光と闇

とある映画の照明チーフの言葉が今もずっと僕の心に刻まれている。
 
 「照明は光を照らすだけではない、影を生み出す技術でもあるのだ」
 
今回は前回書ききれなかったことの補足となる。
が、内容は非常に濃いのでジックリと読まれたし!
 

さて、前回もチラッと書いたが、光が映えるには闇が不可欠となる。
 
しかし闇を照らせば当然明るくなり闇もまた消えるわけで、このさじ加減が照明チームと映像チームの腕の見せどころとなる。
 
なぜならば投影する映像も照明も暗くなければ綺麗に映ってくれないのだが、出し過ぎればそれぞれの効果もまた半減してしまう。
今日も開場時間ギリギリまで「よりよいベスト」を目指して照明チームの微調整は続く。
※最近は圧倒的に女子の多い職種となりつつあるような気がする
 
やはりネタバレとなるので舞台演出の詳細は書けないが、今年のステージセットは映像チームと照明チームのタッグによる上記矛盾点に果敢に挑戦したセットとなっている。
映像は映像でキチンと見せつつ、照明はあくまでもド派手に輝きつつ、しかしどちらの効果も損なわずに相乗効果をもたらせている。
 
考えてもみたまえ、単純にバックスクリーンをライトで照らしたらそこに映っている映像は消えてしまうことになるのだ。
翻って言えば、投影している映像を映したくない部分に強い光をあてればその映像は消えるということになる。
 
※押してはいけないボタンとかありそう。恐くてとても触れない(笑)
 
映像チーフN氏が印象深いことを言っておられた。
「照明チームの絶妙な技術あっての、この美しい映像なんですよ」
 
ほら、いろんなヒントが見えてくるでしょう?(・∀・)
 
ムービングライトの軌跡一つにも様々な工夫がされており、日々改善点を洗い出してエンドレスで作業は続いているのだ。
 

みなさんライブが始まってしまえばそれどころではないだろうが(笑)、ライブを盛り上げる重要な要素であるこれらの視覚効果の存在を忘れてはならない。
 
適当に赤青緑がチカチカと光ってアーティストをスポットで照らしているだけといったチャチな照明とは次元の違う表現がなされていること、それを常に享受し続けていることを意識する必要もないのだが(笑)、だがみなさんがどれだけ無意識下でアゲアゲにさせられているかを自覚してもバチは当たるまい。
 
さしあたって精神的に比較的余裕のあると思われるライブスタート前の映像や照明に注目してみるのはいかがであろうか?(^^
 
 
このブログタイトルの由来にもなっている6時65分の1分間に限らず、開場時間から様々な複合技が組み合わさっているらしい。
ボーッとしていたら気がつかないような細部にも目を凝らしてみると……(意味深)
 
……な〜んてほのめかしておきながら、実際その時間の会場に僕らがいることは許されないので、具体的にどんな仕掛けがあるのかを見たことはない(笑)
 
あくまでも口頭でイメージを伝えられているだけで「ほほーっそれは凝ってるねぇ」としか言いようがなく、ぜひみなさんに目撃者になってほしいと思う(再度意味深)
 

(裏話)
今回のエントリーというよりも、ブログヘッダー部分の画像を増やしたいと思っていて「せっかくだから665の映像が欲しいよなぁ」と映像さんに暗幕に写っている665の映像をお願いをしたところ、二つ返事で快諾してもらった♪
開場時間10分前に暗幕に665を投影してもらいバッチリと撮影するダンドリを整えたのだけども……東京最終日も照明チームの執念の追い込み作業で開場時間ギリギリまで作業が及び、、、6時00分を超えてしまった。
みなさんお気付きの通り、あのカウントはかなりの精度で作動しているのでこうなるともう撮影はできない。
「ああああ!」と思いつつも、思いがけず面白い話をたくさん聞くことができたので、もったいないので記事にした♪
 
しかし665の撮影をあきらめたわけではない。
次回名古屋でタイミングが許せば是非!(´∀`)
 
と公開ラブコールを送っておく(笑)