも情報を共有しトラブル発生原因の構造を理解しておいてもらう
4.それでも万が一現象が起こった場合は速やかにPAさんにキーボード回線をカットしてもらえるよう根回しをする
 
3までは追い込んだ。
明日、PAチーフのU野さんに媚びへつらってお願いすることにしよう。
後は十分な練習と想定と実践をしていくのみ!
 

と前向きな気持ちになったところで、改めて各方面から問題提議をされる。
事細かな状況説明は求められていない。
言い訳や弁解のように思われたくないし、実際このような七面倒くさい原因がわかったところでミスはミスでしかない。
 
できることはただ一つ、今後同じミスを繰り返さないことだ。
同じ仕事を何十年やっていようとも、何歳になろうとも、いつまでも完璧な人間にはなれない。
 
油断せず慢心せず謙虚な姿勢で臨みたい。
そういう者にわたしはなりたい。

ジンくす

ZEPP OSAKA BAYSIDE 初日。
 
ハプニングはアンコール開けに起こった。
テックのツジメンがシーケンスをスタートさせた瞬間から「火曜サスペンス劇場」のような不穏なコードが鳴り響くZEPP OSAKA BAYSIDE 初日アンコール開け。
 
「え?なにこれ?なにかの演出?」
その場に居あわせたお客さんは不穏なコードトーンを聞いてきっとそう思ったことだろう。
 
当然そのような演出をした覚えのまったくないスタッフ及び演者の我々は「あ!なにかがトラブっている!」と直感するし、その直感は100%正しい。
そして鳴り響いている明らかにシンセ系の音は、98%ぐらいの確率で僕のブース内で起こっているであろうことは間違いあるまい(´_ゞ`)ちーん
 
アンコール開けに優雅にメンバーが登場するシーンではあるのだが、本日はかくして慌ただしく自分のブースに駆け込む自分の姿から始まった。
 
 
僕にはあるジンクスがある。
つい数ヶ月前にも当ブログでそのことは書いている。
 
 
要約すれば「新しいモノを導入すると古いものがヘソを曲げる」という現象が起こることが多いということを伝えている。
パソコンしかり機材しかり、これまでの愛機たちがとにかく全力でヘソを曲げにかかってくるのだ。
 
そして本日のZEPP OSAKA初日は、僕のフロントのメインキーボードが新しい鍵盤になったタイミングでもあった。
 
ところで今度のキーボードはとにかくカッコイイ!(・∀・)
○曲や音色毎に視覚的に鍵盤上部の色を変えられる
○押さえた鍵盤上部が明るく輝く
 
お客さん側から見えることはないのだが、僕視点からはこんな風に見えるのだ。
 
特に意味はないがレインボーカラー状態にもできる(笑)
 
イイでしょ?(^^) 
 
そして突然起こるトラブル。
原因は……正面メインポジションから右サイドの位置に追いやられた前回までメインだったシンセの原因不明の暴走だった。
ボリュームペダルも無効、音色切り替えも無効の断固拒否状態。
 
この位置に追いやられた初日。ヘソを曲げたとしか思えない
 
 
僕にはあるジンクスがあってね、、、
 
……ということを終演後メンバーに伝えてみたのだが……
 
( ´,_ゝ`)くすっ
 
という反応のみ。
 
「そういうことあまり言わないほうがいいよ?」と軽いお説教までされてしまう。
 
でも……
そういうこともあるんだってばさ!ヽ(`Д´)ノ

ロメロ氏追悼と速報

敬愛する映画監督であるジョージ・A・ロメロ氏が現地時間7月16日に永眠されたというニュースが流れた。
日本国内ではそこまで有名な監督ではなかったかもしれないが、Yahoo!ニュースをはじめとする様々なネットニュースでは「ゾンビ映画の巨匠」と書かれていた。(NHKニュースにもなったそうだ)
 
(大きなメガネが特徴的な監督でした)
 
ロメロ氏がゾンビ映画の巨匠であることは疑いようもない事実であるが、それだけでなく映画界全体の活性化に大きく貢献した存在であるということを当ブログ「ピッツバーグ」という回で力説させていただいた。
 
 
今年の自分の誕生日にゾンビの聖地であるピッツバーグにいたこと、ロケ地訪問などは叶わなかったが熱いゾンビ愛を炸裂させることができたことなども併せて、「俺ってゾンビが好きなんだな」と改めて思ったものである(笑)
 
その時は「ゾンビ」「死霊創世記」「ランド・オブ・ザ・デッド」などを立て続けに見直したりもした。
本日旅先での訃報を聞き、オフ日ということもあって追悼にロメロ氏の映画を見ようとしたのだが……しまった、さすがに今回の旅では用意できていない!(ゾンビ愛に溢れていると公言してはばからない僕ではあるが、さすがに国内ツアーにDVDを常に持参するまでには至らない(;^_^A)
 
現在Huluで「ランド・オブ・ザ・デッド」は配信されてはいるが、2ヶ月前に見たばかりだしなぁ……(;^_^A
 
しまった!追悼しようといろんなことを書いたり見たりしようとしたのに、2ヶ月前にどちらも既にやり尽くしていたではないか!(笑)
 
 
ここは基本に立ち返って「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を見たいところだが、さてどうしたものかと思っていたら…
 
あ……YouTubeに上がっている……
※ちなみにこの作品は様々な契約の関係上数年前から著作権フリー(パブリックドメイン)となっており、厳密なルール的にもYouTube等にアップロードされても違法にはならない作品なのである。
 
(超低予算で作られた16mmのモノクロ映画なのだが現代ゾンビ映画の源流作品であることは間違いない) 
 
というわけで今晩はホテルの部屋でロメロ氏のデビュー作をしんみり飲みながら見ることにしようか。
 
 
それと追悼の記事などを辿っていたら凄いことがわかった。
Twitterでは「(ロメロ氏の)新作を観ることはもうできないが」と書いたが……
 
新作があったのです!
 
製作総指揮を務めた最新作品、
ロード・オブ・ザ・デッド
キタ━━━(゚∀゚)(゚∀゚)━━!!!!
 
 
 
是非とも日本公開もして欲しい!

無知を知る

大好きな名古屋市科学館に行ってきた。
 
「え?一体いつ?」
そうなのだ。唯一のオフ日である月曜日は休館日なのである。
こうなったら入り時間の比較的ゆるやかな平日公演の午前中に行くしかない!
といった行動理念に基づき、火曜日の朝に二日酔いを振り払って開館時間目指して向かった。
 
よいこと一緒に学ぼう!
 
名古屋市科学館に来るのは多分4回目となる。
あらゆる科学が詰め込まれた施設なのだが、宇宙関係は特徴的な球状部分に集約されている。
この上半分がプラネタリウムになっており、その一つ下の階が毎回の自分の探究テーマである「宇宙のすがた」というエリアになっている。
 
今回はもはや他のエリアはほぼスルーをしてまっすぐ宇宙に向かった(笑)
平日の科学館は良い子のみなさんの団体見学をいくつか見かけるものの、とてもすいていてゆっくりと見学ができる。
昨日はまさに「宇宙のすがた」の広い見学エリアを独占する瞬間があるぐらいにすいていた。(多分良い子のみなさんはここへは来ない(笑)
 
入り口は狭いが中は広い
 
円形の部屋は外周を時計回りに10m2→100m2(10²)→1,000m2(10³)といった10倍単位のスケールが表現されており、最終的に10の19乗といった見当もつかない大きさに達する。
もはや「宇宙の外側」にまで達しそうな大きさだ。
ちなみに10の7乗あたりで既に地球を飛び出してしまうのだが、そのあたりからもう日常単位に変換して考えるといったことができなくなってくる。
 
巨大な数値を理解するには「円換算」という必殺技を身につけている僕である。
自分の年齢50円に対しての鎌倉時代から1000円、キリストの誕生から2017円、原始時代100万円、ジュラ紀1億5000万円といったスケール感をなんとなくでも理解はできるが、宇宙規模ではさすがの円換算も全く通用しない。
 
そうなのだ。
毎回ここへ来て感じることは「自分がいかに無知であるかを知る場所」であるということ。
自分の浅はかな知識と考え方は宇宙規模ではまったく通用しない。
 
太陽の質量ひとつとっても「1.989 × 10^30 kg」ってなんのこっちゃ?となる。
 

しかし名古屋市科学館の素晴らしいところは、その「何がわからないのかもわからない」という宇宙の不思議を小学生でも理解できるような平易な言葉で解説してくれているところだ。
 
外周に沿ってさまざまな解説がある
 
ブラックホールについての説明を紹介してみよう。
「ブラックホールは極めて強い重力を持つ天体で、ある距離よりも近づくと、光さえ吸い込まれて外に出られなくなります。この距離をシュワルツシルト半径といいます。ブラックホールそのものは見えませんが、近くに星があると星のガスが回転しながらブラックホールに落ち込みます。こうしてできたガスの円盤から出るX線が観測されるので、ブラックホールの存在がわかります。」
 
うん、なんとなくこれはわかる。
庵野秀明監督作品にも「ブラックホール爆弾、シュワルツシルト半径、G型のX線を観測しました」といったワードが出ていたことを思い出す。
 
しかし難易度はどんどん加速度をつけていく。
「ニュートリノとは?」…電荷をもたず、物質を通り抜ける性質が非常に高い素粒子です。中性子が陽子に変わるβ崩壊のときなどに発生します。
 
既に半分以上わからないのだが、容赦なく「その観測方法」「観測装置」「スーパーカミオカンデ」といった解説に進んでいく。
当然理解できないのでそこは「ほほぉ…」と頷いて次のコーナーに移動することになる(笑)
 
それを繰り返し繰り返し、自分の想像力や発想力の限界を知り、宇宙の謎とか以前に、それを知ろうとした偉人の考え方そのものに同じぐらいの畏敬の念を抱くことに行き着く。
本当に毎回それを繰り返している。
 
一つひとつをジックリ時間をかけて読む。これ以上は無理というほどにわかりやすく解説をしてくれているのだが、それでも半分以上はわからない(笑)
 

これだけ文明が進んでいても、我々凡人はほとんどのことを理解してないまま生きている。
「電子レンジ」を使うことはできるし、原理そのものをかろうじて説明することはできても、では電子レンジの構造を完全に理解し自分で同じ機械を作れる人間が人類の何パーセントいるだろうか?
 
よく100年前にタイムスリップしたら発明王になれるぞ!みたいなSFストーリーがあるけれど、少なくとも僕はせいぜいが「カメノコダワシ」ぐらいしか作れないのではないだろうか?(笑)(ドクター中松氏の初期の傑作発明品「醤油チュルチュル」だって作れるかどうかアヤシイものだ)
テレビはもちろんラジオだって作れない。
 
こちらのJINは江戸時代にタイムスリップしたところで何の役にも立ちそうもないのだ(笑)
 
 
宇宙の観測にしてもそうだ。
今回果敢にトライしたのが「ケプラーの法則」を理解することだったのだが、これなどもヨハネス・ケプラーという天文学者は500年近く前に既に太陽系の惑星が太陽を中心に楕円軌道を描いていること、正体はわからないが結果として万有引力の存在にも気がついていたそうだ。(その後ニュートンによって万有引力が発見される)
 
楕円運動のモデル
 
我々凡人は説明をされれば「ほほぉなるほど…」と思うまではできるが、500年前に既にされた同様の発想力を得ることは、……おそらくは一生かかってもできないだろう。
 
そんな偉人たちの偉業の数々が様々なカタチで展示されているのが日本全国に点在する科学施設であり、その中でも特に僕が好きなのがこの「名古屋市科学館」なのだ!(どどーん!)
 

さて、今回の見学でもほとんど何もわからなかった(^^;
 
しかしそれでも自分の中ではまた3%ぐらい理解度を深められたような気がする。
それで十分だし楽しくて刺激的な体験を毎回味わえて幸せになれる。
 
名古屋に来るたびに行きたい場所である。

名古屋オフ日記2017

(写真は熱田神宮公式ページからの転載)
 
神社への参拝をするにあたり、守るべき作法がいくつかある。
その一つに「前後に用事を入れないこと」がある。
神社への参拝は本来それだけを目的とし、まっすぐ向かいまっすぐ帰るのが基本なのだそうである。
 
と教えられてしまった以上、あれこれ予定を前後に立てたついでの参拝はやりにくい(^^;
というわけで僕はそれを守っている。
知ってしまった以上、みなさんも守らなくてはならなくなったので今後は守るように(笑)
 
しかし遠出しての参拝をするのに他の用事を一切いれられないのは正直ちょっと効率が悪すぎるし、伊勢神宮の「おかげ横丁」といった存在そのものを全否定しかねないとも思われる(笑)
 
ここは僕が編み出した究極の抜け道、裏技的考え方を伝授するので安心してほしい。
 
前後に予定を入れていてはいけないが、参拝の帰り道に「あっこんなお店がある」といった感じで期せずして出会ったものに関しては、それはあくまでも予定外のこと、よってそれは作法に反することにはならない……ような気がしなくもない。
 
やや苦しいが、心情的にはそうすることでなんとなくクリアーできている。
みなさんも是非そうやって回避してほしいと思う。
 
 
……とキチンと言い訳をしたところで本題に移る。
 
毎年毎年熱田神宮の帰り道は誘惑がいっぱいだ。
有名なあつた蓬莱軒のうなぎ……しかも大人気の本店は長蛇の列と予約客で賑わっていて、とてもじゃないがフラッと寄ったのでは2時間待ちなんてこともザラにあるそうだ。
しかし蓬莱軒は神宮店という熱田神宮の南側にひっそりとやっている支店があり、そこは本店ほどは混雑していない。
以前僕は“偶然”この神宮店を見つけてしまい、昼からビールと櫃まぶしで幸せにひたることができたのだが……
どうもここ最近の名古屋唯一のオフ日である月曜日は、僕の行く手をはばむように定休日となっている施設が多い。
名古屋市科学館、名古屋港水族館、そして蓬莱軒神宮店もまた月曜定休なのである。
 
そういった前情報を知らなかった去年は蓬莱軒神宮店の前で「蓬莱軒お前もか!」とカエサルのように嘆き、名鉄神宮前の駅前にあるうなぎ屋をまたもや偶然発見し、昼からビールと櫃まぶしで幸せな時間を意地で過ごした(笑)
 
そして今年は……当然同じことをリピートする気満々で参拝を終え、今度は迷うことなく名鉄神宮前駅を目指す。
あくまでも参拝の帰りの予定はないという茶番を演じつつも、足取り軽くテクテクと歩き出した。
 
そして迷うことなく駅前の鰻屋さんに入店しようとしたそのとき……
ふと隣の店舗幕が目に止まってしまったのである。
 
 
台湾まぜそば?
「あー名古屋名物として定着している『台湾ラーメン』のつけ麺バージョンか、しかし知らない食べ物を『名物』って言い切られてもなぁ……」
なんて思いつつスルーして鰻屋さんに向かうが……なになになんなの自分の脳みそ。
 
イマノオレハ ウナギヨリコレダ!
 
なぜだ!?
美味しくなかったらどう責任とるつもりだ俺?
この日にうなぎを食べることは随分前から決まっていたことなんじゃなかったのか?
いやいや、たまたま見つけて入るという大義名分はありつつの、、、
え?そうか!店のリピートとなるとルール違反になるのか?
いやさすがにそこまで律儀には考えてないだろー自分(笑)
 
ここはやはりうなぎだ!
 
と思うのに足は台湾まぜそばに向かって動き出し、手が勝手に店の扉を開けてしまう!
 
ナニヤッテンダ オレハ!
 
店内は小さく最近できたっぽい雰囲気が漂っており、老舗店の趣はまるで感じられない。
しまった!はずしたか!?
と思うものの、小心者の自分は店員さんに「いらっしゃいませー」と言われてしまったらもう後には引けない。
 
しかも店員さんはギャル系のメイクをしたオネーサン一人で、頑固親父のコダワリの味といった方向性とは…偏見かもしれないが真逆のように思える。
 
…多分これは期待できないかもしれない(-“-)…
 
と思いつつも一番人気「まぜそば(840円)」を注文する。
「ニンニク入れますか?」
「え……あのその……ちょっとだけ」
ついでに「缶ビール(360円)」も注文する。これはもう飲むしかないだろ。
 
しかし、程なく出された缶ビールは細かい汗をかいており、さらに凍ったグラスも一緒に渡される。
 
う、嬉しい!
 
こういったサービスはとても嬉しいものだ。
雨上がりの蒸し暑い熱田神宮の広い敷地内をテクテク歩いて辿り着いたお店で、あんまり冷えてないビールを缶でポイッと渡されることを想像すると、もはや雲泥の差であろう。
キンキンに冷えたスーパードライに凍ったグラス!
ちょっとした手間と心遣いでただの缶ビールが何倍も美味しく感じられるのだ。
お店の心意気とはこういった些細なことからも感じられるのだ。
 
きっとこのお店は美味しい!
だってお客さんが喜ぶことを知っているもの!
 
そして「まぜそば」との初対面!
お、おいしそう……(じゅるっ)
 
極太の麺は日本そばのような色がついており、ねぎや水菜はシャキシャキ、チャーシューはブロック状で野菜とは対照的なジューシィな食感、その他に海苔、ニンニク、豆板醤、魚粉、そして極めつけはプリップリの卵黄!
これらをまずは軽くかき混ぜてツルッとな。うまうま。
そしてちゃんとかき混ぜてからつるつるつる……うまい!美味すぎる!
さらに「秘伝自家製食べるラー油」を投入してピリ辛度を増してつるつるつる……幸せすぎる!
最後は少量の白飯「追い飯」をサービスで振る舞われ、美しいまでに完食。ダブル炭水化物だけど悔いなし!
 
そして気がつけば、まぜそばに人生を賭けたと思われるイカツイ風貌のおにいさんが中華鍋で仕込みをしていた。
ギャル風のオネーサンは奥さんなのだろうか?(勝手な妄想)
 
次回同じコースを辿った場合、かなりの確率でフラッと寄ってしまいそうな予感のするお店でありました(^^
 
(食べログの星の数って結構シビアだよなぁ…)
 

大満足で店を出て、名古屋駅に向かう。
 
ちょっとぶらぶらとミッドランドスクエアーを歩き、たまたま見つけた映画館でたまたまやっていた「パイレーツオブカリビアン」がたまたまちょうどよい時間帯で上映するようなので、予定外ではあるけれども観ることにした。
 
……とここまで書いて去年同じ行程で見た映画は予約していたことを思い出した。
あまりにもつまらなくて好き放題ディスった内容のブログまで書いたことも思い出したが、今思えばやはりあれは「参拝の後に予定を入れていた」ことに対する神様からのプチすぎるバチだったのかもしれないなぁ(笑)
 
と思って過去の「名古屋オフ日記」を検索したらちょうど1年前の7月11日に、本当に似たような行動と似たような言い訳をしている自分がいた(笑)
 
 
人間は1年程度ではあまり進歩しない生物のようである(笑)
 

といった感じで天候が危ぶまれた今年の名古屋オフではあったが、なんだかんだで今年もまた充実した楽しい日を過ごすことができた♪

豆腐

豆腐という食品に注目をしだしてから9年以上の歳月が経っている。
低糖質ダイエットのカナメとして、その後僕の体型変化に大きく貢献してくれたのが豆腐である。
木綿豆腐100グラムあたりの糖質量0.8グラムは、白米の37グラムと比べると約46分の1となる。
標準的な350グラムサイズの豆腐を食べてもわずかに2.8グラム。
ご飯ほんの一口よりも糖質量は少ない。
 
豆腐は栄養素的にもやたらポイントが高い。
良質なタンパク質と脂質、豊富なカルシウムや鉄分や亜鉛、機能性食品としての効用も高く動脈硬化改善、脂肪代謝や脂肪肝に効果的なレシチン、脳の老化やボケ防止に効果的なコリン、活性酸素の抑制となるサポニン、糖尿病予防が期待されるトリプシンインヒピタの分泌を盛んにし、腸内のビフィズス菌を増やすオリゴ糖も含む。
 
味は淡白で主張があまりなく、飽きのこない様々な食べ方ができ、夏は冷奴、冬は湯豆腐や鍋類など汎用性も高い。
もしもあなたが夕食時に普段食べている白米を豆腐一丁に置き換えたら…時間はかかるけれども、確実に体型変化をしていくことであろう。
 
 
そんなありがたい豆腐を普段欠かさず食べている僕なのだが、先日知り合いのアレンジャーさんのブログに「豆腐になめ茸をのせて食べている」となにげに書かれていた。
自分でやったことはないけれど、「そりゃ当然合うだろうな」と思う。
そして同時に「そういえばなめ茸って随分食べてなかったなぁ…」と思って冷蔵庫を覗いてみると、未開封のまま放置されていた瓶詰めがあるではないか!(・∀・)
賞味期限は……うん大丈夫。
早速開封し木綿豆腐の上に乗せて食べてみると……うんまぁ美味しい(笑)
想像した通りの味わいで驚きはまったくないが……これが地味にハマる。
 
ちなみに僕の晩酌の「低糖質四天王メニュー」が「豆腐、もずく、キムチ、海苔」であることは「楽痩せ」読者の方ならご存知のことと思われるが、豆腐の食べ方に関してはポン酢と鰹節と刻みネギといったベーシックな食べ方をする場合がほとんどであった。
しかしなめ茸を加えることで、なめ茸豆腐とキムチ豆腐といった味覚の異なる食べ方を交互にできるようになり、それぞれを小皿に盛るだけでバリエーションがつき、さらに簡単でお手軽な食べ方となった。(長ネギを刻むのはプチめんどうくさい(笑))
 
意外性はないし思った通りの味でしかないが、飽きることもなくお手軽だ。
クックパッドに紹介するのもはばかられるほどだが、ためしに「豆腐 なめ茸」で検索してみたらクックパッド内に477品!(笑)
もちろん凝った調理法もあるのだろうけれど、あからさまに手抜き具合甚だしいというか「豆腐になめ茸をのせて出来上がり!」的なものを厚かましくも堂々とクックパッドに載せている人の多いこと!(笑)
 
思った通りの味でしかないこと間違いなしではあるが、是非おためしあれ!←それですすめているつもりか(笑)
 

 
他の豆腐の食べ方では韓国料理の「スンドゥブ」がかなりの好物である。
最近はスーパーにレトルトパックで売られているものがあり、豚肉とネギと卵を加えるだけで簡単に一人前が作れるので大変都合がよい。(「カルディー」で売られている直輸入されたスンドゥブの素もオススメだが、こちらは上級者向けでかな〜りカラいので要注意である(笑)
 
夏になると湯豆腐や鍋といったアツアツ料理から遠ざかる食生活にはなるのだが、なぜかこのスンドゥブは一年中食べていたい味覚であり、実際年間を通して普通に売られているので一定需要があるのだろう。
 
ご飯にもビールにもよく合う悪魔的な美味さだ
 
ここ数年、韓国とは政治的にも国民感情的にもお互い微妙な関係にあるようだが、キムチなどの食文化にはなんの罪もない。
それはそれ、これはこれである。
韓国海苔と併せてこれからも恒常的に食べていたい味覚だ。
 
ちなみに僕は韓国に行ったことが3回あるのだが、仕事で行ったことはゼロ、2回目3回目は観光目的すらなく、ただただ韓国料理を食べに行ったようなものだ。(お腹をすかせるためにテクテク歩きはしたけど(笑)
それぐらいに韓国料理は辛いもの辛くないものひっくるめて好きな味であるし、機会さえ許せばまた行きたいと思っている。
 
※東京では新大久保にあるコリアンタウンが有名だが、韓国から唐辛子などの食材を全て取り寄せて作ったキムチであっても味わいは微妙に異なるらしい。
これは気候風土による発酵の違いなどによるものだそうで、本場の味はやはり韓国に行って食べるしかないらしい。
 
 
あぁ…今夜はかなりの高確率でスンドゥブになりそうな予感(´∀`)
グショグショに汗をかきながらハフハフ言いながら食べたい!

光と闇

とある映画の照明チーフの言葉が今もずっと僕の心に刻まれている。
 
 「照明は光を照らすだけではない、影を生み出す技術でもあるのだ」
 
今回は前回書ききれなかったことの補足となる。
が、内容は非常に濃いのでジックリと読まれたし!
 

さて、前回もチラッと書いたが、光が映えるには闇が不可欠となる。
 
しかし闇を照らせば当然明るくなり闇もまた消えるわけで、このさじ加減が照明チームと映像チームの腕の見せどころとなる。
 
なぜならば投影する映像も照明も暗くなければ綺麗に映ってくれないのだが、出し過ぎればそれぞれの効果もまた半減してしまう。
今日も開場時間ギリギリまで「よりよいベスト」を目指して照明チームの微調整は続く。
※最近は圧倒的に女子の多い職種となりつつあるような気がする
 
やはりネタバレとなるので舞台演出の詳細は書けないが、今年のステージセットは映像チームと照明チームのタッグによる上記矛盾点に果敢に挑戦したセットとなっている。
映像は映像でキチンと見せつつ、照明はあくまでもド派手に輝きつつ、しかしどちらの効果も損なわずに相乗効果をもたらせている。
 
考えてもみたまえ、単純にバックスクリーンをライトで照らしたらそこに映っている映像は消えてしまうことになるのだ。
翻って言えば、投影している映像を映したくない部分に強い光をあてればその映像は消えるということになる。
 
※押してはいけないボタンとかありそう。恐くてとても触れない(笑)
 
映像チーフN氏が印象深いことを言っておられた。
「照明チームの絶妙な技術あっての、この美しい映像なんですよ」
 
ほら、いろんなヒントが見えてくるでしょう?(・∀・)
 
ムービングライトの軌跡一つにも様々な工夫がされており、日々改善点を洗い出してエンドレスで作業は続いているのだ。
 

みなさんライブが始まってしまえばそれどころではないだろうが(笑)、ライブを盛り上げる重要な要素であるこれらの視覚効果の存在を忘れてはならない。
 
適当に赤青緑がチカチカと光ってアーティストをスポットで照らしているだけといったチャチな照明とは次元の違う表現がなされていること、それを常に享受し続けていることを意識する必要もないのだが(笑)、だがみなさんがどれだけ無意識下でアゲアゲにさせられているかを自覚してもバチは当たるまい。
 
さしあたって精神的に比較的余裕のあると思われるライブスタート前の映像や照明に注目してみるのはいかがであろうか?(^^
 
 
このブログタイトルの由来にもなっている6時65分の1分間に限らず、開場時間から様々な複合技が組み合わさっているらしい。
ボーッとしていたら気がつかないような細部にも目を凝らしてみると……(意味深)
 
……な〜んてほのめかしておきながら、実際その時間の会場に僕らがいることは許されないので、具体的にどんな仕掛けがあるのかを見たことはない(笑)
 
あくまでも口頭でイメージを伝えられているだけで「ほほーっそれは凝ってるねぇ」としか言いようがなく、ぜひみなさんに目撃者になってほしいと思う(再度意味深)
 

(裏話)
今回のエントリーというよりも、ブログヘッダー部分の画像を増やしたいと思っていて「せっかくだから665の映像が欲しいよなぁ」と映像さんに暗幕に写っている665の映像をお願いをしたところ、二つ返事で快諾してもらった♪
開場時間10分前に暗幕に665を投影してもらいバッチリと撮影するダンドリを整えたのだけども……東京最終日も照明チームの執念の追い込み作業で開場時間ギリギリまで作業が及び、、、6時00分を超えてしまった。
みなさんお気付きの通り、あのカウントはかなりの精度で作動しているのでこうなるともう撮影はできない。
「ああああ!」と思いつつも、思いがけず面白い話をたくさん聞くことができたので、もったいないので記事にした♪
 
しかし665の撮影をあきらめたわけではない。
次回名古屋でタイミングが許せば是非!(´∀`)
 
と公開ラブコールを送っておく(笑)