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ジャパンクオリティ

帰国して一週間が経つ。
海外仕事の後片付けをしたり、書き溜めた文章のまとめをしたり、留守にしている間の雑事やらなんやらで忙しい。
アリーナファイナルとハロウィンパーティーの準備もいろいろ同時進行で進んでいるのだが、精神的になにかと過酷だった今回の海外ツアーから日本に戻っての日々の落差がとにかく激しい。
 
逆に言えば日本のサービスにどっぷり浸かった生活から一変しての海外での数週間の生活にもすっかり慣れた頃にまたジャパンクオリティが戻ってくることに、微妙な違和感を感じるのだ。
この感覚は毎回帰国時に味わうのではあるが、特に今回は強く感じた。
 
その兆候は帰国時のLAX、ロサンゼルス国際空港から始まる。
今回のツアーでなにが一番大変だったかといえば、前回にも書いたが「とにかく荷物の移動が大変だった」ということだ。
空港カウンターで48個の荷物を預けるのも受け取るのも大変だったが、特に我々が強く感じたストレスは「ダンドリが悪い」「行き当たりばったり」といった海外航空会社係員のマイペースすぎる挙動だ。
メキシコに移動するときは離陸の4時間近く前に手続きを開始したにも関わらず、あわや乗り遅れそうになったりしたほどの…モタモタするにもほどがあるだろ!というヘタレっぷりだったのだ。
数回の移動でいろいろと手痛い目にあってきたので、ホテル出発も朝の4時とか3時とかどんどん前倒しになっていく。
帰国時は日本の航空会社だったのだが、半ば習慣となった「チェックイン開始のさらに1時間前」にはカウンターに到着していた。
そこで待機していようかというタイミングで表題のジャパンクオリティがはじまる。
カウンターが開くのは午前10時だったのだが、午前9時の時点で「では超過分の荷物と取り扱い注意の荷物と一般の荷物を分けておきます」と係員数名で手際よく仕分けはじめたのだ。
全員のパスポートを回収し万全の状態まで準備をしてくれた上で「では10時までお待ち下さい」と言われる。
なんという心強さ、頼もしさ、安心感だろう。
 
(営業前にここまでしておいてくれるありがたさたるや)
 
これが海外の航空会社だとどうなるかというと……
まぁ営業時間前はそもそもカウンターに人はいない。
いたとしても完全スルーを決めてかかってくる。
時間になっても面倒くさそうな表情の職員が「チッはずれひいちまったよ」的な態度で全員分の束のパスポートを見てウンザリされる。
そこから謎の空白の時間があり、最初に荷物にタグをつけられるまでに30分ぐらいかかるのはザラだし、1時間経っても数個ということもあった。
まるでわかってない係員が勘で手続きをした挙句に1時間経ってあまりの遅さに先輩係員に交代するのかと思いきや……そこから新人研修になってしまったこともあった。
 
そんなさんざんな目にあってきた我々に日本の航空会社の係員のキビキビした姿は眩しすぎた。
これぞまさにジャパンクオリティである。
10時5分前ぐらいから手続きがはじまるが、その淀みなき手続きのスムーズなことよ。
座席のリクエストも柔軟に対応していただき、ラウンジやゲート位置の説明もキッチリしていただき、全員の手続きが完了したのは10時33分。速い!
その迅速な対応に感謝の言葉をかけると「手続きに手間取ってしまい申し訳ありません」とまで言われる。
 
めっそうもございません!
 

無事帰国して空港のトイレに入る。
ここでもジャパンクオリティを感じることができる。
まずは何と言っても別次元の清潔感。
そして暖房便座の温もりに感動し、ウォシュレットに涙する。
あぁ久々のこのお尻の感覚。「ただいま」と心とお尻で思ってしまう(笑)
 
空港を出た後は超高性能自動販売機で「ペットボトルのお茶」を買う。
硬貨にもお札にも対応しお釣まで出てくるのが日本の自販機だ!
しかも暖かい飲み物まである!←
 
駐車場で車を受け取り運転してもジャパンクオリティは続く。
道の舗装が異常に平らで凸凹がない。
日本車のエンジン音が静かで落ち着かない。
まるで滑っているよう、ロードノイズが極端に少なく走行感は希薄だ。
高速道路の料金は高いがゲートは全自動で渋滞も少ない。
 
 
いかん、褒めすぎだ(笑)
 
「やりすぎ」と思うこともいくつかはある。
まずは各種アナウンスがとにかくクドい。
電車に乗っていても車掌さんや自動アナウンスがひっきりなしに流れている印象だ。
しかも「携帯電話はマナーモードにし……」といった不要な説明が繰り返され、発着時の度にあまり有用とも思えないインフォメーションがくり返される。
 
街の雰囲気も微妙だ。
リドリースコット監督の視点じゃないけど、とにかくギラギラしていて景色がやかましい。
ヨーロッパの街並みなどは「暗すぎなんじゃ?」と思うほどに暗いのだが、南米にしても大部分の北米にしても、夜は当たり前だが暗いものなのだ。
 
 
超高性能自販機はありがたいが、とにかく数が多すぎる。
コンビニもありすぎる。
少なくとも東京都内はどちらも半分に減っても誰も困らないのではないだろうか。
 
とちょろっと日本の悪口も書いておいてバランスを取ることにする(笑)
 
 
そしてVAMPSのアリーナライブは明日だ。
ここでもジャパンクオリティが炸裂することだろう。
いや、これはジャパンというわけではないか(笑)

帰国準備

明日の「Blackest of the Black Festival」がラスト1本となる今回のVAMPS北米ツアー。
最後まで気を抜かずにやり遂げるのはもちろんだが、本日は最後のオフ日でホテル宿泊。
帰国の準備を並行して進めておきたい。
そして今回は一ヶ月前にエントリーした「長旅の準備(http://jinxito.com/2017/04/30/long_trip/)」で出国前にパッキングをした自分と、一ヶ月後の今の状況を照らし合わせながら、さらに次回に生かせるようなデータ収集をしておきたい。
(小分けした荷物を今度はスーツケースに詰め込むのじゃ)
 
1.着替え
基本は10泊分を用意したのだが、現状の着替えを確認したところ……実に不可解な事実が浮き彫りとなった。
Tシャツ8枚、パンツ6枚、靴下5足が未使用のままなんである。
え?なぜ?
最後に洗濯したのは……5月16日のジョリエット。つまり10日間が経過しているにも関わらず、Tシャツ2枚、パンツ4枚、靴下5足しか使っていない計算になる。え、なぜ?
まずスタッフTシャツ3枚が支給され、アイプリさん他いろんなTシャツをプレゼントされたというのはある。つまりTシャツに関しては「だいぶ増えた」という答えがあるのだが、パンツと靴下に関しては謎だ。
しかし絶対量が変わらない以上謎でもなんでもなく「何日か履いていた」という事実を認めざるをえない。
「(シャワーした後に)同じパンツと靴下をまた履くのはイヤというラインはかろうじて保たれているっぽい。」と昨日ツイートしておきながら、まるで平気でやっていたということなんだろうか?本人的な自覚は……ええまぁ確かにそうだったかもしれませんなぁ←歯切れ悪し
 
……次回はもうちょっと着替えを減らしても大丈夫かもしれない。
 
2.暇つぶしグッズ
今回もいろいろ大量にネタを仕込んで臨みはしたのだが、やはりあまり消化はできなかった。
「勇者ヨシヒコの冒険」はかろうじて最終回までの6話ほどを見たものの、その他の暇つぶしをするヒマまではなかった(笑)
バスの中は酒宴や打ち上げやまったり飲みなど、何かと忙しいのだ(笑)
 
iPadは必需品だろうと思っていたのだが、実のところKindleも含めて使う機会は極端に少なかった。
……次回はいらないのかもしれないなぁ。
 
3.おやつ
様々な食品の進化で海外定番というものも変わってきていると思う。
フリーズドライ系の味噌汁は群を抜いて美味しいし、「缶つま」などは缶詰とは思えないクオリティだし、無印良品のちょっとした食品も美味しい。
ただし私は無印良品の回し者ではない。
 
より美味しく、よりかさばらず、しかし適度にB級っぽくてなおかつ和食欲求を満たしてくれるもの。
さらなる研究が必要である。
(似て非なるちょっと残念な味の海外カップラーメン)
 
4.充電器・電源類
これらは「いる」か「いらないか」の二択しかなく、さすがに「いらない」とはならないので現状維持。
ただし今回用意した「コンパクト電源タップ」は非常に有用だったので次回もこれを持っていきたい。
(この小ささで3口は優秀)
 
 
5.帰国前儀式
「出国前儀式」として日本の酒を呑んだくれたと書いてあるので、ここはやはり帰国前には洋酒をひたすら飲むべきなのだろうか?(笑)
ちなみに今ツアー中にプレゼントとしていただいたお酒は全て飲みつくしているのでご安心いただきたい。
30本のビールを数時間で消費してしまう呑んべいチーム、どれだけ酒があっても困ることはない(笑)
 
というわけで今晩の部屋飲みはグリルドチキンと赤ワインに決定!
(頂き物のワインは飲みつくしたので買ってきました(笑))
 
あ!オオトリ様!?

シャワー

ライブ後の汗を流したり、寝る前にその日一日の疲れを落としたり、あるいは出発前にキレイになってこれからの一日を爽やかに過ごすためなどに日頃から欠かせないお風呂やシャワー。
 
そして、大陸横断バス生活を続けていく上で最も困難を極めるのがお風呂タイムである。
 
ホテル宿泊時であればさしたる問題はない。自分の浴びたい時間に浴びたいだけ浴びられる。
VENUE(ライブハウス)にシャワーがある場合、これにはやや細いルールが加わる。自分たちがメインアクトの時は基本的に本番終了後からVENUEが閉まるまでの間に順番に入ればよい。
しかしサポートアクトの場合はそういうわけにはいかない。当然メインアクトの本番が終わればメインアクトの方々がシャワーを浴びだすからだ。
なのでサポートアクトの時は、自分たちの本番が終了し、機材の搬出をしてバスに積み込んでからメインアクトのライブが終わるまで、のごくわずかな時間で効率よく浴びていくしかない。
次の会場でも浴びられる保証のないシャワーなので浴びられる時はみな必死だ(笑)
 
そして会場にシャワーがなく、移動行程的にホテル宿泊もできない場合ということもまま起こる。
そういった時にとるのが「停泊」というスタイルだ。
バスを停めドライバーさんにホテルで仮眠を取ってもらう間に我々も部屋をいくつか取って交代でシャワーを浴び、さらに時間にゆとりがあれば部屋でまったりとテレビでも見ながらビールを飲んでいると次第に心地よい眠気が……そのまま深く眠りこけ目覚めてみたらばバスは遥か彼方に移動した後であった……となるのも怖いので、決して一人でまったりしてはいけない。
危ないと思ったらバスにいれば間違いない。
 
 
さて、そんな貴重な時間を提供してくれるシャワーではあるのだが、、、トイレに続いてアメリカのシャワーに文句を言いたいことがいくつかある。
 
 
1.なぜ壁から生えている?(-“-)
 
日本のシャワーといえば大部分がシャワーホースの先にシャワーヘッドが付いているという形状をしている。身体中どこでも自在にシャワーをかけることができて大変便利である。
もはや当たり前すぎてその利便さを我々日本人は忘れている。
一方海外のシャワーというのは、多くの場合壁からニョキッと生えていて非常に扱いづらい。
細いことを言えば逃げようのない狭いシャワーブースの中で、最初にシャワーが出る瞬間の冷たい水を回避しなければならない無駄なアクションをするのもイヤだ。
 
2.温度設定と水量調節、え?(-“-)
 
普通シャワーといえば、水圧と水温の調整がそれぞれ別にできるようになっているはずなのだが、海外のシャワーノブはどうしたわけだか水圧と水温が同じ向きでしか調整できない。
水からお湯に水温が上がりながら水圧も同時に上がっていく。
つまり「水圧の低いお湯」や「水圧の高い水」を出すことはできないということになるのではないか?
そもそも水圧がかなりいい加減な感じでノブをひねるとまずジャーと水が出てきて適当に水温が上がっていくという感じで、水圧自体はほとんど変わってないような気がする。
 
しかも日本の水系のノズルは共通右回しなのだが、どうもアメリカはそれすらも曖昧というか、左回しのものがあったりしてこれまた適当だ。
 
文句を言いたいポイントは以上2点のみだが、この二つの不満が毎日毎回場所を変えてもほぼ常につきまとう。
それに加えてお湯になってくれなかったり水圧が悲しいぐらい低かったりシャワーカーテンが存在せずやたら周囲をズブ濡れにせざるをえなかったり鍵が壊れていてドキドキさせられたり……
 
本当に大雑把なんだからもう!ヽ(`Д´)ノ
 
学ぶことの多い国アメリカではあるのだが、学んで欲しいこともまた多いと感じる国なのである。
 
……もっともどんなにこちらのシャワーの不快適さを訴えたところで「???なに?それがどしたの?」と首を傾げられて終わりのような気もする(笑)

苗場イベント終了

今年もVAMPS WINTERなるイベントが終了した。
多くのファンの方と触れ合うことのできる年に一度だけのイベントなので楽しみには違いないのだが、やはりこのイベントは大嫌いだ(笑)。
ということは去年にもさんざん書いた。http://jinxito.com/2016/03/08/v-winter/
 
しかし今年はなぜか罰ゲームが中央から上手側に偏ったのが印象的だった。
某ギタリスト氏に集中砲火のように降り注ぐ罰ゲームに継ぐ罰ゲーム。
 
この世のものとは思えない超越したセンスの絵に抱腹絶倒するのは毎年恒例となっている。 
「K.A.Z. 画伯」で画像検索すればこれまでの芸術作品が表示されるが、今となっては誰を書いているのか不明なキャラクターも多数存在する。
 
ここでは最も代表的な例として「エヴァンゲリオン初号機」を挙げておく。
 
そして今年のこれもすごかった。
「チャーリーとチョコレート工場」のキャラクター「ウンパルンパ」というお題だ。
 
今後とも注目したい画伯であることに間違いはない。
観客と出演者全員を笑死寸前まで追い込んだ
 
ところで今年のイベントではお客さん全員によってもメンバー全員が笑殺されそうになった瞬間があった。
「赤カピバラ青カピバラ黄カピバラと言ってください」といった早口言葉のお題が何問か出されたわけだが、回数を重ねるに連れ、一人として某ギタリストに投票しなくなるという珍事が発生した。
MCの山ちゃんと喜矢武君のツッコミも面白い。
「もはや誰にも期待されておりません。ここは見返してやってください!さぁどうぞ!」
 
そして二日目になると、早口言葉に関しては下手二人以外には誰も投票しなくなるというファンのみなさんのシビアな一面までもが露呈する(笑)
ついにはHYDE様にまで誰も投票しなくなったのだ!
 
「君たち?VAMPSファンじゃなかったの!?」と叫ぶ山ちゃん。
 
非売品のクリアファイルが真剣に欲しかったこともわかるが、自分の名前が投票されていない(ゲームとしては終了している)状態で早口言葉を言わなければならない3人はノープレッシャーでありつつも、それでもやはり言えないのが早口言葉なんである。
 
ところで僕はなぜ自分でもビックリするぐらいクリアーすることができたのだろうか?
初日の「赤カピバラ青カピバラ黄カピバラ」のみ言えなかったのだが、2日目はクリアー、それ以外のお題もまんまと言い抜けられたのだ。
自分でもまさか言えるとは思っていなかった。
あれ?自分得意だったの?(笑)
49歳にして初めて知った。
 

そして翌日は午前中から「VAMPSウォッチング」というゲレンデでのイベント。
颯爽と駆け抜け、カッコよく滑走していくメンバーを目撃するという趣旨なのだが、あいにく僕はそこまで華麗に滑走することができない。
 
小学四年生の時からスキーをやっていたにもかかわらず、生粋の運動オンチに加え、年々スキーのスピードが怖くなってきている。
 
急斜面で一気に加速してしまった自分にブレーキをかけることを繰り返すだけなので、中級者以上のコースは楽しくないというか、もはやつらいだけなのだ(笑)
 
というわけで僕は主に初心者コースで途方に暮れた表情でボーッとゲレンデの傾斜角度を絶望視している人や、転んで動けずに半べそかいている人を中心に片っぱしから声をかける。
 
そう、構図的には完全なるナンパだ(笑)
 
このナンパは非常に恥ずかしくもベタな「こんにちは〜」から始まるわけだが、キョトンとしている人の場合はすかさずコンビを組んだスタッフが「JINさんです」と声をかけるという連携プレイもあって、成功率は極めて高い。
(このスタッフがまたいやらしいぐらいにタイミングが絶妙なのだ(笑))
 
しかし今年は二日目に一回だけナンパに失敗したことを報告しておく(笑)
※このとき同行スタッフはちょっと遠くにいて連携プレイができなかった
 
ゆっくりこっそりスノボでジワジワ降りているビブス女子に近づき「こんにちわ〜滑れてますか〜?」と声をかけるが、声をかけられた女の子はそれどころではなかったらしい。
大丈夫かな?と並走したら「ジャマなんですけど!危ない!」と叫ばれた。
しまった、やはりキチンと手順を踏まないとただの空気を読まないナンパ師になってしまう。
「スス、スミマセン!」と即退散することとなった。失敗!
 
やはり僕には通常のナンパはとてもできない行為だと思い知った。
結構それだけの出来事でも、心が折れたからだ(笑)
 
心が折れたついでに時系列は前後するが、ふもとに降りていくのに大斜面を滑走せず、下り方面ゴンドラに乗るという選択をしたことはTwitterですでに報告済みだ。
同行スタッフが僕以上に危険回避最優先の男だということは去年も書いたが、この男が去年よりもさらに僕の性格の理解度を増したようで、絶妙に意思を誘導しようとするのだ。
「ケガしちゃ元も子もありませんしね」「いや〜このタイミングで大斜面降りて行ったら残りの時間滑れなくなっちゃうかな〜」とか横で言うんだもん!←
 
ウワサの初号機カラーのスキーウェアー
 
といった感じで3泊4日の苗場イベント、無事終了!
 
案の定、翌日の今日は筋肉痛と闘っており、へっぴり腰での日常復帰である。
 
なお、昨日はようやく今年初、70日ぶりの休肝日となった。
肝臓君、大至急休んでくれたまえ!早々に復帰してもらうとは思うけれども(笑)

アメリカ-カナダ-アメリカ

毎日ぐらいの更新を目指していた今期ワールドツアーであったが……

無理無理!(笑)

メキシコでゆったりオフ日がありニューヨークに到着したその日も移動日でゆったりとした時を過ごし、翌日もホテルをチェックアウトしたのは13時。

そこからが怒涛のスケジュールであった(笑)。

アメリカのライヴハウスは「入り時間」が遅い。

14時にならないと中に入れてくれないので、その時間帯に合わせての一日となる。

機材をコンテナ車から降ろし搬入、そのままステージにセッティングをしてサウンドチェックへの流れなのだが、元々少数精鋭のスタッフではあったが今回さらに減り、我々サポートメンバーには「自分の楽器は自分で組むべし」という業務が課せられる。

しかしビビることはない。

ここ数年ぬくぬくと人に任せっきりであったのだが、本来僕は機材の搬入搬出セッティングの異常な速さで一目置かれたローディー時代を通っている。

まだまだ現役でも通用するに決まっている(・∀・)


……返す返すも甘かった(´_ゞ`)ちーん 

ピアノが重い!キーボードスタンドの継ぎ目に手を挟んで痛い!シンセもしっかり重い!ケーブルが絡む!まつる!ケースの蓋が頑丈でなかなか開かなくて腹立つ!ってかどいつもこいつも重い!腰によくない!

ってか誰よりも自分のセッティングが一番信用できない!

搬入搬出時も重いケースはさりげなくスルーし、運び甲斐ない軽いものばかりを目ざとく選んで持つ。←ズルいと思われるかもしれないが長年の機材運搬経験者としては、シロートさんに下手に重いもの持たれてケガされるよりも手間だけは同じだけかかるそういった小物を選んで運んでもらった方が双方にとって益があるのである。

こうした流れを経てようやくサウンドチェックが始まるのだが、今回のFOH(Front Of House)のローガン氏はなかなかにアーティスト肌の男で、自分のペースで音作りをするタイプのようだ。しかもモニターエンジニアを兼任もしているので単純に倍の仕事量だ。

さらにはオープニングアクトに1つもしくは2つのバンドも入っているのに加えて入りは14時となると、これはもうなかなかの激戦を経ての本番となる。

初日は19時ぐらいまでVAMPSの作業が押してしまい、CitizenZeroの持ち時間はほんのわずかとなってしまったが、同じことはVAMPSも去年経験済みだ(笑)。

幸いライヴ自体が始まるのが遅いのでなんとか成立してはいるが、当然終演時間も遅くなり、機材を片付けてコンテナ車に積み込みが完了すると夜中の1時を回っているなんてことになり、さらにはそこからシャワーを浴びて次の会場まで数百キロのバス移動となると…これはなかなかにハードなスケジュールとなるのだ。


と自分で書いていて「すげーな俺ら」と感心してしまったのだが、去年のSIXX:A.Mのツアーを経験しているからなのか、あの時ほどの過酷さを感じないのも事実だった。

仕事量はいろいろと増えているのにも関わらず、

人間、慣れの生き物なのですなぁ。


そしてカナダへの越境は陸路。

自分の経験でもメキシコの苦い思い出をした時ぐらいだと思う。

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昨日一昨日あたりにスーパームーンが話題になっていたが、こちらは時差の関係で約半日遅れでやってくるスーパームーンだったのだが……

そんな日々を送っていたのでメンバー全員完全に見逃すの巻。

一日経った「やや惜しかったスーパームーン」を眺めながらバスとホテルの間を往復したぐらいだ。


さらについ先ほど、カナダから再びアメリカに入国する国境近辺で明け方の大きな月をバスの中から見ることができた。

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ヒューロン湖とセントクレア湖の間に位置するサーニアという場所の国境。

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厳密にはスーパームーンではないのだろうけど、明け方にここまでクッキリと見えるほぼ満月は今まで見たことがない。

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そして夜明け。

DAWN OF THE VAMPS

起きていたのは僕だけだったけど(笑)。

 

バスは国境を越え69号線を西に向かってシカゴへ!

トロントからの総距離は835Km!

……ってか間に合うのか!?

遺跡探索

なんて書くとインディージョーンズかララクロフトかって思われそうだけれども、そうではない。
僕は「古代遺跡」「古代文明」「失われた謎の文明」「オーパーツ」といったワードが大好きだ。
 
ピラミッドやスフィンクスに強烈な魅力を感じ、図鑑やそういったキワモノ系の雑誌の怪しげな記事を読むのが大好きな子供だった。
 
大人になってからもその情熱は失われることなく…というほどではないにせよ、そういった特番があれば見るようにしているし、我が家のHDビデオには「エジプト」「古代文明」といったお好みワード登録もしてある(笑)。
 
そんな僕の「死ぬまでに達成しておかなければならないこと」のかなりの上位にあったエジプト観光をしてから約6年が経つ。
 
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当時のわたくし(@相当感動中&動揺中)
 
この時にそんなことを思ってエジプトに行ったわけではないのだけれども、ハイド氏に「あ!もう始めているんだね」と言われて初めて自覚した認識でもあった。
 
そうなのだ、もう人生の折り返しポイントはとっくに通過しているのだ。
 
今思うことは「エジプトは40代前半に行っておけてよかった」ということだ。
6年近く経った今、あの苛酷な弾丸ツアーを体力的にこなせるかどうか…大いに疑わしい。
 
古代遺跡はなるべく若いうちに行っておくべし!
 
今回改めてしみじみと思った。
 
ナスカの地上絵、マチュピチュ、チチェンイツァ、イースター島、アンコールワット、ペトラ遺跡、パルテノン大神殿、
 
行きたいところはまだまだあるが、多分ナスカの地上絵を観てしまったら今回の人生にすっかり満足してポックリ死んでしまいそうな気もするので迂闊には観に行けないかもしれない。(……とはいえ行かないのも悔しくてまた死ねないけれど(笑))
 
 
さてメキシコのライヴの翌日、スケジュール調整や飛行機の手配などの関係もあり、今ツアー2回目にして最後の終日完全オフ日!
(・∀・)
しかもメキシコシティーにステイ。
 
ならばこれはもう行かない手はない。
というか、行かねばなるまい!そう!
 
古代遺跡テオティワカンへ!
 
参加メンバーは僕とじゅーけん、それに日本スタッフ2名と海外スタッフ2名と現地コーディネーターの2名にドライバーさん。
 

しかし、僕はナスカ文明とエジプト文明は大好きなものの、実のところマヤやアステカといった中米の古代遺跡についてはそこまで詳しくない。
せいぜい「やりすぎ都市伝説」とか「世界ふしぎ発見」程度の知識しか持ち合わせておらず、今回訪問するテオティワカンにしてもそれがマヤ文明のものなのかどうかすらも知らない状態から始まった。
 
そもそもテオティワカンへ行けると確定したのはライヴが終了した後の話。
 
打ち上げ後即爆睡後3時間でパッチリ目が覚めた時差ボケを利用して勉強タイム!(笑)
 
古代遺跡に限らず、観光スポットはなるべく情報を詰め込んでから行った方が圧倒的に楽しい。
 
何も知らない状態で見たところで「大きな石」とか「古い建物」ぐらいにしか認識されないからだ。
 
古代遺跡に関しては、
◯見るべきポイントは?
◯なぜ建造されたのか?
◯どんな意味があったのか?
◯なぜ滅びたのか?
 
などを知っておくだけでも見学に意義が出てくる。
  
テオティワカンについて調べてみてわかったことは、全部が解明されているわけでなく推測や仮説の域の話も多いということ。
 
そういった説明を読んで自分なりに空想を巡らせるのも楽しい。
 
宇宙人説や超古代人類説などのコートームケーな話も僕は大好きなので、それらを絡めて自分の脳内で空想を超えた夢想に飛躍していくのはさらに楽しい。
 
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正面から見る「太陽のピラミッド」。この構図が最も有名だろう。
 
 
大きさをより実感できるショットがこちら。
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人の大きさとの対比、急な階段、全体の質感など実感しやすい。
 
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太陽のピラミッドの頂上から。右背後にあるのが「月のピラミッド」。
やせ我慢してへっちゃらな表情をしているが急な角度の階段は合計286段。
膝はガクガク太ももパンパン、寒いんだけど汗かいて熱いしもう何がなんだか……という表情を隠したポーカーフェイスなんである(笑)。
 

そして今回どうにも興味深かったのが、このテオティワカン遺跡はまだまだ未発掘の余地が無数に残されたまま半ば放置されているということ!
 
「明らかにこれピラミッドでしょ!?」といった山が敷地内のそこかしこでそのまんまにされているのだ。
 
人手が足りないのか予算が降りないのか、それを発掘したところで観光の客足には影響しないだろうというオトナの事情による判断なのか……
理由はわからないが、そんな景色が無造作に転がっているのだ。
 
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月のピラミッドのすぐ横にも手つかずの小ピラミッドが!
 
テオティワカンそのものも発見当時はこんな有様だった。
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 (ほぼ山である)
 
エジプトのギザのピラミッドもスフィンクスも大部分が砂に埋もれていたそうだ。
 
 
こうなってくると、もう視界に入る山全てが未発掘の何かに見えてきてしまう(笑)。
 
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あの山きっとエジプトクラスの巨大ピラミッドでしょう!?
ねぇねぇハックツしてみたら?と思ってしまうのだ(笑)
 
GoogleMap/Earthによる遺跡の発見が21世紀に入ってから相次いでいるが、確かにこれは余程の情熱、資金、意味がないと前に進まないのだろうなぁ、という台所事情を目の当たりにしたようでもあった。
 
まずは衛星軌道上から見つけて現地に乗り込むというパターンが最も効率がよいのであろう。
 

ピラミッドに代表される古代遺跡には数々のメッセージが隠されている。
 
このテオティワカンにしても円周率を元とした単位による寸法、天文学を元に正確に測量された東西南北に謎かけのようにつけられた傾き、年に2回太陽がピッタリ頭上に配置される緯度経度で建造されているそうだ。
 
数学や天文学は宇宙の言語、知的生命体間での究極の共通語となる。
 
そんな古代遺跡の謎をかなりドキッとさせられる角度で切り込んだ激しくオススメの映画がある。
内容はナショナルジオグラフィックのようなサイエンス系ドキュメントである。
 
興味のある方は是非!
まずはレンタルで!
 
 
このテオティワカンも幾度か登場する。
今回の遺跡探索の前後それぞれに鑑賞しているのだが…何度見ても興奮する内容だ。

時差

普段日本列島に住んでいる分には全く意識することなく過ごすことのできる「現在時間」。
 
ところが海外に赴くとそうはいかない。
みなさんご存知の「時差」という概念を受け入れなければならない。
 
地球は丸く自転をしているので経度によってそれぞれの現地の時刻は異なる。
 
単純に「地球一周360度÷24時間=15度」
 
となるのだが、経度による時差をキッチリ採用している国もあれば近いところでいい塩梅で区分している国もあれば国内で統一している国もあるので、「地球上のこの位置だからこの時間!」と一概に判断はできない。
 
(※時差の狭間にある町は一体どうやってこの1時間の時差を過ごしているんだろうか?と思うと深みにはまる。
例えば日本の東経138度線で時間や日付が区切られていたとしたら?と極端なことを考えてみると、その境辺りに住んでいる人々はどちらの時間軸を採用し、またそこを越えるときには様々な不都合は生じたりしないのだろうか?なんて余計なことばかり考えてしまうのである。
新聞配達は?毎日の放送は?少なくとも日本の国土の真ん中に日付変更線がなくて良かったと思うことで納得するしかない。
日本は幸い全部同じタイムゾーンを採用しているがアメリカなどは陸続きで3つ、海を隔てて4つの時間を有する国なのだ。現地の人のナマの声をいつか聞いてみたい。)
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幾度となく海外を訪れてはいるけれども、この感覚に慣れるには相当の熟練が必要なようだ。
体質もあるのかもしれないが毎回時差ボケになるし今のタイムゾーンから次のタイムゾーンに移動する時も「えーと、時間は進むんだっけ?戻るんだっけ?」としばらく考えないとわからないし、わかったところで今ひとつピンとこない。
 
え?どうピンとこないのかがピンとこないですって?
 
う〜ん、、、
 
例えば今朝はロサンゼルスからメキシコシティーまで飛行機の移動だったのだが、出発時刻はロサンゼルス朝10時発、到着時刻はメキシコシティーで夕方4時着という表示であった。
時差は2時間。
さて実際に飛行機に搭乗していた時間は何時間でしょう?
 
2を引いて4時間なのか、そのままの6時間なのか、あるいは2を足して8時間なのか…
 
すぐにはわからないしピンと来ない、という感覚がちょっとでも共有できたら幸いである(笑)。
 
(答え:実質搭乗時間は4時間。だけども6時間←ややこしい)
 
 
さて、メキシコシティーにて早速現地の料理に舌鼓を打ちに行ってきます!
 
前回はピーマンだと思っておもいっきりハラペーニョをガブリと食べて10分間悶絶して涙して口もきけなかったので、今回は十分気をつけます(笑)
 

と書いたところで集合時間となってしまった(笑)。
 
更新が間に合わなかったものの、せっかくなのでメキシコ食レポも併せてのブログにしようと思ったのだが……
残念!
今日の夕食は全然メキシカンフードっぽくなかったので夕食シーンはごっそり割愛。
 
せいぜいコロナビールを飲んだぐらい。
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上の話にも関連するのだけれども、2時間の時差の関係上メキシコに着いたら西海岸タイムの14時が既に16時。
夕食も2時間繰り上がる感覚で19時集合だけども本来の腹時計ではまだ17時。
蛇足ではあるけれども日本時間だと次の日の午前10時。
 
ね?やっぱり混乱するでしょう?(笑)
 
現地時間20時過ぎには夕食も終え、どっちの時間にしても早すぎる晩餐。
各自部屋に戻って寝酒の調達をしたいところだ。
 
ところが折しも雨ザンザンのメキシコシティー。
とてもじゃないが買い出しに出るのはきつい。
 
しかし酒飲みは時として酒を飲まない人には到底理解できない行動を取るらしい。
 
かくして酒のために2ブロックほど離れた酒屋を目指して突進する我ら!+.゚(*´∀`)゚+.゚
 
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バカである(´_ゞ`)ちーん 
 
しかし寝るまでの数時間、眠くなるまでの数時間、やはりチビチビと飲む焼酎とか日本酒とか欲しいけどないので、せめて調達しやすいウイスキーとかテキーラとかウォッカとか欲しい。
それならばいくらでも手に入るであろう(^^) 
 
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フードをかぶって立ち往生する吸血鬼。
え?実は吸血鬼は雨にも弱かった!?←新説(笑)
(メンバーとサポメンとスタッフの折り混じった謎のフードさん達(笑))
 
ロサンゼルスのホテルではうっかり水を調達し損なったので、今回はしっかり大瓶を買おうとしたのだけども、あいにくスパークリングウォーター(炭酸水)しか置いてない謎の酒屋。なんでだー!?
 
しかしいかにも適当そうなメキシコ人店員が「このメイガラは炭酸ヨワイからダイジョウブネ」的なことをアピールするので信用して買ってみる。
今にして思えば適当そうなメキシコ人の言うことをなぜ信じたのだろうか?
 
適当そうな人間というのは古今東西全てにおいて、それは日本人とて例外なくもれなく適当なんである。
 
なんで信用しちゃうかなぁ?自分?(´Д`)
 
ホテルに戻ってまずは熱いお風呂(本日は水上温泉)に入り、風邪をひかないように十分に温まり、おもむろにこの炭酸水をコップに移し替え小一時間ほど放置しているのだけども……
 
炭酸の抜ける気配まるでなし(´_ゞ`)ちーん 
 
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シュワ〜♪…明日の朝には抜けてくれているだろうなぁ?(-“-)
 
さもないと……
 
微炭酸のコーヒー、
微炭酸の緑茶、
微炭酸の味噌汁、
微炭酸のお吸い物、
 
比較的飲めるとしたら上記のうちのどれだろうか?
 
いやだ!どれも飲みたくないぞ!

洗濯と自動販売機

結構いろんな人に聞かれる。
「長い海外ツアーのときって……洗濯はどうしているんですか?」と。
 
「合間でしてますよ」としか答えようがない。
ってか、しないわけないでしょうに!(笑)
 
一週間までならば日数分の着替えを用意するのだが、それを超えたらもういけない。
洗濯して着回していかないと追いつかない。
 
一週間以上の旅の場合はそれが二週間であっても1ヶ月であっても、もはや荷物の大きさは変わらない。
30泊分の着替えを持って旅する人もいないかと思われるし、旅慣れた人ほど荷物が少なくなるというのは多分本当の話だ。
 
衣類というのは面白いもので、着る前の状態よりも着た後の方が膨らむ感じがする。
もちろんそんなことはないのだけれども、キチンとたたまれた衣類と洗濯物として無造作にランドリー袋に入れられた衣類とでは明らかに容積が異なってくるのは無理もあるまい。
 
かくして日数がかさむごとに荷物は減るばかりか増えていくような錯覚を覚えるのがちょうど今あたりである。
我々の場合ステージ衣装というものもあるので2日間のライブで4着、もしくはそれ以上の衣類を消費することになる。
特に日本のライブハウスと違って海外はシャワールームのない会場も多く、そのままバラしてバスに乗って移動なんてこともあるし既にあった(笑)。
 
 
そんなわけでせっかくのアメリカ西海岸の洗濯日和に洗濯をしない手もない!
やってきましたコインランドリー。
(わかっているとは思うけどコインランドリーに洗濯日和は関係ありません)
 
すでにツイッターには書いたのだが、両替機に10ドル札を入れた某ベーシスト氏の喜悲劇の想像がつくだろうか?
$1,$5,$10 Onlyと書かれた両替機は実に素直な機械で、入れた額の全部を25セント玉で吐き出すという機械である。
 
つまり10ドル札を入れた彼は40枚の25セント玉を見て「ひっ!」となるわけだ。
そりゃそうだ。
日本人の感覚からしてみれば「ちょっとその両替機不親切すぎない?」と思うからだ。
(彼がまとめて両替したという解釈に切り替えて僕らは両替せずに彼からクオーター玉を分けてもらうということにした。それでもまだ20枚近くのコインが余っているはずだ(笑))
 

 
そしてここからが今日の本題である。
 
これまでいろんな国を旅してきたが、自動販売機の性能というのは贔屓目なしに日本がダントツで世界一だと思う。
 
かなり強気の姿勢でグイッと切り込んでみた。
 
しかし、自信たっぷりに豪語できるぐらいに日本製の性能が優れているというよりは、むしろ海外の自販機の性能が悪い。
とことん悪すぎる。
ってかありえない!
 
例えば今日行ったコインランドリーにしてみても、そもそも自販機に入れられる硬貨の種類の指定から始まるのだ。
 
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「QUATER ONLY」というのは25セント玉だけということで、他の硬貨を入れてもそのまま飲み込まれるか、詰まって壊れるかのどちらかなのであろう。
 
これがお札ならば「$1 ONLY」が圧倒的に多くなる。
あらゆる紙幣を受け入れてくれる機械なんてラスベガスのカジノのマシーンぐらいなのではないだろうか?
 
ピッタリの額を入れてボタンを押すのみ。
お釣りも出ない。
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当然商品は25セント単位となる(笑)。
 
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世界最古の自動販売機は紀元前215年頃の古代エジプト文明の「聖水の販売機」だったそうだが、基本構造はそこからほとんど進化していないのではあるまいか?
 
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夏休みの宿題的なかなりわかりやすい原理だろう(笑)
 
 
一方の日本の自販機はどうだろう?
 
今や顔認証で未成年か成人かを自動判別しタバコを売ってくれたりくれなかったり、さらにはジュースの自販機では前に立った人の年齢を推定するまではタバコの販売機と同じだけども、その世代のこれまでの売れ行き傾向を提示しおすすめしてくるところまで来ている。
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(商品の並びが世代によって配置変更されるらしい) 
 
「ヘイ!見ろよ!この販売機10円や50円や100円はおろか1000円札まで入る上にお釣りまで出るみたいだぜ!?なんてグレートな技術なんだ!」と驚く外国人の想像の遥か彼方の次元まで、完全に単独ぶっちぎりでいってしまっているのだ(笑)。
 
日本がダントツであることは疑いようがない。
 

もう一つ、やはり今日コインランドリーで洗濯機に25セント玉を入れるときに思ったのだが……
この国はこういったハードウェアを進化させる意思があるのだろうか?ということである。
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なんといえばよいものか難しいのだが……
 
コインランドリーの洗濯機が常に最新機器である必要はない。 
だけどもそんなに古い機械であるはずもないのに、どう頑張って見てもかなりの年代物にしか見えない変化のなさ加減というか……これはわざとやっているのだろうか?
 
「バックトゥザフューチャー2」の未来の年号を超えた2016年に普通にこんな機械が使われていることが驚きなのだ。
コインランドリーに限らず、こんな旧式じみた機械が稼働している場所が日本にあるだろうか?
 

常に時代の進化をリードし創造し続けるアメリカではあるのだが、興味のないジャンルに関しては完全に進化を止めたまま何十年でもそのままであり続ける。
 
近くて遠い国アメリカである。
 
そんなまるで関係ないことを、アメリカ大統領選で盛り上がる現地でふと思うのでありました。

バス泊

以前「いかにバス泊が快適であるか」をお伝えした。

夢のように快適なベッドの話

僕にとってはとても相性の良いツアーバスのベッドなのだが、その快適性は健在であった。
今朝目覚めた時の爽快感を箇条書きで伝えるならば

◯昨夜の時差ボケがウソのようだよ
◯だって8時間完全爆睡だよ?
◯しかも腰痛まで治っちゃったんだ!

これのどこが箇条書きだ(笑)

仰向けになって寝るだけで腰が痛くなってしまう僕なのだが、バスのベッドではおもいっきり仰向けで寝る。
頭のてっぺんから足の指先まで心地よく伝わるタイヤからの振動。
バスが停まっている時はエンジンの振動や発電機の微振動が絶えず全身をマッサージしてくれているようだ。

人によっては煩わしく感じるらしいのだが、僕にとっては夢のように快適なベッドであることを改めて強調したい。

そして、快適とはいえ狭い車内のロビー。
メンバー間の距離も縮まるように思う。
普段している雑談もより親密に(バカっぽい)、より細かな(くだらない)話題になっていく。

この空気感が好きだ。

しかし今日のロサンゼルス公演が終わると次はメキシコに空路で移動となり、バス泊はしばし中断となる。

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Wi-Fiがあまりに低速でパソコンが使えないのでiPhoneでの投稿にトライ。メチャ手間がかかる上に写真の向きもおかしいぞ?後で直しておきます。

機内映画

サンフランシスコは現在朝の6時を回っている。
やはり今回も時差ボケはしっかりやってきた。
 
ほぼ寝られないままでこちらに到着し、ホテル到着後もいろいろなデータの整理などの雑務をこなし、みんなで夕食を食べた後にゆっくり風呂に浸かり、ビールをシパッと開けて心地よくトロンとなってきたところでおもむろにベッドに入り爆睡をキメ込むはずだったのだけども…
 
やはり1時間ほどで目覚めてしまった。
そこから2時間ほど悪戦苦闘しながらウトウトするまではいけたのだが、結局朝の3時にギブアップ。
明日会場でやろうと思っていた作業を無理やりやってみたりしたが、今はもうできることがない。
 
そこで「今回の海外ツアーはテンポよく短めのブログに」と言ったその舌の根も乾かぬうちに本来の「長文ブログ」を書くことにする(笑)。
 
話は前後するが、今回は退屈な長時間フライトでの時間の過ごし方について語ってみたい。
なお今回のブログはかなりの私的な決めつけや持論や偏見が炸裂している。
同意できない方もいるかとは思われるが「そんな風に考えているのね〜ご苦労様」程度に思っていただければ幸いである。
 

国際線の飛行機は8時間とか場合によっては14時間半とかの非常に長い間一箇所にジッと座っていなければならない乗り物だ。
南米に行く時などは10時間+待ち時間6時間+10時間なんて一日オーバーの行程だってある。
 
当然その時間をなんとかして快適に過ごしたいと思うのは無理からぬことであろうし、サービスの限りを尽くしてくれる航空会社の工夫にはただただ感謝するしかない。
機内のエンターテイメントシステムは少しずつ進化を続け、現在は20年前とは比べ物にならないぐらい快適になっている。
 
機内映画に関しての最大の革命は、やはり乗客個別に好きなタイミングで好きな映画を見られるようになったことではないだろうか。
 
昔は決められた時間に決められた映画が前方スクリーンに投影されるという仕組みだった。
ジブリの「紅の豚」は当時JAL国際線でそうやって上映されることをウリとした映画だった。
元々JALはこの映画を国内線でも上映できるようにと30分程度の短編を依頼していたはずの話がどんどん膨らみ長編化になったため、劇場公開もすることになったそうだ。
 
そして年々システムは洗練されていき、プログラム内容も大幅に刷新されていく。
最近公開したばかりの映画がもう見られるというのは機内映画の一つの特典であったが、その作品数もすごい。
今回のサンフランシスコ便ではこの夏公開の話題作を中心に結構見たい映画だらけのラインナップ!
 
ターザン、ゴーストバスターズ、キングオブエジプト、奇蹟がくれた数式、グランドイリュージョン、インデペンデンスデイ、ファインディングドリー、X-MENアポカリプス…
邦画も負けていない。
シンゴジラ、君の名は。、後妻業の女、縁、秘密THE TOP SECRET…
 
見たかったけど見逃してしまった作品がたくさんある。
大好きな映画をさらにリピート鑑賞するのもいい。
 
ちょっと昔の有名なタイトルや、現在公開中の劇場公開に併せた旧作なども嬉しい。
ジェイソンボーンシリーズが揃っていたり007シリーズやハリーポッターシリーズが並んでいたり、あるいは半沢直樹シリーズやゴシップガールといったドラマもたくさん並んでいる。
 

さて、僕が毎回飛行機に乗るたびに実践している映画鑑賞方法も紹介しておこう。
 
基本的に飛行機のドアが閉まる前後から映画を見ることはできるようであるが、すぐの鑑賞はおすすめできない。
離着陸時はとにかく機内アナウンスが頻繁に入るのでその度に映画が中断される。
日本語での説明が終わり映画が再開され2秒でまた停まり今度は英語のアナウンスになる。
これが数分おきに繰り返されるのが煩わしい上に機内アナウンスは容赦なく最大音量になるのでヘッドフォンをしていて非常にうるさく、またマイクのスイッチを「カチッ」と入れる音は前触れなく後頭部を叩かれるような気分にさせられ、非常に耳に痛い。その度に腹が立つのでストレスが蓄積していく(笑)。
 
また離陸後しばらくしてドリンクサービスが「あられミックス」といった米菓と一緒にふるまわれるのだが、これもまたヘッドフォンをしながら食すると耳の中で「ボリボリ」と響くので映画の音が聞こえずらくなる。
 
…非常に細かくつまらないことを書いているわけだし「だったら食べなきゃいいじゃん!」と思われそうだが、とにかく僕はそういった理由により、この辺りまでは「今日は何を見ようかな?どんな順番で見ようかな?」「ビールはまだかな?」とワクワクしながら機内誌のプログラムを吟味するのが習わしとなっている(笑)。
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Klipsch社のイヤーモニターには機内対応アダプターが付属されているのが嬉しい。
遮音性も高く軽量なので飛行機内の用途にも向いている。
 

映画のジャンルにもこだわりがある。
前にも書いたことがあるのだが、基本的には「大画面の迫力が重要なもの」といった作品は見ないようにしている。
以前「パシフィックリムを機内で見たけど全然面白くなかった」と人に言われて答えに窮してしまったことがある。
巨大なスクリーンで見ることを前提に作られた作品というものは少なくない。
パシフィックリムなどはその際たる例なのではないだろうか?
「キング・オブ・飛行機で見るのに適さない映画」の首位をあげたいぐらいだ。
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小さな画面でチマチマ動く巨大ロボットなんてイヤだ(笑)
 
最近はなんでもスマートフォンにYouTubeで済ませてしまう人も多いが、それでエンターテイメントをした気分になってしまうのは非常に残念なことだと思う。
ぜひホンモノの迫力、ホンモノの感動というものをキチンとした環境で味わってほしいと願う。
 

そういった意味では機内映画というのは稀にみる劣悪な鑑賞環境だ。
画面は小さく座席も狭く映画は容赦なく中断され隣の人がトイレに行きたいと狭い目の前を通ったりする上にジェットエンジンの音が常にうるさい。
ちゃぶ台をひっくり返すようで申し訳ないが(笑)。
 
しかし確かに劣悪ではあっても「極端に干渉の少ないプライベートな空間」であることに重点を置くと、決して悪いことばかりでもない。
仕事の電話もメールも届かず、人に話しかけられることもない完全なる自分だけの時間は現代社会では案外貴重だ。
 
おのずとこの環境に向いている映画というものが人それぞれの嗜好別に浮かび上がってくるはずだ。
 
 
僕の場合は大きく二つに分かれる。
 
一つは「見たかったけど見られなかった作品」で、これは深く考えれば「そこまでして見たいものでもなかった作品」であるとも言える。
 
事前にネットでチケットを予約し時間を割いて映画館まで行き1800円を支払う対価に見合った映画を見るには、それ相応の動機がなければなかなか動けないものだ。
 
そこまですることができずに自分の劇場鑑賞欲求からこぼれた作品となると「そんなに真剣に見ないんじゃないか?」といった気楽な姿勢で見ることができる。
 
頑張ってもあまり真剣には見られない劣悪な環境なのだから、気楽に見られるというのはむしろ環境に対応できているということにもなる。
 
こういった作品は上記に書いた「大迫力を必要とするもの」であってもあまり気にしないことにしてしまう。
僕のコダワリなんぞしょせんその程度、いい加減な人間なのだ(笑)。
 
 
もう一つは「自分にとってはあんまり興味がない作品なのだけども、こういう機会でもない限りなかなか見そうもない作品」というちょっとひねくれた分野が浮かび上がってくる。
 
自分にとっては一生縁のなさそうな、決して能動的に見ることのなさそうな作品。
例えば「釣りバカ日誌シリーズ」などは逆に飛行機の中でしか見たくない映画だとも言える(笑)。
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ついつい見てしまう機内映画常連鑑賞シリーズ。
 
そして上記二つの理由を併せ持った作品というのが必ずラインナップの中に入っており、それを定めていざ鑑賞に踏み切るのだ。
 
今回は「後妻業の女」と「ゴーストバスターズ」となった。
どちらも映画館の予告を見るたびに気になっていたのだが、やはりわざわざ劇場に足を運ぶまでには至らなかった。
 
尚、かなり誘惑に駆られたのだけども「シン・ゴジラ」の3回目、「君の名は。」の2回目鑑賞はグッと堪えた。
やはりここは作品へのリスペクトで敢えて見ないのだ!
 
「好きだからこそ見ない」
 
ここは譲れないコダワリである(笑)。
 
 
ここ数年で巡り合った邦画の佳作良作は数知れない。
「海街Diary」「そして父になる」「おにいちゃんのハナビ」「謝罪の王様」「ソロモンの偽証」「告白」などは機内映画で出会った印象的な作品達だ。
 
帰りの飛行機では何を見ようかな?
と今から楽しみにしているほどのことでもないけれども。
 
 

時差ボケを受け入れいろんなことをチョイチョイしながらちっとも眠くならないままブログも書き終わってしまった。
眠くならない不安感、後で眠くなってくる軽い恐怖感。
 
早く眠くなれ〜!←