エイプリルフール

4月1日は1年で1日だけ堂々とウソをついても許される日として知られている。
ここ数年はかなり大掛かりなウソを企業がつくというケースが定着しているわけだが、もはや予定調和となってしまっていて意外性に乏しい。
「午後になってのウソはルール違反ですよ」とたちまち鬼の首取ったように注意されてしまう不寛容社会日本となってしまった窮屈さにしてもどうにかならないものだろうか?
 
僕自身このエイプリルフールで成功したネタなどほぼないのだが……一度だけヒドいウソでまんまと人を騙せたことがある。
あれは19歳の頃…が11年前だったらよかったのだが、、、残念ながら21年も前となろうか。
その21年前、僕は栃木県某所で2週間ほどの軟禁生活を送っていた。
 
 
運転免許取得合宿生活」を満喫?謳歌?いやいや、ただ単に過ごしていたのだ。
一般的に過酷な日々と思われがちな免許合宿だが、僕に限っていえばなかなか快適な二週間だった。
ほぼ同年代の高校卒業〜大学1年辺りのメンツ、前半はかなりの密度で学科が詰め込まれていたものの後半は1日2時間の実技講習のみのお気楽な生活だった。
他にすることもなく10人部屋の宿泊施設のみんなで試験問題を出し合ったりしていたおかげで模擬試験も仮免許も100点満点、実技こそ個人のバラつきは出たものの、僕を含めた数人はストレートに2週間ジャスト、まんまと最短卒業ができてしまった。
 
その卒業検定試験がまさに31年前の今日4月1日だったのである。
(50歳を過ぎると昔のことがどんどん貴重に思えてくるのか、愛おしむよう思い出を大切に保存しようとする姿勢で記憶を抽出する傾向があるようだ)
 
当時はメールや携帯電話はおろか、ポケベルすらない時代。
通信手段は電話、電報、手紙、伝書鳩、狼煙(のろし)ぐらいしかなかった。
 

(風の強い日はどうしていたんだろう?)

現実的に電報を自分で利用したことは一度もないし、結婚式の祝電以外で見たこともないと思う。
つまりは電話か手紙しか手段はなかった。
 
ここで唐突に昭和を知らない若者向けのクイズを出してみよう。
あ、昭和世代のみなさんも(難しくはないだろうけど)是非ご参加ください(^^) 
 
当時公衆電話には赤色と黄色と緑色があったのだけども、その機能的な違いはなあに?
画像検索したらあまりの懐かしさに笑みが……
 
答えは、、、
 
赤電話……10円玉オンリー
黄色電話……10円&100円玉
緑電話……10円&100円玉&テレホンカード
 
その他にもピンク色とか青緑とかゴールドラメといった数種類の色分けがあったが、基本はこの3種類のどれか。
「え?テレホンカードってもうあったっけ?(-“-)」
と思ったけど、高校3年生の時に遠足で行った「つくば博」のテレホンカードを記念に買った記憶があるので間違いなくあったはずだ。
※この時に買ったこの『NTTになる前の電電公社版つくば博のテレホンカード』を未使用で保存しておけば……その後最大値で50万円とかまで高騰したらしいのだが、今調べてみると平均価格は3100円まで下落している。ビットコインに限らず“旬”というものが何にでもあるのですなぁ……
(転載写真。逆になぜこれが50万円?と思わなくもない)
 
話が横道に逸れたが、そんな時代背景もあっての当時、運転免許合宿で2週間離ればなれになったカノジョへの通信手段は、公衆電話以外なかった。
 
お金もなかった貧乏時代、必要最低限のやりとりを1日100円と決めて数十秒だけやりとりする電話。
そして迎えた卒業試験。
何の問題もなく検定終了し一発合格を見事果たした僕は喜び勇んでカノジョに電話をする。
しかし当時も今も性格は基本的には変わっていない。
 
「うわー!卒検であろうことか電柱にぶつかって教習車を壊しちゃったよー!!」
「え?またまたぁ…」
「ごめん!そんなわけでそれどころじゃない!またかける!」
 
と一方的にガチャ切ってしまう俺氏。
せっかくのエイプリルフールである。
 
そしてすぐに掛け直し、
「ゴメン、もう一つ言っておくことがあった!今のウソ!」
 
……ドッキリ大成功?(・∀・)?
 
結果メチャ怒られるの巻(´_ゞ`)ちーん 
それにしても面白みに欠けるし今思えばなんでそんなウソをついてしまったのだろうか?
 
その後平謝りをしたことを昨日のことのように……というわけにはいかないが、覚えている。 
 
そんな当時のカノジョとの微笑ましい(?)思い出ではあるが、そのカノジョと数年後に結…
 

……という最近流行している流れの話であったのなら微笑ましい美談になるのであろうけれども、やはりそんなウソをついてしまってよいことはなかったらしい。
その後、程なくしてふられてしまったのでありました(´_ゞ`)ちーん 
 
結論:エイプリルフールといえど、やりすぎのウソはダメでしょう多分
 
本文中に地味なウソをいくつかつきました(笑)