POISON

布袋さんの曲名ではない。
今日は「毒」についていくつかまとめてみたい。
 
僕は昔からこの「毒」という言葉に何らかの魅力のようなものを感じていたように思う。
グリム童話をはじめとする西洋の物語の中には数多くの「毒薬」が登場するが、「死んだふりをする薬」とか「飲んだ途端すぐ寝てしまう薬」といった、かなり都合の良い作用の毒薬も数多くあった。
 
 
フグの猛毒「テトロドトキシン」はとても有名だが、「ゾンビパウダー」なるゾンビを生み出す秘術に用いられていたらしい?といった説がある。(そもそもゾンビとはハイチ地方の土俗信仰ブードゥー教の「死者を蘇らせる呪術」がその原典となっている)
ゾンビとはフグの毒を利用して人間を仮死状態に追いやり一旦死者とした上で再び蘇生させていた、といったブードゥーマジックの種明かし的な説があるにはあるのだが……この辺りは「ゾンビ伝説」という映画を見ると参考になるようなならないような?(笑)
 
「毒」の効果としてまず特筆すべきことは、何といっても「少量の毒は身体に良い作用をもたらす」ということだ。
お医者さんにもらう薬にしても、用法を守れば速やかに症状の緩和に向かってくれるが、飲み過ぎれば最悪は死に至ることだってある。
「薬」が「毒」になってしまうということは、逆説的に「毒」が「薬」になるということにもなる。(だからといって猛毒は猛毒、良薬とはなり得ない例外も数多くあるとも思うけれども)
「少量の毒が薬となる」格好の例が、まさしくワクチンの摂取だろう。
 
我々が好む嗜好品のほとんどにしても「毒」となりうる。
お酒にしてもタバコにしてもコーヒーにしても甘いものにしても辛いものにしても、適度に楽しむ分には精神を豊かにかつ幸せにしてくれるものだが、当然どれも摂取量が多過ぎれば身体にとっては害、つまり毒物となる。
 
一合の酒は多幸感を与えてくれるが、一升の酒ともなれば精神を乱し身体を蝕む。
お酒はほどほどに。という話をしたいわけではない。
 
良薬と毒薬は表裏一体なのである。
 

僕はこれまでにもこのブログで度々「明治R-1」といった乳酸菌飲料が二日酔いに効果あり!といった報告をしてきた。
「二日酔いの特効薬」
「腸内妄想」
 
「腸内まで生きて届く1073R-1乳酸菌!」といった宣伝文句を見てみなさんはどんな印象を抱いているだろうか?
おそらくは僕と同じく「きっと善玉っぽい菌が腸内まで届いていろいろ働いてキレイにしてくれるんだろうなぁ」といったイメージを抱いていたのではないだろうか?
 
ところがである。
 
我々のイメージとはむしろ真逆の作用が腸内で働いていたという衝撃の事実を知ったのは比較的最近のことだ。
僕は専門家でも何でもないので、以前読んだ記事のイメージをやや誇張して伝えることになるとは思うのだが、大体の雰囲気だと思っていただければ幸いである。
 
胃の中に入り込み胃酸によって本来分解されるべき食物の中で、いわゆる「善玉菌」と呼ばれている数々の菌、ビフィズス菌であったり納豆菌であったりは、胃の攻撃をかいくぐり、生きたまま腸内に侵入してくる。
そう!本来ならば撃退されるべきはずなのに、しぶとく生き残って腸内に入ってくるのだ!この時点でもうイメージとはだいぶ違う。
 
人間の体内はどうするか?
この外敵のこれ以上の侵攻を食い止めなければならない!
そこで腸内に常駐している腸内細菌がそれらの菌に総攻撃を仕掛けるのだ!
つまり我々が「善玉」と思っていたヤクルト菌やR-1菌や納豆菌というものは、人間の体内からしたら「自動迎撃システムが作用しない厄介な敵」という位置付きになる。
つまり腸からすれば、悪玉以外の何者でもないのだ!
 
これが「腸内フローラを活性化させる」というメカニズムの真の正体なのである。
……なんだよ、ずっと好印象を持っていたのに真逆だったのかよ!
 
 
しかし結果としては、それが人間の健康に繋がっているというのが面白い。
人間の腸内に生息している細菌は100~3000種類、数にして100兆〜1000兆とも言われており、驚くなかれ、その総重量は2.5Kg~3Kgに達するそうである!
それらが総動員して活性化するということは、それすなわち小腸内の機能がフルに働くということに他ならない。
人間のウンチの半分ぐらいはこの腸内細菌の死骸だという。
我々をカタチ作っている要素として腸内細菌は欠かせない存在だ。
そんな彼らの「ヤル気スイッチ」こそが、腸内まで死なずに到達する“善玉菌”、別名“ツワモノ菌”だったのだ。
 
今現在僕は腸内細菌を活性化させるために某乳酸菌を毎日1兆個投入している。
ヨーグルト味で美味しいタブレットなのだけれども、「腸まで届け!そして暴れろ!」といった昔とはまるで違う別のイメージで飲み続けている。
100兆相手に1兆では勝ち目はないが、勝たれても困る(笑)。
 
善玉菌のイメージ、変わりました?
 
次回も別の毒について、同じく意外な側面から語ってみたいと思う。
 

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