宇宙人とピラミッド

前回の記事中に「人類のみが宇宙の中の唯一の知的生命体なのだろうか?(過去や未来を除外した今現在という意味で)」と書いた。
 
この点についての補足をしておきたいのだが、まず僕は広い宇宙には人間以外にもきっと知的生命体はいるだろうと思っている。
しかし矢追純一サンやたま出版の韮沢サンが追い求めているような「地球に来た宇宙人」はいないとも思っている。
 
なぜならば、宇宙は広い。広すぎるのだ。
そして宇宙の時間は138億年といった想像を絶する長さが経過している。
 
宇宙の中の地球を例えるならば、サハラ砂漠の中のどこかに埋もれている一つの小石を探すようなものだろうし、エジプト王朝時代からの5000年、キリストが誕生してから2000年という人類にとっての長い時間も、宇宙の歴史からしてみれば線香花火の静かな輝きのようなわずかな時間でしかないことだろう。
 
人類の有史などたかだか「138億円の中の2000円ぽっち」なんである。
広大な宇宙の片隅で儚く輝いている人類が、同じく儚く輝いている別の異星人と出会うことなんてまず起こらないのではないだろうか?
 
そんなわけで僕は「宇宙人はきっといるけど人類が出会える確率は極めて低く、ほぼ不可能」だと思っている。
 
 
しかしその考え方とは別に「人類ではない別の文明が過去にあったかもしれない」という仮説にはとても惹きつけられてしまう。
 
別の文明?どこで? ここ地球でだ!
 

エジプトにあるクフ王のピラミッドに2017年、新たに未発見の広大な空間があることがわかった。
これは「スキャンピラミッド」と名付けられたプロジェクトで、宇宙から降り注ぐミュー粒子という存在の性質を利用して、ピラミッド内部をレントゲンのように透視するという最先端技術を使って判明したことらしい。
ちなみに発見された空間は「小型の飛行機、もしくは新幹線の車両ほぼまるごと1両分」だそうである。
 
それにしても「技術の進化と共に少しずつ判明していくピラミッドの謎」というのが実に興味深い。
まるでロールプレイングゲームのように、人類の進化に合わせて少しずつ謎が解明されていくことが、むしろなにか仕組まれた暗号かメッセージのようにも思えてくるからだ。
 
 
ギザの大ピラミッドに関しては未だに謎が多い。
エジプト考古学の権威の解釈では「クフ王の墓」ということになってはいるのだが、それも実はあやふやなままだ。
そもそもクフ王のピラミッドからは埋葬品も墓そのものも見つかっていない。
 
世界的にあれだけ有名な建造物にもかかわらず、
・なぜあのような形状なのか?
・なぜここまで巨大なのか?
・一体いつ造られたものなのか?
といった基本的情報が何一つとして「仮説の域」から脱していないのだ。
 
 
ピラミッド研究の日本の第一人者といえば吉村作治教授が有名だが、彼もまた「ピラミッドは墓ではない」という説で研究を続けており、エジプト考古学の最高権威であるザヒ・ハワス博士とは対立する立場となっている。
 
クフ王のピラミッドが「墓」であるという根拠は、「重力軽減の間」と呼ばれている「王の間」の上部にある空間に残された落書きのようなヒエログリフにクフ王の名がかろうじて残されているのみで、しかも字が間違っているというおおよそアテにならないものらしい。
ピラミッド周辺からそれらしき発見が幾つかされてはいるものの、「クフ王の墓」という定説はやや無理のある仮説を流布しているようにも思えてくる。
 
(どちらにせよ一般人が立ち入ることのできないエリア、真偽を検証する術はない)
 
2トンから最大で50トンの不揃いの巨石を合計280万個積み上げて作り上げたピラミッドではあるが、クフ王の墓を建造するという公共事業説を成立させるため、工期は20年であったとされている。
誕生前から作っていたとか死後200年経って遂に完成!では許されないからだ(笑)。
 
……ということは1年で14万個、1日383個、1時間で15個、つまり24時間不眠不休でも、4分に1個の割合で積み上げていったことになる。
しかも数百キロ離れた採石場から、硬い石とノミと杭のみを使って切り出し、船に乗せて運搬し、丸太を使って平地を移動させ、最終的には100メートルを超える高さまでどう積み上げたのかすらまるでわかっていない。
それらの行程を全て含めて巨石1個平均4分で処理された説が、どういったわけか普通にまかり通っている。
 
10万人の労働者が従事したとはいえ、農作業のないオフシーズンの公共事業説が濃厚となっているとなると作業時間はさらに半分以下、1個平均時間は2分未満になるような気もする。
トラックもなければクレーンもない時代にだ。
仮に現代文明に匹敵する技術が当時あったとしても、それでも不可能のようにも思えてくる。
それが5000年前、日本なら縄文時代、貝塚とか竪穴住居とかの時代に…である。
 
モヤモヤを感じざるをえないことに同調していただけるだろうか?
 

ここであまり知られていないであろうピラミッドの謎をたたみ込むように一部あげつらってみよう。
 
・ピラミッドは200年前に造られた天文台よりも数倍の正確無比な東西南北で建造されている(その誤差わずか0.5度未満)
 
・美しい四角錐をしているピラミッドではあるが、実は八面体である。
 
・石だけで建造されたピラミッドの正確な年代特定はできない(炭素14法という周辺にある有機質から推定するしか手段がないのだが、仮に1万年前に造られた建造物に数千年後に人が立ち入り有機物を残したら、年代特定はあやふやなものになってしまう)
 
・ピラミッドの底辺と高さの比率は黄金比1:1.6、王の間の縦横比は円周率3.14を示しており、底辺230mの二辺の和は地球の自転1秒間の距離、また秒速30万キロ、光の速度を示すような符号などが数多く示されている。
 
・イースター島、ナスカ、マチュピチュ、ギザ、ペトラ遺跡、モヘンジョダロ、アンコールワットといった失われた古代文明には「巨石文明」特有の共通の石の積み方が確認できる。そして時代も距離も遠く隔てられたこれらの遺跡はなぜか地球上に一直線で並んでいる。
 
まだまだピラミッドの謎は他にも沢山あるのだが、興味のある方はこれまでこのブログやツイッターで何度となくチラつかせている下記のドキュメント映画を見ることを強くオススメする。
「やりすぎコージー」とか「ナショナルジオグラフィック」といった対極的ではあるけれどもいわゆる“そういう系”が好きな人なら無条件に楽しめる内容です!(断言)
 
(amazonの低評価レビューを含め、是非見て感じていただきたい作品である)
 

この中でも案外知られていない「ピラミッドは実は八面体である」という事実について解説しておきたい。
 
みなさんはメキシコにあるチチェン・イッツァーのピラミッドが「一年に二回だけ羽を持つ蛇の神が舞い降りる」という話を聞いたことはないだろうか?
 
 
あるいはエジプトのアブシンベル神殿の「一年に二度だけ起こる奇跡の話」を聞いたことはないだろうか?
 
(かろうじて40代前半だったわたくし)
 
どちらも春分の日と秋分の日、真東から太陽の昇る一年に2度だけのある一瞬のタイミングに起こる奇跡が用意された遺跡だ。
チチェン・イッツァーのピラミッドはその階段状の神殿の影が蛇の胴体のような形を映し出し、アブシンベル神殿は最深部にある像をその時だけ照らし出す。
 
 
よほど精密な測定をした上で精巧なる建造をしないと、このような奇跡的な仕組みを造ることはできない。
古代文明人は天体の運行にどのような思いを馳せてこのようなアカデミックかつロマンチックな建造物を構築していたのだろうか?
 
そしてギザの大ピラミッドにも、同様というか、ギミックというにはあまりにも壮大すぎる仕掛けがされていることをご存知の方はいらっしゃるだろうか?
 
 
チチェン・イッツァーやアブシンベル神殿と同様、春分の日と秋分の日のわずかな時間のみ、四角錐に見えるピラミッドが八面体であることを示すことがわかっている。
 
(年に2回だけ、それもほんの数秒だけこのように見える巨大建造物。それがどれだけ精密な建築技術であるか、僕の理解の範疇の完全に外である)
 
大きさの不特定な大小バラバラの巨石を積み上げて造られたピラミッド。
そこにこんな繊細な仕掛けが施されているとは……いよいよもってどうやって作ったんだピラミッド!?
 
(今回のブログで唯一僕が撮影した写真。その圧倒的な質量に精神的な引力すら感じてしまうクフ王のピラミッド)
 
 
そして「持論を展開」をやりたい放題で次回「ピラミッドと月」につづく!