こだわりがない

ミュージシャンはこだわりの強い人間が多い。
音へのこだわりや楽器へのこだわりはもちろんのこと、それ以外の日常生活にも同様のこだわりをトレースさせている人間は多い。
趣味である釣具にも妥協なき選択をし、包丁も職人の作ったもはや“名刀”に近いものを選び、アンダーウェアはこのメーカーのコレに限る、といった“こだわり”を垣間見せる人を…至近距離でもよく見かける(笑)
 
ところが僕にはそのようなこだわりがあまりないらしい。
もちろん仕事道具だったりApple信者だったりTOYOTA大好きだったりといった傾向があるにはあるが、基本的には大雑把な性格がそれらを選んでいるような気がしなくもない。
Windowsが主流であることは百も承知なのだが、どうもOSが好きになれない、フォントが好きじゃないといった、もはやどうでもいいような理由をつけているだけのようにも思う。
TOYOTAが好きなのは「ここは日本だから日本の車が一番」という、多分言ってる内容は限りなく正しいけれども、こだわりとは真逆の究極のこだわりのなさのようにも思えてくるし、それもきっと正しい(笑)
 

こんなことを書き出したきっかけは、今朝資源ごみを捨てようとビンと缶のそれぞれのゴミ箱の中味を何気に見た瞬間だ。
 
日々欠かさず飲んでいるお酒。
他のことはいざ知らず、好きなお酒ぐらいはきっとなにがしかの“こだわり”を持って飲んでいるだろうぐらいには思っていたのだが……
それが瓶缶のゴミ箱の中を見て笑ってしまった。
 
我が家の缶類のゴミは…まぁ缶入り飲料はビール以外基本的に飲まないのでビール缶しかないわけだが、その銘柄のバラバラっぷりが実にいい加減な雰囲気を醸し出している。
「サッポロ黒ラベル」が傾向的に多いのは、単純に近所のスーパーで安売りされていることが多く、まとめ買いをするからであろう。
「キリンラガー」「一番搾り」「モルツ」「EBISU華みやび」「黒ラベル」「スーパードライ」さらには発泡酒である「淡麗」、昨日買って飲んでみた新ジャンルビール「サントリー頂(結構美味しかった!)」など、ビールそのものへのこだわりすらあまりない(笑)
最初の一本目はビールが望ましいが、酔った後の2本目は発泡酒でも構わないし、なんなら目隠しチェックをしたらビールとの差がわからない自信もある(笑)
 
そんなわけで我が家の缶のゴミは、実にアトランダムな配分でゴチャゴチャ入っていた。
これが例えばお隣さんなどは一貫して「プレミアムモルツ」しかない(高級ビールである)。
 
(写真はイメージです(笑)
 
瓶のゴミに至ってはさらにひどい(笑)
一定のマイブームはあるものの、基本的に僕はいろんなお酒が好きなので、その日の気分で飲む酒が変わる。
焼酎が最も多いが、バーボンを飲むこともあればワインを飲むこともある。
ブランデーをいただけばありがたく飲むし、沖縄でいただいた数本の泡盛は意地で持ち帰った(笑)
日本酒と赤ワインに関しては、美味しい肴やベストマッチするようなイタリアンをはりきって作った時などに満を持して開封したりすることはあるが、近年その頻度は激減している。
基本は簡単な肴とビールで晩酌をし、その後肴なしで焼酎ロックをキューっとやるのが通常パターンである。
 

日々別々の酒を飲む弊害として挙げられるのが「飲みかけの瓶が並ぶ」ことだろうか。
高級なお酒やオシャレなお酒ならばホームバーのような雰囲気で素敵かもしれないが、飲みかけの焼酎やらウイスキーやらゴチャゴチャしている上に、更には紙パックの1.8リットルなんかも混じっている(笑)
とてもじゃないがディスプレイする雰囲気ではない。
 
そしてどういった周期の巡り合わせかはしらないが、飲みかけの瓶の中味がある日一斉になくなるのだ。
ちょっとだけ残っていた瓶が3本同時に空いたりするので、十数本のビールの空き缶は安定して毎週、数本のハードリカー類が一定周期でゴミの日に出されることになる。
たまたまその酒瓶類を見かけた近所の人に「大酒飲みのサイトーさん」と誤解されるのではないか?と思ったりもする。
 
まぁ誤解と言い切るのも語弊があるかと思われるのであまり強くも言えないのだが(笑)、とにかくそんなわけで我が家の酒類の空き瓶空き缶は「こだわりもへったくれもないなぁ」と自らが思うほどにバラエティー豊かであり、きっと性格もそんな感じなんだろうなぁ…と思われても仕方がないのだろうけれども、、、
 
実はそんなこだわりのなさにこそ、ある種の執拗的なこだわりを持っているなんて言ったら?
「え?なになに?気になる」と思ってくれたりはしていただけるのだろうか?(笑)
 
次回につづく。