取り締まり

以前このブログで警察の取り締まりについて長々と苦言を呈したことがある。
 
今年は免許の更新で、送られてきた通知の「更新後の有効期間」はゴールドと同じ5年だが、講習区分はやはり「一般」に落ちていた。
前回の更新は地元警察署の簡易的な講習で済んだのだが、10年ぶりに運転免許更新センターまで行かねばならない。
 
 
ここで警察への恨みつらみを再度クドクドあげつらうつもりもないのだが、交通安全週間中である昨日、えげつない取り締まりを目撃した。
悔しい思いをさせられるドライバーが一人でも減ればといった主旨で、今日は彼らの手口を書くことにする。
国家権力にたてつくわけではなく、あくまでも善良な願いであるということを今回もまた強調しておく。
 
 
場所は郊外の小さなT字路。
 
(うわーパソコンでこういうの作るの向いてない!たったこれだけの図を作るのに1時間近くかかってしまった!しかもいろいろ詰めが甘くて泣けてくるがメンドーなのでこれ以上の手直しはしない)
 
こういった自動車用の信号の付いていない小さなT字路や交差点の場合、我々ドライバーはどうやって交差点に進入するかというと、目の前の道(交差道路)のほうが交通量の多い優先道路となるので、一時停止後に十分に左右の安全を確認した後の進入となる。
そこに異論を唱える方はいらっしゃらない前提で話を進める。
 
次に歩行者用の信号が青だった場合はどうだろうか?
交差道路側の信号は赤になっているので車が出てくることは原則ない。
従って前方右の横断歩道近辺に歩行者がいるかいないか、危険はないかの確認をしながらの進入となるだろう。
念のため交差道路上の車の有無や停止しているかどうかの確認もし、横断歩道周辺には歩行者も自転車もいないので右折ウィンカーを出してゆっくりとT字路に進入したところで2名の警察官が手ぐすね引いて待っているというトラップ。
「なぜこんな場所にお巡りさんがいるのだろう?」と思いながら彼らの挙動を見ていたのだが、彼らの真意に気がついた時に「あっ!そうか!そういうことか!危なかった!」と思ってしまった。
 
これはエゲツない!
 
実際このT字路に差し掛かる時に歩行者信号が青だったら、僕は間違いなく上記の挙動をしていたと思うからだ。
 
このトラップの仕組みにもうお気づきだろうか?
 
一時停止違反…減点2 反則金7,000円
 
そうなのだ。
このケースの場合はあくまでも「歩行者専用の信号」なので、自動車には関与しない信号となる。
つまり、歩行者専用信号が青だからと交差点にそのまま進入した場合は手前の「止まれ」を無視したことになってしまうのだ。
あくまでも「止まれ」で一旦停止をしてからのT字路進入をしなければならない。
 
運転をされる方はこの状況を脳内で想定してみて欲しい。
言われてみれば理解はできるものの、これで捕まったらやはり到底納得はできないだろう。
 
僕の場合はこの時たまたま歩行者専用信号の青が点滅をしており、また警察官の姿も見えたので「加速して無理に渡って何か言われてもイヤだし早めに停まっておこう」と無難な選択をしたのが幸いした。
 
この時の警察官は明らかに「来るか来るか?…ちっ来なかった」といった挙動であったように思う(やや悪意の解釈か?(笑))。
もしも捕まって歩行者専用信号には効力はないこと、「止まれ」は絶対であることなどの説明をされたところで納得はできなかったと思う。
なぜならば歩行者専用信号での状況判断は限りなく安全であり、違いは自動車用の信号があるかないかだけであり、そして信号を守らないのは圧倒的に自動車よりも歩行者や自転車であることを我々は知っているからだ。
 
こういった小さな交差点全てに自動車用の信号をつけろと言いたいのではない。
交通量の多くない道路の信号は不合理であるとも思う。
しかしこういった微妙な差異を利用した「罠」への転用は非常に腹立たしい。
 
 
1年半前に「警察に捕まる」を書いた時から、やはりというか当たり前のことではあるけれども、警察は何も変わっていない。
相変わらず揚げ足取りのような主張で市民からカツアゲまがいのことをしているだけだ。
事故の起こりそうもないのどかで安全な場所で「危険」を主張し取り締まり、小銭をせしめている……ようにしか思えない。
 
捕まってたまるか!
っつーの!
 
そしてもう一つの僕の主張も前回から変わっていない。
 
お巡りさんは子供から憧れられ心から尊敬される正義の味方であり続けてほしい。
 
と純粋に願っている。
 
 
追記:ツイッター上で「止まれ」で止まるのは当たり前、罠でもなんでもないのでは?というお叱りをいくつか受けた。おっしゃる通りであり弁解の余地は全くない(今回は捕まったわけじゃないのだけれども)。
 
ただ、この微妙なニュアンスを理解していただけたらなぁ…という思いはある。
初めて通る道、歩行者信号が点滅を開始した小さなT字路、「止まれ」の認識度は低くドライバー的には「できれば交差道路の信号が青になる前に通過できればなぁ…」という心情。
 
大型幹線道に側道から合流する車線のあまりに地味な停止線、時速60キロ制限から40キロ制限に変わるはざま、高速道路出口直後の下り坂道、警察が網を張っている箇所というのはそんなところばかりだ。
そこだけを切り取れば確かにグウの音も出ないほどに運転手に非があるように思えてしまう。
しかしあからさまな営利目的での警察の取り締まりは、時間軸での流れ、日々の運転の中でのちょっとした隙、といった絶妙なココロのヒダに付け入っての取り締まりをしているようにしか思えないのだ。
 
例えば国道1号線に合流する側道などは当然合流するのも大変な交通量の多い中に入っていく道となるので通常は止まらざるをえない。
しかし「目視範囲で100m以上後方の赤信号で車線全体の車が停止しているのが確認できた状態」となると、これは「止まれ」を見落としがちとなる。
なぜならばその瞬間は限りなく安全であり、側道から合流するのに一旦停止する動作に安全危険の違いがあるとは思えないからだ。
そして警察が取り締まりをする瞬間というのは通常の危険な状態での合流時ではなく、こういった安全な瞬間の見落としに限定している。
 
「このブログを読んで何がトラップなのかわからなかった」と首をひねられた方もおられるようなのだが…長い運転人生で警察の取り締まりに一度も引っかからない人の方が圧倒的に少ないだろう。
捕まって初めて「あぁ!こういうことだったのか!」とその時になって思ったのでは遅いのである。
くれぐれもご用心いただきたいと願う。