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ドリアン事件

中国→香港→マレーシア→台湾、4カ国5ヶ所6公演、2週間に及ぶアジアツアー最終日を台北で無事終演を迎えられたメンバー&クルーとで盛大な打ち上げが催された。
 
中華料理を食べ続けたツアーであったが、最終日は盛大な台湾料理。部類としてはやはり中華料理に属するのだが、ここまで中華の続く食生活を続けていると、上海、北京、広東、四川といった違いがわかってくる。
 
香辛料や食材の使い方にそれぞれ違いがあり、人によって好みが分かれる。
台湾料理は香港に負けず劣らず日本人の味覚によく合う中華料理だと思う。
もちろん店によっても味はそれぞれに違うし、取っ付きにくい味や匂いの料理も多い。
 
だけども慣れてくると美味しくなってくるような「やや上級者向けの味覚」といったらよいのだろうか?
臭豆腐や八角たっぷりの豚の角煮などは初心者にはキツい味となるだろうが…これがなかなかどうしてクセになる味なのだ。
 
今回僕はスタッフでのツアー参加だったので打ち上げのテーブルもスタッフと同じだったのだが、突然「ハッピバースデートゥーユー♪」と歌声が乱入してきた!
気がつけばケーキを持ったハイド氏に続きステージメンバー全員に囲まれていた。
これにはスタッフ全員でビックリ!
「だ、誰の誕生日?」とキョトンとするスタッフさん。すみません僕です(笑)
 
ここ最近は海外で誕生日を迎えることが多い僕だったのだが、まさかのサプライズが今年も待っていたとは!
プレゼントは…スペシャルなジャックダニエルとスペシャルなマッカラン!(どちらもお酒です)
 
これは…もったいなくて飲めない系?
と言いつつもあまりに巨大な箱の特別なジャックダニエルはとても持ち帰れそうもないので、ここですぐ開封してしまうことにした。
お世話になったみなさんとパアッと飲んでしまう方がお酒にとっても本望であろう。
(といいつつ実はこの後の部屋飲み用にとマレーシアの免税店で買っておいた未開封の1リットルワイルドターキー12年もあったんだよなぁ…とお酒マネージメント機能がフルで計算をしていた)
エッジのきいたNo27.GOLD
 
美味しいお酒と中華料理とケーキで舌鼓。大満足。
今年もありがとうございました!
と打ち上げ会場を後にする。
 
しかしここはやはりホテルに戻って部屋飲みであろう。
追加のお酒とツマミを補充しにスーパーに寄ってみたらば…
あああ!今回の旅の目的の一つである「南国のフルーツの王様を食べる」というミッションをまだクリアーしていなかったことを思い出す。
 
そう、ついに我々の目の前にやってきたのだ…「ドリアン・チャンス」!!
 
 
 
中学生の頃に読んだ短編小説の中で初めて知ったドリアンなのだが、その小説にはこのように書かれていた。
 
「果実とアイスクリームの、一番上質な部分を風味豊かに練りあわせたような味…それに、どこか腐りかけた生き物の、退廃の味が舌の奥をくすぐる」
 
これまでも食べるチャンスは何度となくあったのだが、51歳になるまでその味を知らないまま生きてきてしまった。今回のスタッフ最若年の23歳とワクワクしながら匂いを嗅ぐ。
クンカクンカ…
 
スーパーでよくあるカットメロン程度の大きさのパック。499台湾ドルは約1850円。やはり高級フルーツだ。
 
「あれ?言われているほどキツい匂いでもないぞ?これなら問題なくいけるんじゃね?」
と購入してホテルに戻ったのだが…
この時の僕はドリアンの恐ろしさにまだ気がついていなかった。
 
念のためホテルロビーで開封してみんなで一口ずつ食べてみる。
…食べられなくはないけど美味しくもない気がする。
ドリアン禁止のホテルもあるそうなのだけども、このやり取りをホテルマンは微笑で見守っていたので大丈夫のようだ(確証なし)。
 
程なくして始まるホテル飲み。アーティスト本人はきっと何か嫌な気配を察したのだろうか?最後までこの部屋を訪れることはなかった…「僕の近くでドリアン食べるの禁止」と言われていたような気もするしなぁ(笑)
 
(出国する前に差し入れでもらった「うずらの燻製」を振る舞ったらドリアンとは対称的にとても喜ばれた)
 
とても楽しい部屋飲みなのだが、なんかさっきからイマイチ盛り上がりに欠けるのは…部屋の中が臭いからだ。
ドリアンの臭気がジワジワと攻め続けてくる。
 
よく言われている「うんちみたいな臭い」とは違うのだけれども、ライト級の腐敗臭が重なり織りなし、やがて強大な威力となってのしかかってくるような…そして気がつけばうんちどころではない。臭い!
 
そしてさっき食べた自分の胃の中から食道を伝わってジワジワと自分の口内や鼻腔内にドリアンの臭いが逆流してくる。ゲップをしたら完全にオナラの臭いだろう。
そしてその嫌な感覚が他の食べ物の味覚を分解してドリアンの味を強調しているような恐ろしい現象が口の中で繰り広げらているように感じられる。
 
ビニール袋に封印したものの、ドリアン臭は容赦なく透過して臭気を放ち続ける。
 
とりあえず部屋を訪れる人全員が例外なくこの「ドリアンチャンス」の洗礼を受けたわけだが、とても不評であった(そりゃそうだろ)。
しかしそれを含めて大変楽しい飲み会となった。
 
あー楽しいなぁ………
………
……
。。。
 
 
翌朝ベッドで目覚めると…部屋の中がくさい。
まだドリアンの強烈な臭気が充満している。
 
え…なんで?
 
確か昨夜は砂パン(ベースの砂山氏)の部屋で飲んでいたはず…
ふと横を向くと、そこには砂パンがいた。
そして「よく眠れました?」と乙女チックに聞かれる。
 
あれ?あれれれ?
 
(808Tシャツでのツーショット)
 
51歳しょっぱなからぶっ飛んでますけど…
いい加減大人の飲み方を身につけたいものです。