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キムチ考

キムチという食品が好きだ。
僕の母の好物だったので幼い頃から食卓によく出ていたと思うのだが、「子供が食べるとバカになる」と牽制されて食べさせてもらえなかった(笑)。
昭和の当時は一般的に「朝鮮漬け」と呼ばれていたと思う。
 
それでも初めて食べたのは普通の子供よりだいぶ早かったように思う。
強烈な辛さでありながらご飯と相性バッチリの味にビックリしつつもすぐに順応できた。
以来40年以上、嫌いになることなく食べ続けている食品である。
 
拙著「楽痩せ」でも言及していることなのだが、キムチはとても身体によい食品であり、またダイエットの心強い味方になってくれる。
前述の通りご飯との相性が良いので肥満を後押しする危険性もはらんだ商品なのだが、僕に関してはここ10年ご飯とは切り離して「おつまみ」として捉えられている。
 
 
本場韓国で食べるキムチは本当に美味しい。
辛すぎず酸っぱすぎず絶妙なコクと食感が堪らない。
キムチばかりを食べているわけではない。
その他の韓国食品を食べつつもふとキムチに戻ってリセットを繰り返す。
参鶏湯のようなあっさりした味わいと交互に食べだしてしまったらもういけない。
絶妙なあっさりさ加減と絶妙な辛さ加減のエンドレス波状攻撃は、「無限ループ地獄(天国)」に陥ってしまう。
 
日本で食べるキムチも美味しいのだが、同じ食材を直輸入して本国と同じ方法で作っても、決して同じ味にはならないそうだ。
やはり気候風土、気温や湿度などの違いが発酵食品の味を変えるのだろうか?
まぁそこまで同じ味である必要もないし、最近は日本で売られているキムチでもかなり気合の入った美味しいものが増えてきている。
 
韓国で有名な「宗家」「一億兆」といった有名なキムチも、最近は大手スーパーでも売られている。
「宗家」はセブンイレブンでも小さなパックで売られているのでご存知の方も多いだろうが、スーパーで売られている250グラムのパックはより本場の味に近いと思うのでオススメしておきたい。
(うちの近所だとスーパー「LIFE」で売ってる)
 
そして国内で売られているキムチで僕が贔屓にしているのがスーパー「サミット」で売られている「ヤンバンキムチ」である。
330グラム398円税別は一般的なキムチと比べるとややお高いのだが、このキムチは上記の韓国本場とはやや趣が異なりつつも安定した美味しさを誇っており、食べるたびに「それにしても美味しいなぁ……」と思える逸品だ。ご近所にサミットがあり、まだこのキムチを試したことがない方がいらしたら是非一度ご賞味あれ(^ ^)
 
 
ところでキムチを家庭で美味しく食べるコツをご存知であろうか?
この「ヤンバンキムチ」の外枠に書いてあった説明文を読んで知ったことなので、僕にしても2年ぐらい前に実践しはじめたことではあるのだが、「毎回食べる分だけさっと取り分けたらすぐに封をすること」が大切らしい。
 
キムチは発酵食品なので、なるべく空気に触れさせる時間が短いほど美味しさを保てるそうなのだ。
そもそも「発酵」とは微生物の生命活動の一環なのだが、わかりやすく説明をすると、微生物は空気がある状態では「呼吸」をし、空気がないと「発酵」をしているそうなのだ。
つまり発酵を促進させたいならば「空気にはなるべく触れさせない」が最も効果的で簡単な方法となるのだろう。
 
そしてスーパーサミットのヤンバンキムチ販売方針の奥深さに気がついて思わずニヤリとしてしまったのが半年ほど前だっただろうか。
一般的に食品の賞味期限というのは先の日付である方が鮮度があって美味しいとされているわけだが、キムチに関しては必ずしもそうとは言えない。浅漬けすぎたのでは物足りないからだ。
 
 
この写真を見てお気づきになられたことはあるだろうか?
 
そう、5/23時点で賞味期限が5/31〜6/28までと、かなり幅広いのだ。
蓋に書かれている通り、賞味期限40日前はあっさりとした漬かり方、15日前でたっぷり漬けなので、同じ商品でも味わいはまるで異なる。「お好みの味覚で選んでくださいね」ということなのだ。
 
僕はどちらの味わいも好きなので毎回気分で選んでいるのだが、大体この1パック330グラムを5日間で食べきっているので賞味期限10日前の商品であっても問題はない。
 
また基本的にはキムチはそのままストレートに食べることが多いのだが、時には気分を変えて豆腐の上に乗せてキムチ豆腐にしてみたり、納豆と混ぜてキムチ納豆にしたりすることもある。
しかしキムチ納豆にする場合はこのヤンバンキムチを使うのはややもったい気もするので、もうちょっと安いキムチを使うことにしている(笑)。
だってほら、せっかくの素晴らしい味なのに納豆にかなり味を持っていかれちゃうのはやっぱりもったいないでしょ?
 
逆に買ったことのない未知のキムチが期待に反してガッカリな味だった場合、「豚キムチの刑に処す!」といった感じで食材として転用することにしている。
キムチチゲ、スンドゥブ、キムチチャーハン等のセカンドライフを全うしていただきたいし、イマイチなキムチであっても大量に投入したキムチチゲはやはり美味しくならざるを得ないのだ。
 
ああキムチ、キムチちゃんよ、これからも僕の酒の肴として、小腸内の秩序のため、ずっと美味しく食べさせておくれ!