カテゴリー別アーカイブ: 2015VAMPS WORLD TOUR

夢のように快適なベッドの話

夜走りしているバスの中からそれぞれ起床。
相変わらず超早起きのベーシストもいれば、変な時間に起床し二度寝するギタリストがいたり、あるいは昼を過ぎても一向に起きてこないキーボードの人などもいる。
僕のことだ(笑)

基本的に会場入りは午後2時以降が多いので生活全般はかなりゆったりめである。
Instagramを見るとじゅーけん氏が早朝の風景をアップしていることが多い。
朝起きて散歩をして写真を撮りインスタに上げるのが彼の朝の習慣になっているのだろう。
(※ベーシストと言ったりじゅーけんと名指ししていたりしてますが特に使い分けや意図があるわけではありません。当時の日記をツギハギしている関係上そうなってしまっていることによる不具合がむしろ面白いというかリアルだなぁとあえてそのままにしているだけの話ですので気にしないでください)

僕は前述の通りかなり寝坊助組なので実のところ午前中のバス車内がどうなっているのかよく知らない。
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(正確な時系列はわからないが僕がこのタイヤバーストの事実を知ったのはみんなよりもだいぶ後のことであった(笑))

毎晩毎晩深酒をしているのもあるが、もう一つ意外な理由があった。
何かと評判のよろしくないこのバス生活なのだが、僕に限っては寝心地が実に良いというすこぶる好印象かつ惰眠を貪りたい魅惑のベッドなのであった(笑)

車内のベッドは普通のシングルベッドの半分よりちょっと広いぐらい。
つまり、かなり狭い(笑)
長さはおそらく1.9メートル未満、高さはせいぜい60cmぐらいだろうか。
ホラー映画のようだがヘアメイクI井氏の手が度々このようにニョッと出ていた(笑)

追記:メジャーで測ってみたらいくらなんでも80cmはあると思われる(笑)


どう考えても寝心地は悪そうに思える。

異変に気がついたのはいつぐらいだっただろうか?
ある朝起きた時の自分の体調の良さにむしろ違和感を感じた。

僕は基本的に血行の良い身体だと思われ「末端冷え性」の真逆を行く「末端火照り症」のように手足の先端が熱い(笑)
肩こりという感覚が理解できるようになったのはようやく最近の話という実に幸せな血の巡りをしているのだが、腰だけは昔からどうにもひどかった。
「これ鉄でも入っているんですか!?」と整体師さんにビックリされるようなガチガチに凝り固まった腰なのである。

腰痛に悩まされだしたのは15歳の夏に無理な運動をしてケガをして以来、つまり腰痛歴30年以上のベテランだ。(昔話がすぐ30年前になる(笑))

MRIで断面図を撮ってもらったこともある。
椎間板の具合がよろしくないこともわかり手術を受けようかどうしようか迷っていた時期もあった。
2006年のFAITHツアーあたりが一番ひどかった時期で、あのツアーの時はライヴの1時間前にボルタレン座薬を毎回お尻に入れていたほどだった。

腰痛との付き合いが長い中でもっとも切ないのが、目が覚めるのは腰が痛くて起きることがほとんどだということ。
5時間以上連続で寝ることができない。腰の痛みで目が覚めてしまう。
結果的に8時間寝ることはできるにしても痛みで起きて姿勢を変えたり、ひどい時は寝ぼけながらも軽いストレッチをするなどをしなければならない。
仰向けで寝るだけでたちまち腰回りの血行が悪くなっていくのが実感できるほどだ。

布団や枕との相性もあるのだろうが、ツアー生活でいろんなホテルを泊まり歩いている経験上、ベッドが変わっても結果はあまり変わらなかった。
むしろいかにも高級そうなフカフカのベッドほど相性が悪く、せんべい布団傾向が強いほど快眠傾向が高いという、なんともビンボーくさい作用がつきまとっているのがどうにも恨めしい(^^;


そんな僕がこのバスでの就寝では全く腰の痛みがないまま快眠できていたことにある日気がついたのだ!
ベッドの大きさから推定するに、姿勢を変えるのはどうにも困難なことが想像つくかと思われる。
こんな窮屈なベッドでなぜ?

僕がお世話になっていたベッド。後部ロビードアの開閉時、耳元に「ガンッ!」と衝撃が走るのでツアー開始早々にここのドアは夜間開閉禁止のルールができた(笑)

「床ずれ」とは同じ姿勢をずっとしていることによって血の流れが悪くなることをいう。長い入院生活や寝たきり状態で起こる深刻な症状だ。
僕の腰痛にしてもきっとそれに近い状態というか「同じ姿勢による血行の悪化」が原因であることは間違いないだろう。

ここから先は仮説であるのだが…

移動中のバスというのは当然常に揺れている。
座っている時はあまり感じないのだが、横になると路面の感覚が背中全体で感じられるようになる。
これが実に悪くない感覚なのだ。
まるで足の先から頭のてっぺんまでの全身を、微振動によって同時に常にマッサージされているような感覚といったら褒めすぎだろうか?(笑)

定期的なリズムでガタン!と揺れるフリーウェイの継ぎ目には導眠効果もあり、適度の酒が乗り物酔い的な気持ち悪さを無効化してくれる。

ポカポカした冬の陽気の中、電車の座席に座っているときのあの感じといったらわかっていただけるだろうか?
心地よい暖かさと座席ヒーターの幸せなぬくもり、定期的な振動と全然無音じゃないのになぜか静かと感じるあの空間。

あの極上空間をさらに数段上のレベルにまで押し上げた感じ…
といったらやはり褒めすぎだろうか?(笑)


また車中泊になるときはバスは停車している状態なのだが、今度は発電機がずっと動き続けている。
度々壊れ続け問題の多かったポンコツ発電機ではあったが、これまた僕にしてみれば走行中の振動同様、実に頼もしいマッサージ作用が大きかったのではないだろうか?(笑)


あくまでも僕の体感上での仮説でしかないのだけれども、少なくとも僕が腰痛から解放されたのは事実だ。

実際の理由はもしかしたら別にあったのかもしれないけれども、僕はバスの振動による全身マッサージ効果を信じたい。

唯一の難点を挙げるならば、実証するにしてもなかなか得難い経験であるということだろうか?
だけども明日の医学界に役立つのならばいくらでも証言はする次第である。
信じる信じないはあなた次第として(笑)


結果として僕はこのバス生活の中で誰よりも多くの睡眠をとっていたと確信する(笑)

なぜって僕にとってはここ30年で最高の、まさしく夢のように快適なベッドだったのだから(^^)

ようやくアメリカツアー折り返し点を通過(笑)
自分が想像していた以上にこのシリーズは長く続くような気がしてきた。

ってか、、、まだ半分なのかよ!!( ゜∀゜)・∵.ぎゃぼー

Minneapolis
前々回のダラス(G)までの距離5,564km、停泊地カーニー(H)で6,411km、
そこからミネアポリスまでの666km(!)を加算して、7,077km。

今後も腰痛なく快眠をとりながら全米ツアーは続く!

目が覚めたらシャワーを浴びてお台場に向かいます。
今日からJOINT666ツアーが始まるのです。

「お台場まで遠いんだよなぁ」とか今後は思わないことにします。
上の地図の比率で考えると…ほとんどミクロの世界だもの(笑)