カテゴリー別アーカイブ: 2018 ASIA TOUR

ドリアン事件

中国→香港→マレーシア→台湾、4カ国5ヶ所6公演、2週間に及ぶアジアツアー最終日を台北で無事終演を迎えられたメンバー&クルーとで盛大な打ち上げが催された。
 
中華料理を食べ続けたツアーであったが、最終日は盛大な台湾料理。部類としてはやはり中華料理に属するのだが、ここまで中華の続く食生活を続けていると、上海、北京、広東、四川といった違いがわかってくる。
 
香辛料や食材の使い方にそれぞれ違いがあり、人によって好みが分かれる。
台湾料理は香港に負けず劣らず日本人の味覚によく合う中華料理だと思う。
もちろん店によっても味はそれぞれに違うし、取っ付きにくい味や匂いの料理も多い。
 
だけども慣れてくると美味しくなってくるような「やや上級者向けの味覚」といったらよいのだろうか?
臭豆腐や八角たっぷりの豚の角煮などは初心者にはキツい味となるだろうが…これがなかなかどうしてクセになる味なのだ。
 
今回僕はスタッフでのツアー参加だったので打ち上げのテーブルもスタッフと同じだったのだが、突然「ハッピバースデートゥーユー♪」と歌声が乱入してきた!
気がつけばケーキを持ったハイド氏に続きステージメンバー全員に囲まれていた。
これにはスタッフ全員でビックリ!
「だ、誰の誕生日?」とキョトンとするスタッフさん。すみません僕です(笑)
 
ここ最近は海外で誕生日を迎えることが多い僕だったのだが、まさかのサプライズが今年も待っていたとは!
プレゼントは…スペシャルなジャックダニエルとスペシャルなマッカラン!(どちらもお酒です)
 
これは…もったいなくて飲めない系?
と言いつつもあまりに巨大な箱の特別なジャックダニエルはとても持ち帰れそうもないので、ここですぐ開封してしまうことにした。
お世話になったみなさんとパアッと飲んでしまう方がお酒にとっても本望であろう。
(といいつつ実はこの後の部屋飲み用にとマレーシアの免税店で買っておいた未開封の1リットルワイルドターキー12年もあったんだよなぁ…とお酒マネージメント機能がフルで計算をしていた)
エッジのきいたNo27.GOLD
 
美味しいお酒と中華料理とケーキで舌鼓。大満足。
今年もありがとうございました!
と打ち上げ会場を後にする。
 
しかしここはやはりホテルに戻って部屋飲みであろう。
追加のお酒とツマミを補充しにスーパーに寄ってみたらば…
あああ!今回の旅の目的の一つである「南国のフルーツの王様を食べる」というミッションをまだクリアーしていなかったことを思い出す。
 
そう、ついに我々の目の前にやってきたのだ…「ドリアン・チャンス」!!
 
 
 
中学生の頃に読んだ短編小説の中で初めて知ったドリアンなのだが、その小説にはこのように書かれていた。
 
「果実とアイスクリームの、一番上質な部分を風味豊かに練りあわせたような味…それに、どこか腐りかけた生き物の、退廃の味が舌の奥をくすぐる」
 
これまでも食べるチャンスは何度となくあったのだが、51歳になるまでその味を知らないまま生きてきてしまった。今回のスタッフ最若年の23歳とワクワクしながら匂いを嗅ぐ。
クンカクンカ…
 
スーパーでよくあるカットメロン程度の大きさのパック。499台湾ドルは約1850円。やはり高級フルーツだ。
 
「あれ?言われているほどキツい匂いでもないぞ?これなら問題なくいけるんじゃね?」
と購入してホテルに戻ったのだが…
この時の僕はドリアンの恐ろしさにまだ気がついていなかった。
 
念のためホテルロビーで開封してみんなで一口ずつ食べてみる。
…食べられなくはないけど美味しくもない気がする。
ドリアン禁止のホテルもあるそうなのだけども、このやり取りをホテルマンは微笑で見守っていたので大丈夫のようだ(確証なし)。
 
程なくして始まるホテル飲み。アーティスト本人はきっと何か嫌な気配を察したのだろうか?最後までこの部屋を訪れることはなかった…「僕の近くでドリアン食べるの禁止」と言われていたような気もするしなぁ(笑)
 
(出国する前に差し入れでもらった「うずらの燻製」を振る舞ったらドリアンとは対称的にとても喜ばれた)
 
とても楽しい部屋飲みなのだが、なんかさっきからイマイチ盛り上がりに欠けるのは…部屋の中が臭いからだ。
ドリアンの臭気がジワジワと攻め続けてくる。
 
よく言われている「うんちみたいな臭い」とは違うのだけれども、ライト級の腐敗臭が重なり織りなし、やがて強大な威力となってのしかかってくるような…そして気がつけばうんちどころではない。臭い!
 
そしてさっき食べた自分の胃の中から食道を伝わってジワジワと自分の口内や鼻腔内にドリアンの臭いが逆流してくる。ゲップをしたら完全にオナラの臭いだろう。
そしてその嫌な感覚が他の食べ物の味覚を分解してドリアンの味を強調しているような恐ろしい現象が口の中で繰り広げらているように感じられる。
 
ビニール袋に封印したものの、ドリアン臭は容赦なく透過して臭気を放ち続ける。
 
とりあえず部屋を訪れる人全員が例外なくこの「ドリアンチャンス」の洗礼を受けたわけだが、とても不評であった(そりゃそうだろ)。
しかしそれを含めて大変楽しい飲み会となった。
 
あー楽しいなぁ………
………
……
。。。
 
 
翌朝ベッドで目覚めると…部屋の中がくさい。
まだドリアンの強烈な臭気が充満している。
 
え…なんで?
 
確か昨夜は砂パン(ベースの砂山氏)の部屋で飲んでいたはず…
ふと横を向くと、そこには砂パンがいた。
そして「よく眠れました?」と乙女チックに聞かれる。
 
あれ?あれれれ?
 
(808Tシャツでのツーショット)
 
51歳しょっぱなからぶっ飛んでますけど…
いい加減大人の飲み方を身につけたいものです。

カレー事件

我々が香港の空港に到着したのは5月8日の13時過ぎのこと。
入国審査後に一旦ロビーを出たところに集合をする。
「ではバスが到着するまでやや時間がありますので40分後に再集合してください」とコーディネーターさんに言われたのが14時ジャスト。
僕はツイッターにも書いたとおり、元と円を香港ドルに換金して「香港、マレーシア、台湾で使える万能SIMカード」を購入して設定をしていた時間、その裏ではステージミュージシャンの男性陣は空腹を満たそうと空港をウロウロしていたそうだ(堀向氏、城戸氏、砂山氏の3人)
目に入ったのがカツカレーの看板。日本を離れて一週間、そろそろ和食というよりはそういった「当たり前のB級グルメ」に惹かれるゾーンだろう。
実際全員がその写真に釘付けとなり、フラフラと吸い寄せられるかのようにその店に入ったという。
 
満場一致でカツカレーを注文したのが14時5分。集合まで35分あれば十分間に合うであろうという算段であったらしいのだが、20分待てどカツカレーは来ない。30分が経過した残り5分、いい加減間に合わないのでもう店を出ようと席を立った瞬間をはかったかのようなタイミングでカツカレーがやってきたそうだ。
 
 
「え?いや、もう間に合わないんで…」と一旦は振り切ろうとしたそうなのだが、あまりに美味しそうなカツカレーの見た目に全員が釘付けとなり、その言葉が引っ込んでしまったらしい。
「よ、よし、一口だけ食べて行こう」とパクついたところ…激ウマ!ヤバイ!ヤバ過ぎる!なんだこのカツカレーは!?となり…一口だけでは済まされなくなってしまったそうだ(笑)。
 
集合時間に遅れてしまうことは百も承知とは言え、やめられない止まらない。
人間やめますか?レベルの悪魔的美味であったらしい。
 
とはいえ理性的な社会人である彼らは半分食べられずあたりのタイミングでキッチリと人間に戻り猛ダッシュで集合場所に戻ったそうである。
 
「ああ…あんなにも素晴らしいカツカレーを完食できなかったことが今のところこのツアー最大の悔いなんです…」
クールなバンマスの堀向氏とは到底思えないようなセリフである。
「食い物の恨みは恐ろしいね」とみんなで笑ったのが「香港国際空港カレー事件」の全貌である。
 
ーーー楽屋で聞いた話なので詳細は正確ではないかもだけども、結果として車の到着が遅れたのでそこまで急いで戻らなくてもよかったというオチがつく(笑)ーーー
 

 
そしてその二日後にあたる今日、再び我々は香港国際空港に戻ってきた。
 
そんな話を聞かされていたら是が非でも食べたくなるのが人情である。
後ろ髪を惹かれまくった3人に加えて僕とYUKI君の5人でリベンジを果たすことになった。
幸い搭乗時間まで2時間近くある。さすがに今日はどれだけ待たされようとも大丈夫であろう。
 
しかし念には念を入れ発券手続きの早く終わった堀向氏がすぐにカレー屋に向かい、綿密なLINEのやりとりで速やかに全員のオーダーを先行して注文しておいてもらう(ま、全員カツカレーだったけど(笑)。
鉄壁のチームワークだ。
そして時間差で全員がカレー店にバラバラに集い、最後の一人が着席したタイミングでカツカレー5皿がやってくる。
はや!前回の30分待たされはなんだったのだろうか?
それにしても…なんと見事なカツであろうか!
日本のカツカレーでここまで気合の入ったカツというのはなかなかお目にかかれない気もする。(ルゥが少なめだったのがやや残念)
 
いただきまーす。
 
パクリ、、、
 
美味い!美味すぎる!
 
(これだけ見事なトンカツは日本国内でも珍しい)
 
なんというか、当たり前の味だ!
 
昨日楽屋のケータリングで食べた本格インドカリーとは違う、いわゆる「ジャパニーズカレー系」なのだが、やはり異国で食べるこういった「当たり前の味」は本当に貴重な味覚だと思える。
 
想像してみてほしい。
もしも1年間和食のない異国で来る日も来る日もパンとジャガイモと美味しくない現地料理だけを食べ続けた日々を過ごして「好きなもの食べていいよ」と言われた時に選ぶ一食を。
 
もちろん個人差はあるかとは思うが、大抵の人なら「いつも食べていた当たり前のもの」を欲するように思うのだ。
普段めったに食べられない高級割烹とかではないと思う。
ちなみに僕は海外出張から帰ってきての最初の一食は「卵かけご飯と大根と油揚げの味噌汁とアジの開きと焼き海苔」といった極普通のご飯が一番幸せだと思っている。
 
まさにこのカツカレーはそういった意味では特別美味しいといったわけではなくどこにもでもある「当たり前の味」だったのだが、完全にノックアウトされてしまった。
「いかん、ニヤついてしまう」となるし、全員何も言わずに黙々と食べている。
僕に関してはここ10年間ひたすらガマンし続けていたカツカレーであったのでまさに悪魔的な美味しさであった。(カツカレーのカロリーを調べてはいけない)
 
 
…思えばこの一週間はひたすら中華料理を食べ続けていたなぁ…
 
アメリカやヨーロッパではオアシスのようにありがたい中華ではあったのだが(ステーキとハンバーガーとサブウェイのサンドイッチが繰り返される日々の中の中華はやはり嬉しいのだ)、それすらも毎日続けば飽きてくる。
我々日本人が毎日食べていて唯一飽きないもの、それが「当たり前の食事」なのであろう。
 
当たり前が当たり前でなくなった時、人は初めて日々のありがたみを知り、そして当たり前を欲するのだ。
 
尚このカツカレーの値段だが、生涯最高額になるであろう日本円に換算して約2600円(アイスコーヒー付)であったが、悔いはない!
 

といった日記を香港からクアラルンプールに向かう飛行機の中でタイプしている。
 
マレーシア、そしてマレーシアの料理…僕にとっては未知の世界だが、今日の夕食が中華でないことを祈るばかりだ(笑)
 
※翌日はマレーシア料理を堪能、名物のチキンカレーとシーフードカレーがとにかく絶品!カレーが連続しているけれども全然問題なし!カレー魔力恐るべし!
 
※※といった日記を書き上げておきながら更新できていなかった。最終地台湾に来てしまっているではないか!

上海 北京 公演終了!

上海と北京でのコンサート3本が無事終了した。
昨年末の幕張での「極上音楽空間」を見させてもらった時の感動を再び、しかも今度は至近距離で準備段階から関われたのだから僕は幸せものである。
しかし当然そこには素晴らしいステージの一部を背負う「責任」がのしかかってくるわけで、手放しで感動しているわけにはいかないポジションにもなるわけだ。
(写真中央ピアノの調律をしている調律師は「東洋の奇跡」と呼ばれている方で、それはもうピアノの全てを熟知している神様のような方だった。この人の手にかかるとピアノの音色がまるで変わってしまう奇跡を目の当たりにした)
 
 
リハーサルは無我夢中、本番初日はまさに濁流の中のボートを操るような緊張感(大げさ)、二日目になってやや周囲を見渡せるようになり、そして三日目の北京公演ではだいぶ精神的にゆとりが持てるようになってきた。
サウンドチェックやリハーサル時には客席から全体の音を聞いたり、本番中も本人の挙動を観察したり、メンバーの演奏を細かく聞いたりといった、トータル面で見渡せるようになってきた。
客観的視点の中から主観的にピンポイントの音を愉しむような行為にワクワクしながら♪
(トータルサウンドを作っているPAチーフのタカマさんに質問を投げかければ即答が返ってくるという完全越権行為な贅沢すぎるサウンドチェック♪←悪びれていない)
 
そして黑ミサメンバーのキャラクターがVAMPSとは対象的に違うのが興味深い。
ドラムの城戸氏とベースの砂山氏は非常に安定したビート感を保ちつつも絶妙なグルーヴを仕掛けてくるミュージシャンだ。
お二人とも幼少の頃からピアノを習っていた絶対音感の持ち主、ストリングスセクションの通称「お姉さま方」やピアノの堀向氏はもちろんのこと、みなさん非常に音楽スキルの高い集団ということになる。
YUKI君にしてもロックミュージシャンとは思えない抜群の譜面力を持ったギタリストだ。(ちなみに僕とYUKI君は実は案外古い付き合いで、リュシフェルのレコーディングにマニピュレーターとして参加していたのは1999年なので約20年前となるのか!)
 
さらにスタッフのキャラまでもがVAMPSスタッフとはまるで違うのが興味深いを超えてもはや面白い。
この10年間僕はほぼVAMPS現場だけにいたのだけども、ごくたまに別の現場に参加した時に感じた違和感のようなものを、今回ようやくハッキリと認識した。
違和感の正体は「いつもと違う」。
そのまんまなのだが、その「いつも」の方が世間からすればよっぽど「違う」という違和感、をお分かりいただけるだろうか?(笑)
 
「なんでこの現場はこんなに静かに事が運ぶのだろう?」
「なんでこの現場は集合5分前に全員が揃っているのだろう?」
「なんで舞台監督はニコニコと柔和なイメージなのだろう?」
「なんでPAチーフはべらんめぇ口調じゃないのだろう?」
「なんで楽器テックはグイグイとキャラを前面に出してこないのだろう?」
「なんで飲み会の席がこんなにオトナの飲み方なのだろう?」
「なんで誰も泥酔しないのだろう?」
 
いくつもの「なんで」が連鎖的に積もっていくのだが、ここへ来てハッキリとわかった。
 
・現場とは通常よほどの問題がない限りは極めて合理的に事が運ぶ。
・24時間常に戦闘態勢の舞台監督はあまりいない。
・PAチーフが全員「鬼軍曹」であるわけがない。
・テクニカルスタッフは影のような身のこなしがむしろ普通だ。
・別に自分の限界を追い求めるまで飲む必要はない。
・しかし僕はしっかり酔いあげている←おい!
 
そうか!今までの環境がむしろ特殊だったのか!メンバーもスタッフも!
という当たり前体操的なことに気がついてしまった自分なのであった。
 
VAMPS現場では「強い個性がないと生き残れない」という暗黙の了解があったとも今回聞いた。
「それにしてもよりによって濃いキャラの集合体でしたよねぇ…」と各キャラを熟知するスタッフにしみじみと言われ、改めて変な人たちの集団だったんだなぁと実感したのであった。
 
うん…良くも悪くも(笑)
 
今回のクルーが無個性ということではない。
 
ちゃんとしてます!
 
いやいや、VAMPSクルーがちゃんとしてないということではなくて…(笑)
 
 
リハ初日から最終日まで3週間弱という短いお付き合いのチームではあるけれども、楽しい毎日を過ごしている。 
「小学生の頃からずっとラルクのファンでした!」といった若手スタッフもおり、カリスマ的存在の現場で働いているという光栄、充実感と喜びと緊張の空気感がベテランスタッフにも伝わってくるようで、とてもよい刺激を受けている日々でもある。

中国通信事情

数年ぶりの上海。
いろいろなウワサ飛び交う様々な中国事情ではあるが、前回まではあまり感じなかった「通信の不便さ」を今回目の当たりにした。
というよりも、我々の生活はいつの間にか某巨大企業によって管理されていることをまざまざと実感した。
 
中国では検索エンジンの使用に制限がかけられており、主にGoogleのサービスのほとんどを受けることができない。
「ふ〜ん、じゃあYahoo!を使えばいいじゃん」と思ったあなたは素人さんである。
現在の多くのページはYahoo!も含めてGoogleの検索エンジンありきで作られているからだ。
旅先で大活躍するGoogleMapも使えないし、Webページ内に当たり前に組み込まれている地図表示や検索、iPhoneの標準機能にもGoogleは深く関わっている。
それらが使えない=体感的にインターネットと表示デバイスの機能が半分ぐらい制限されている気になってしまうのだ。
 
日本の通信会社が提供している「海外パケットサービス」を使ってもこれらの機能制限はどうにもならない。
しかし気がついた中ではその程度の制限で済んでいる。
 
これが中国国内のWi-Fiを利用してのアクセスとなると、さらにLINE、Twitter、FaceBook等へのアクセスが一切できなくなる。
Googleが使えずSNS全般が使えなくなると、これはもうお手上げである。
 
メールはなんとか普通に使えるようではあるが、G-MailというGoogleのメールサービスはかなり挙動があやしくなる。アカウントエラーが頻繁に起こりその度にパスワードを求められたりするのでギブアップ気味だ。
 
といった不便さがあるものの、電波の品質自体は日本と同等のようで、大抵の場所で4G,LTE接続がされる。
YouTubeの動画などもグイグイと見られる点では、アメリカやヨーロッパよりも快適だ。
あくまで個人的な体感ではあるけれども、ネットスピードはアジア圏の方が圧倒的に優れていると思われる。
 

さて、一週間程度の滞在とは言え、やはり不便のままネットを使い続けるのはイヤだ(笑)。
できうる範囲でのちょっとした工夫はしたい。
まずは何といってもGoogleの代替手段、「日本語での検索が可能なサイト」をショートカットに登録し直すことからはじめる。
僕が普段使っているWebブラウザは「⌘+5」というショートカットキーを押すとGoogleにジャンプするように設定をしているのだが、この行き先を「goo」に変更した。
「検索=⌘+5」は、身体というか小脳が反射的に動いてしまうレベルなので、設定を変えるのが一番早い。
 
またiPhoneのホーム画面もいくつかアプリの配置を変更した。
使うことのできない「GoogleMap」や「LINE」などを代替アプリに置き換えていく。
GoogleMap→Maps(apple純正)
LINE→WeChat(STAFF間の業務連絡用)
Instagram→Google翻訳(これは普通に使える)
 
パソコンもスマートフォンも設定の変更は1分もあればできる。
面倒臭がらずに再設定するだけで一週間プチ不便な思いをしないで済むならすぐにしよう(笑)。
 

今回のスタッフチームはアジア圏の経験の豊富な方が多く、いろいろとためになる話を聞けた。
まずは懸念のどうするのが一番安くあげられるか?だ。
 
今回僕は何の工夫もなく「ソフトバンクの海外パケットサービス」、つまり何にもしなかったわけだが、僕の考えはこうだった。
各種ポケットWi-Fiのレンタルも考慮し試算もしてみたのだが、4カ国2週間となるとどこも3万円近くかかってしまうのに対してソフトバンクは一日最大2,980円。15日ともなれば45,000円となってしまう。
当然レンタルしたほうが安いのだが、オフ日にしても本番日にしてもホテルと会場にしかいないような日だったら現地のWi-Fiだけを使って済む日も出てくるのではないだろうか?
そういった日が全体の中に5日間あればその時点で差額はゼロ、しかも多くのレンタルWi-Fiは一日の使用が500メガまでといった制限があるのに対してソフトバンクにはない。
さらにはこれも経験してきたことではあるのだが、レンタルWi-Fiというものが案外かさばる上にバッテリーの消耗が激しく、気がつくとバッテリーが切れていたり自動電源オフになっていたりして、いつの間にか普通の接続に切り替わっていて結局ソフトバンクにも払う羽目になったじゃないか!といった事態が度々起こっていた。
都度ちゃんとつながっているか、接続がはずれていないか?といったチェックをするのはストレスも溜まる。
ならばいっそのことレンタルしない!
 
…大きくは間違っていないとは思っている。
 
しかし中国語を普通に話す照明チーフのフジワラさんが言うには、あらかじめソフトバンクの個人ページからSIMフリーの手続きをしておけばよかったらしいのだ。
この辺りの事情に疎かったのだが、現在携帯三社は手続きでSIMフリーの状態にすることができるようになっているそうなのだ。え?そうだったの?
 
そして中国本土で使えるSIMというものが各種あり、例えば香港の通信会社のSIMに差し替えることで1Gにつき数百円といった格安の従量制課金で利用することができたそうなのだ。
え!知らなかった!じゃあ早速手続きを…と思ったのだけれども、この手続には一つだけ条件があるそうで、「機種変更をしてから半年が経過してから」なんだそうだ。
機種変更?12月にしてますけど…え?ギリギリ半年経過してないとか!?
 
惜しい!惜しかった!
 
P.A.チーフのタカマさんもコンビニで普通にスマートフォンのアプリで買い物をしていたりしてカッコイイ。
「中国系の銀行カードがないと手続きできない各種手続き」をいろいろ工夫して使えるようにしているそうだ。
通訳さんにも「WeChatに電子マネーをチャージすれば街中で使えますよ」と言われているのだが…一度に与えられた情報が多すぎて混乱している情弱おっちゃんなのであった。
なんか怖い。使い切れそうもないし今回はいいです…
 
とりあえず制作のタケちゃんに「二千円分を両替して」とお願いして115元の現金を手にいれられた。
今日はそれでよしとしよう。
 
とどめ
この記事を書きながら念のためと今一度レンタルWi-Fiを調べていたら…え?一日700円台のプランがゴロゴロ出てきた。なんだそれ…!あ!もしかしてGW期間だけ高かったとか?

空港ラウンジにて

今回HYDE黑ミサツアーASIAで2週間の海外出張となった。
上海ー北京ー香港ークアラルンプールー台北 の5箇所6公演である。
 
これまで幾度となく海外ツアーに同行させてもらっているが、やはり出発の日の朝は緊張する。
外国行きの飛行機は朝から晩までたくさんあるのに、なぜだが午前中集合であることが圧倒的に多いような気がしている。
今回の集合も朝の9時、GWの中日とはいえ平日。電車は通勤ラッシュアワーである。
大きなスーツケースとおおきなリュックを背負っての乗車は肩身が狭い。
バスは予約でいっぱい、車で行って駐車場が満車だったら?と考えると電車で行くのが最も確実だ。
 
航空会社ロビーにはムラさんとコンちゃんがいた。
各自チェックインして「では乗り遅れないようにゲートに来てくださいね」と言われる。
ひたすら繰り返されてきた業務なので確認は最小限、団体行動もしない。楽だ。
特に買うものもなくさっさと出国手続きを済ませて航空会社ラウンジにしけこむ。
これは2015年に地球3周分飛行機に乗りまくったおかげで取得できた「永続的なラウンジ使用権」なのだが、これが実にありがたい。
お酒飲み放題なのも嬉しいサービスだが、ここはやはり品行方正にビールなら1~2杯、ワインにしても1杯に抑える。旅ははじまったばかり。序盤から酔っ払っていてはいけない。
 
軽く和朝食をチョイス(カレーライスが名物なのだが個人的には辛子明太子がかなり本格的でとても美味しいので8:2の割合で和食にしてしまう)食後はコーヒー片手にゆったりできるソファーへ移動してノートPCを開く。
 
今回もファンクラブの海外ツアーレポートを担当することになっているので、全体的な流れを把握しつつ山場をどこに持ってくるか?などのアタリをつけ、出発前からいろいろとあざといことを考える(笑)。
ノンフィクションのドキュメントレポートとはいえ、どの素材を選びどこを切り取るかといった選択は「演出」の部分に該当するのだろう。
ただ起こったことだけを箇条書きにしていたのではレポートにはなってくれない。
 
なんて書いていたら視界の隅にオーラの塊のような気配を感じた。
目視して確認するまでもなく彼が来たのがわかる。
 
「おはようございま〜す」
挨拶をしたらサングラス越しで無言の笑顔をくれた。
 
今回の旅がいよいよはじまったことを実感した。
 

…と、スカした文章になってしまったのはやはりここが航空会社ラウンジだからなのだろう(笑)。
庶民の僕には似合わない場所なのでテンションを通常に戻す。
 
ここの空気感を一言で言い表すならば「油断しても大丈夫なとこ」だろう。
静かな場所、ゆっくりウンチができて荷物の置き引きを心配しなくてもよい治安の良い空間。
 
 
と書いて時間切れ、搭乗となり無事入国、ホテルチェックイン、会場視察とセッティング、晩酌のビールもコンビニで無事確保しホテルに戻りシャワーを浴びてビールをグイグイ飲んでいたらいつの間にか爆睡、朝起きてシャワーを浴びて朝食を食べながらアジア経験豊富な照明チーフのフジワラさんにいろんなこの国の事情を伺い、部屋に戻って準備をしながらこれを書いている←今ここ
 
さて、もうすぐ会場入り。
今日はアジアツアー初日!
行ってきます。